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「漂流ポスト」と 「風の電話」

2019-02-09 15:45:39 | 日記
先日(2月7日)の「プレバト俳句」では陸前高田市の「漂流ポスト」と大槌町の「風の電話」を詠んだ句が紹介されていました。

「漂流ポスト」も「風の電話」も震災で亡くなられた方への想いが伝えられるようにとの願いを込めて設置されました。

「漂流ポスト」は町の中心から車で30分ほどのところにある森の中の喫茶店に設置されています。


(写真はネットから拝借しました)

喫茶店の店主が震災で家族を亡くした馴染みのお客さんのために何かできることはないかと考えて、2014年に赤い郵便ポストを置いて亡くなった人への手紙を預かることから始まりました。

この喫茶店では投函された手紙を読むことができるそうです。

「風の電話」は大槌町の庭師の佐々木さんが2010年に亡くなった従兄ともう一度話したいとの思いから自宅に白い電話ボックスと繋がっていない黒電話を設置したのが始まりです。2011年の震災後は生存した被災者が家族への思いを伝えられるようにと整備され一般の人に開放しました。


(この写真もネットから拝借しました)

電話機の横には以下の文章が記されているそうです。

「風の電話は心で話します 静かに目を閉じ耳を澄ましてください 風の音が又は浪の音が 或いは小鳥のさえずりが聞こえたなら あなたの想いを伝えてください」

亡くなった方との対話で思い出されるのは照井翠さんの句集「龍宮」に収められている次の句です。

逢えるなら魂にでもなりたしよ



私がブログを記してみようかと考えたのは、やはり震災の年2011年の1月に近くに住む日本人の友人が亡くなり、日本語でおしゃべりし高笑いできる数少ない友人がいなくなってしまったからです。

彼女とそれから今月末が命日の母と叶うなら話したいと思うことがあります。
コメント (2)
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