新型コロナワクチン接種が開始して3週間経ちました。
右の数値は人口1000人あたりに換算した接種者の数です。
この間、120万人以上がが接種を受け、6500人以上は2度目の接種も済ませたということです。
下段の太字がドイツ全体の数字です。
右の数値は人口1000人あたりに換算した接種者の数です。
集団免疫が形成される人口の60-70%までの接種率にはまだまだ程遠いようです。
接種速度が遅いという批判は相変わらず聞かれます。
ドイツ全国140カ所以上に設置された接種センターの多くはまだ稼働していません。
接種センターへ充分なワクチンが納入されないからです。
EUに対してはワクチンの注文量が少なすぎたということと、
購入契約の締結が遅すぎたという批判があります。
特にファイザー/バイオンテック社製ワクチンの購入契約締結が遅れたのは、
製造物責任を巡ってのことだと言われています。
ワクチンによる重い副反応が発生した場合の責任をどこが負うのかの交渉、
そして値段の交渉に時間がかかったということです。
ドイツは6社からのワクチン供給を予定しています。
この6社のうち現在認可され市場に流通しているのは3社のみで、
それ以外は申請どころかまだ治験が終了していないところもあります。
6社全ての供給が受けられるのは今年の秋過ぎになるという予想されています。
それにファイザー/バイオンテックのワクチンは製剤工場の拡張期間中、納入量が減少するかもしれないと伝えられています。
先週から新聞に「ワクチンキャンペーン」(ワクチンはおばあちゃんからね)の政府広報が掲載されるようになりました。
まずはワクチンが充分に供給されることを願うことにしましょう。
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