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貝原益軒著、松田道雄訳 「養生訓」

2017-08-20 12:17:01 | 読書
先週、突然胃腸の調子が悪くなりました。

原因は未だにわかりません。

いつも同じ物を食べていた「不死身の夫(?)」はピンピンしているので食あたりではないと思うのですが?

それで遅すぎる感はありますが、貝原益軒著「養生訓」を再読しました。


以前は健康体で読んだ時にはあまり気にもとめなかった箇所が、今回身体の調子があまり良くない時に読むと身に染みる所が多く、至る所に付箋をつけました(^^)。

先日、長崎県の対馬で絶滅種とされたニホンカワウソが発見(?)の報道でうなづいたことがあります。

「養生訓」に記されていた「食いあわせ」の項にかわうそが記されていたからです。
以前は食用にされるくらい多く棲息していたのですね。


今日では水族館で目にするぐらいで、こんな可愛い生き物を口にするなんて思い付きもしませんよね。


ところで胃腸の調子が悪かった時にはやはり「お粥と梅干し」が主食でしたが、
Zwiebackというドイツの「病人食(?)」も衰えた胃腸には美味しかったです。



胃腸の調子は、まさに「鬼の撹乱」で2-3日後にはすっかり良くなったのですが、貝原先生のお言葉を守らず「暴飲暴食」をしてまた一日養生しなくてはなりませんでした。

以下のお言葉を戒めにしないと。
「病気が少しなおってくると、気持ちがいいものだから怠けて用心しない。少し気持ちがいいからといって、飲食などを制限しないと病気はかえっておもくなる」

訳を担当された松田道雄さんご自身がお医者さんなので「訳者注釈」もとても為になります。
それに松田さんの「良医とは?」に言及する「あとがき」には感銘しました。
コメント
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