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ギリシャ旅行記 – ④ (パロス島)

2023-10-08 18:26:00 | 旅行
明日パロス島を離れてアテネに行きます。
アテネでの滞在は1日だけで考古学博物館や古代アゴラを訪れ、翌日ドイツに戻ります。
ギリシャ旅行記の最終回はドイツに戻ってから記そうと思っていましたが、
帰宅後は色々と忙しくなりそうなので、明日出発の荷造りも済んだところで今日記事をアップします。

パロス島でも鄙びた漁村や海辺の教会に癒されました。




島の先端にある教会では洗礼式が行われていました。





若い綺麗なお母さんでした。
ツーリストにも記念の手作りのブレスレットが配られました→大切にします。





この島でもタコやカタクチイワシのフライ、ウニのスパゲッティも美味しかったです。








パロス島には知り合いが一昨年別荘を建てました。
彼らは9月に滞在していたので、私たちとは行き違いでした。
一応訪れたという証拠写真を撮っておきました(^O^)。










ギリシャ旅行記 - ③ (ミロス島 - 2)

2023-10-05 14:15:00 | 旅行



今日はミロス島滞在の最終日です。
明日フェリーでパロス島に向かい3日間滞在します。
その後アテネ経由でドイツに戻ります。
パロス島のレポートは帰宅後にアップします。
今日はミロス島のレポート2回目として、80年前にこの島に滞在し、
今でも「ドイツの良いお医者さん」として島民に語り継がれているドイツ人医師Dr.Hans Löberについて記します。



島の鉱山博物館のショップで購入した博士の手紙をおさめた本です。
ミロス島は種々の鉱石が豊富で今でも採掘され世界中に輸出されています。
滞在しているホテル前のビーチでも硫黄や鉄分を含んだカラフルな鉱石の層が見られます。





Löber博士は第二次大戦中、1943年から1944年まで約一年半、ドイツ軍野戦病院の外科医師として島に滞在しました。
その時負傷したドイツ軍兵士だけではなく、島民200人の手術をして治療を施しました。
ベルリンの同僚から眼科手術の解説書や器具も送ってもらい、専門外の白内障の手術も行いました。
失明してもう孫の顔は見られないと諦めていた85歳のおばあちゃんは手術後また見えるようになり、
神のご加護とばかり喜んだそうです。
島民は治療費の代わりに大量の果物や卵を博士のところに届けました。
卵の何個かは孵化して博士の庭は多くのニワトリが毎日新鮮な卵を産んでくれたそうです。
またその頃島で猛威をふるっていたマラリアの防疫対策もベルリンの専門教授に相談しながら行いました。

島民から愛されていたLöber博士でしたが1944年12月5日にミロス島の隣キモロス島で活動していたパルチザンにより射殺されてしまいます。
射殺される一年前博士がキモロス島を訪れた時の写真と一週間前に訪れた時に撮った現在の写真です。




博士の死後1週間後お父さんの顔を見ることなく生まれた息子さんも後に医師となり(外科医ではなく精神科)お母さんと共にケルンで暮らしています。
二人は博士の死後、50年後の1994年博士が滞在していたミロス島を訪れることにしました。
初めドイツ占領軍の一員として滞在していた博士の家族を島民ははたして受け入れてくれるだろうかと二人は少し不安だったようです。
でもあの「ドイツの良いお医者さん」の家族が島にいることを伝え聞いた島民が次々と二人のところに駆けつけて、
当時の思い出話を語ってくれ大変な歓待を受けたということです。

島に滞在中、博士は毎週日曜日にドイツの家族や親類に向けて「回覧手紙」を送っていて、その数は57通にも及びます。
私が購入したのは博士の死後70年経ってこの57通の手紙をおさめ出版された本です。
出版費用のほとんどは3歳の時博士の手術のおかげで足を切断せずにすんだという島民が出資しました。

ホテルの快適なプールサイドでこの長いブログ記事をアップします。
最後までお読みくださりありがとうございます。











ギリシャ旅行記 ー ② (ミロス島-1)

2023-09-30 16:08:00 | 旅行
ミロス島に滞在中です。
ミロス島には5年前にも一度訪れました。
あの時はサントリーニ島とロードス島にも滞在したのですが、
当時からクルーズ船客で観光地は大変な混雑でした。
ミロス島には訪れる観光客もそれ程多くなくて静かで鄙びた雰囲気が気に入って今回の再訪となりました。
アテネからプロペラ機で30分程のフライトです。



