お金に関連するテーマなのでいつもは部屋の隅におかれている招き猫(どなたからの頂き物か記憶にないのですが)をソファに鎮座させました。
以前(多分15年以上前のことかと思いますが)仕事で「日本モーターレーシングセンター」の方々とドイツのサーキット場、ニュルブルクリンクを訪れたことがあります。その時、日本からいらした方が「F1を牛耳っているエクレストンていう海千山千のおじさんがいてネ--」と言っていたのを最近、思い出しています。
ドイツではこのところエクレストンの贈賄容疑の裁判が行われていたのですが、8月5日に検察、弁護側の双方が1億ドル(約102億円)を支払うことを条件に裁判の打ち切りを発表しました。
これによりエクレストンの経歴に犯罪は残らないことになったのですが、「お金で罪を買い取る」ことに対するモラル上の疑問を投げかける世論があります。それもあって先日、地元紙に「この世はすべて金次第」というタイトルでいかに多くの事柄がお金で手にいれられるかという記事が掲載されていました。
例えば
博士号 : アメリカ・マイアミ州の教会では約5千円ほどで(簡便な換算のため1ユーロ=100円のレートで算定しています)形而上学の名誉博士号が得られるそうです。ただドイツのベルリン州大学法では購買で入手した博士号を表示することは禁じられています。
美貌 : これはもちろん美容整形のことで涙袋の除去20万円から100万円のフェイスリストまで色々あるようです。私の友人もシミの除去とかの「プチ整形」は結構しています(私もシタイです)。
データ : アメリカでは(盗まれた)クレジットカードの暗証番号はブラックマーケットで8千円位から取引されているそうです。
国籍 : キプロス島では3億円の投資をした人物は自動的に国籍を取得でき、マルタ島ではその半分の投資額で良いのだとか。カリブ海のアンティグア島では2千500万円で国籍を購入できるそうです。
臓器移植 : 臓器売買は公には禁止されているのですが腎移植では年間1万から2万の腎臓は違法に入手されたものだそうです。
私はお金では入手できない、例えば健康とか、知性、品性、感性、それに若いころのバイタリティーとかを所望します。
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