
我が家のテラスにある花壇の最後のチューリップ。
今年はとても大きな花が開きました。
「母の日特集」の一環として地元紙に「画家が描いた母親の肖像画」の記事が掲載されました。
有名な画家ばかりなので作風から誰のお母様かわかるかと思います(「解答」は写真の後で


ゴッホが35歳の時に昔、実家で自分が眺めていた母親の記憶をもとに描いた作品だそうです。
(アメリカ、ロスアンゼルス、ノートン・サイモン美術館)

右側で娘のピアノ演奏に耳を傾けながら縫い物をしているのがセザンヌのおかあさんです。
息子の画家としての成功を信じて疑わなかった母親のことをセザンヌはとても愛していたそうで、
母親が亡くなったとき「ポールほど泣き崩れたものはいなかった」と後に友人は語っています。
(ロシア、エルミタージュ美術館)

ゴーギャンはお母さんの若い頃の写真をいつも持ち歩いていたそうで、その写真をもとに描かれた肖像画です。
ペルー生まれのスペイン系の美女だったお母さんにゴーギャンはいつも魅かれていたそうです。
(ドイツ、シュトゥットガルト、州立美術館)

上はマネ、下段左はトゥールーズ=ロートレック、右はアルブレヒト・デューラーのお母さんたちです。
(マネの作品はボストンのイザベラ・ステュワート・ガードナー美術館、ロートレックの作品はフランス、アルビのロートレック美術館、
デユーラーの作品はベルリン州立美術館、プロイセン文化財団の所蔵です)

この画家の名前がすぐわかった方は「美術通」です

マネの絵画のモデルとしても知られる19世紀印象派の女性画家ベルト・モリゾです。
当時、画家の世界は男性中心でしたが、ベルト・モリゾが画家として成功を収めたのはお母さんのサポートによるところが大きかったとされています。
左は画家のお姉さんエドマです。
(アメリカ、ワシントン、ナショナルギャラリー)
日本の画家が描いた母親の肖像画もいつか機会があったらみたいものです。
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