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テレビドラマ「シャリテー」

2018-08-24 17:25:19 | 日記
先日の地元紙の旅行欄に結核に感染したインド象の記事が掲載されていました。



結核感染の象が見つかったインドのラジャスタン地方では、象に観光客を乗せることもあるので、インドへの旅行者には注意が促されています。

それで以前(25年前)インドで象に乗ったことを思い出しました。

高台にある宮殿まで象に乗って行くのです。


先頭の象使いです。


象まで結核菌に侵されてしまうとは、やはり抗生物質の多用による弊害かなと思ったことでした。

こんなことを考えたのは今、視聴しているドイツの「シャリテー」というテレビドラマのためかもしれません。

毎週火曜日の夜8時15分から放映されるこのドラマはベルリンにあるヨーロッパで最大のシャリテー大学病院のことを取り扱っています。

昨年放映された時に用事で視聴できなかったので今回の再放送を楽しみにしていました。

テレビドラマは現在のシャリテー病院のことではなくて19世紀後半の頃のことを題材にしています。

あの頃のシャリテー病院にはロベルト・コッホとかルドルフ・ヴィルヒョウ、エミール・ベーリング、パウル・エールリヒなど後に世界的に有名になる細菌学者が従事していました。

留学中の北里柴三郎も頻繁にテレビ画面に登場します。


計6回の連続ドラマで来週が最終回です。

前回まではロベルト・コッホが結核菌を発見したけれども有効な治療薬がまだなく、パウル・エールリヒがジフテリアの研究に業績を上げることなどが描かれていました。
血清療法についても言及されていますが、この分野で画期的な業績をあげた北里柴三郎があまりクローズアップされてないのは、やはりドイツのテレビドラマだからでしょうか。

北里柴三郎はもちろんのことコッホとかヴィルヒョウ、ベーリング、エールリヒなどの科学者は全て実在した人物ですが、ドラマの主役はイーダ・レンツという架空の人物です。当時は大学で医学を勉強し医師になる女性などほとんどいませんでしたが、イーダ・レンツはシャリテー病院で看護婦として働くかたわら、有能な医師や科学者たちから色々学び、後にチューリッヒで医学を学び、最終的にはシャリテー病院で医師として働くという物語です。

私としては以前、学校でちょっとだけ学んだ科学者がキラ星のように多数登場するということがこのドラマの一番の魅力だと思っています。






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