ルーブル美術館にあるミロのヴィーナスが発掘された島として有名なミロス島の空港では、
ヴィーナスが早速歓迎してくれます。
5年前はサントリーニ島からフェリーでミロス島に来たので、この掲示板は今回初めて見ました。



ヴィーナス像が発見された所には像が立っていました。
昨年設置されたようで5年前にはありませんでした。
この像から小径を歩いて、薮を降りると実際に発見された箇所があり、
岩に「ヴィーナス発見場所」と記された白いプレートが貼り付けられています。
5年前はプレートの箇所まで降りて行けたのですが、現在は灌木が繁って辿り着けませんでした。





近くにはローマ時代の劇場も残っています。



町の考古学博物館ではこの島で発掘された3500年前の古代の像や動物が陳列されています。





ミロス島には美しいビーチが多くあります。
鄙びた漁村の風景にも癒されます。





ミロス島でも昨日は綺麗な満月が見られました。












ギリシャ旅行記 ー ① (アテネ)

2023-09-24 22:37:00 | 旅行
ギリシャを旅行中です。
今回で6度目となるギリシャですが、そのうち3度はエーゲ海やイオニア海のセーリングで訪れました。
今回の滞在地はアテネ、ミロス島、パロス島です。
アテネでは念願だったダフニ修道院を訪れることができました。
これまで2度訪問したのですが、修復中だったり、突然開館日が変更になったりして堂内に入ることができませんでした。
アテネ中心部から西に10km程の所に立つビザンチン教会で世界遺産にもなっています。
堂内ではビザンチン美術の傑作と讃えられる、ドームの「全能のキリスト」など素晴らしいモザイク画が見られます。








アテネといえば何といってもアクロポリスの丘に聳えるパルテノン神殿です。





途中には大きなヘロド・アッティコス音楽堂があります。
32段の客席に5000人収容のこの古代の音楽堂は現在も使用されていて丁度コンサートの準備中でした。



アクロポリス博物館には今回初めて訪れました。
エレクティオン神殿の南側ポーチに立つ古代ギリシャ美術の傑作と言われる6体のカリアティード像の実物などが展示されています。
普段は正面からしか見えないのですが、背面を見るとそれぞれ違った髪型なのがわかります。
古代ギリシャでも女性はお洒落だったのですね。





最後はハドリアヌス門の近くにいたアテネの亀です。












北海ユイスト島旅行記 − ③(また来年)

2023-07-20 11:16:00 | 旅行
島生活も今日まで、明日帰宅します。
今年島では風の強い日が数日ありました。
強風だと活動がかなり制限されてしまいます。
ユイスト島は東西に細長い島で風はいつも東西に吹きます。
サイクリングも強風だと行きはヨイヨイ帰りは…かその逆で今回は爽やかな潮風サイクリングを断念しなくてはならない日が何日かありました。
強風の浜辺では屋根付きビーチチェアの中にも砂が吹き込むのでゆっくり日光浴もできません。
そんな時は浜辺の散歩ということになりますが、まずは砂丘の中でゆっくりします。





海辺ではファミリーが頑張っていました。
若いパパが押しているビーチ専用のベビーカーは
砂地でも車が沈まないようになっている「スグレモノ」です。



風が凪いだ日は島の飛行場までサイクリングです。
「変な顔」の飛行機は相変わらず健在でした。
この飛行機はスカイダイバーを乗せているようです。



島を訪れるツーリストを乗せた飛行機が丁度着陸しました。



飛行場から島の中心部まではもちろん馬車に乗って行きます。



途中、仕事がすんだ馬の放牧地を通過します。





本土から島へ来るフェリーです。
明日はこのフェリーで帰ります。



飛行場の立ち入り禁止札にいたカモメ君や幼いカモメちゃん、ホテル前の野原にいる雉のカップルやお昼寝するノロジカ君、
そして今回は一回だけホテルの部屋に登場したタオルアートのゾウ君、
また来年まで元気でね(^O^)。









この美しい夕陽も今晩で見納めだと思うとちょっと寂しいです。