ザンビア

2018-07-14 00:00:38 |  アフリカ旅行
アフリカ旅行 24

ザンビア側でもチャーターした別の車が待っていてくれたのだが、運転手さんと挨拶してると、横に土産物を売るオッチャンがやって来て、カゴに並べた動物の彫り物を売ろうとする。
なんだなんだ?運転手さんの関係者か?と思ったが、そうではないよう。
我々が日本人であることを確認して、カーバ、ゾウー、キリーン、なんて言いながら商品を見せるのだ。
なかなか綺麗に作られているのだが、ノーサンキューして車に乗り込むと、そのオッチャンを置いて車は発進。
我々のようなボートで渡ってくる観光客を狙う押しかけの土産物売りみたいだ。
この後も土産物屋さんに行くと、こんなオッチャン達ばかりで辟易とする事になる。

こちらはボツワナ側と違い少し雑然とした感じ。
道端にはポツポツと服やなんかを売る小さな店があり、周りには行商の途中の人達がたむろしてたり、ただ道端に座ってるだけの人がいたり。
これ、車をチャーターしてくれてて良かったなあ。
あの大きな渡し船には乗ってみたかったが、この道を観光客然として歩くのはちょっと勇気がいるだろう。

ザンビアの入国審査が一番難しそうだった。
ザンビア入国にはビザが必要で、その場で発行してもらう必要があったからだが、知人に対処してもらった。
審査官とのやりとりがまったく分からなかったから、難しさの程度が不明な難しさ。
50ドル払って一回限定の入国ビザをパスポートに押してもらい、あちらのノートにパスポート情報を記載して終了。
一人では絶対無理。
車に戻りリビングストンの町へ向かう。

ザンビアも左側通行である。
舗装道路を80kmくらいで走る。
道路の舗装状態は良く、ほぼ直線に伸びている。
大地の大きな起伏がところどころあるくらいで、そういうところは緩やかな坂道が延々と続く。
車の通行量は少なく、時々行き違うくらい。
自転車にスイートポテトを積み売りに行く行商人や、手ぶらで歩く歩行者のすぐ横を80kmで走る。
結構怖い。



国境からリビングストンの町は遠かった。
一時間くらいかかっただろうか、あまり変わりばえのしない景色と直線道路に眠気を催し、運転手さんの話してくれるザンビアの紹介を通訳を通して聞くことで眠気を覚ましながら、ようやくリビングストンの町に到着。
これまでの旅程で空港外に出た街の中で一番大きい。
建物はモルタル製なんだろうか、丸々とした外観である。
おー、初めての信号機。
車の通行量もそれなりに多く、道路は4車線だ。
境界のラインは不明瞭だが、4車線くらいだろう。
歩行者は横断歩道のないところを悠然と横断してる。

宿はアバニホテルというところ。
ビクトリアフォールズのすぐ隣にあり、滝まで歩いて行けるホテルである。
高級ホテルだそう。
ロビーでチェックインを待つ間、甘く冷たいルイボスティーをトレーに乗せて持って来てくれたりする。
敷地内に一応野生のシマウマやキリン、インパラなんかを飼っていて、門から玄関に向かっている時、歩いているのを見た。
敷地は広く、荷物はゴルフ場にあるようなカートに乗せて部屋のある建物まで運んでくれた。


陸路での越境

2018-07-13 00:48:31 |  アフリカ旅行
アフリカ旅行 23

サファリは終わったが、アフリカ旅行はまだ終わらない。
次の目的地はボツワナの北にあるザンビアと東にあるジンバブエの国境にあるビクトリアフォールズである。
ザンビア側のリビングストンという町に泊まり、滝を見学する予定。
オカバンゴ付近からザンビアに行く最短ルートは空路ではなく、陸路になる。
陸路で国境を越すなんて初めてである。
ちょっとドキドキ。



まずはロッジの滑走路から小型機でカサネという町の空港へ向かう。
滑走路に着くと既に飛行機が来ていた。
と思ったが、それはロッジに食物などの物資を運んできた貨物便だった。
ランドローバーに荷を山積みして、出発するところだった。
飛行機は空荷で飛び立ち、しばらくして我々が乗る飛行機がやってきた。
新しいお客さんが降り、交代に我々が乗り込む。
乗客は我々だけだ。



7人乗りの小型機。
これまでで一番小さな飛行機だ。
パイロットの黒人のお兄ちゃんは小柄だがサングラスがカッコいい。
カサネまでは1時間半もかかるそう。
飛び上がってしばらくはまた写真など撮っていたが、飛んでも飛んでも眼下は同じような大地が広がる。



今回も安定飛行。
小型機にも随分慣れた。
それにしてもアフリカは広大すぎる。
眠気に襲われ、居眠りしていたら1時間も経っていた。
ええ、そんなに寝たか?
窓下にカサネの空港が見えた。
舗装された滑走路に降りるのは久しぶりだ。



カサネ空港は国際空港で、建物はこの2月に新しくしたばかりらしく、とても綺麗だった。
しかし国際空港といっても、どうやら国際便は一日一便、ヨハネスブルグを結んでいるだけのようだ。
それなのに立派すぎないか?
マウンの空港をもっとなんとかすべきなのではと余計な感想を持つ。



駐車場に待っていた片言の日本語を話す黒人の運転手さんのトヨタのワンボックスカーに乗り込んだ。
出国審査をする建物まで25分だそうだ。
舗装された道路を飛ばす。
気がついた。
左側通行してる。
ボツワナはイギリスから独立したので、イギリスと同じ左側通行だそう。



アフリカの一般道を初めて走る。
アフリカに来てこんな風にまず車で走ったら、その景色にもっと興奮するのだろうけど、いきなりサファリする野生動物のいる大地を走ってしまったので、さして感動はなし。
なんにせよ舗装された道路を始めて走った。
道幅はとても広く、ガードレールなんてない。
道端に小さな象が歩いていた。
カサネは近くにチョベ国立公園というこちらも野生動物の棲むところが近くにあるので、よく出没するらしい。



あっという間に出国審査する建物に到着。
パスポートにハンコを押してもらって車へ戻り、さらに走る。
へえ、国境すれすれで出入国審査するのかと思ったら、緩衝地帯が随分と幅広くあるんだ。
道路の左側には大きなトラックが停車しているのだが、これが延々と続く。
国境を越える順番を待っているのだそう。
国境はザンベジ川という川である。
橋がないので渡し船で対岸へ渡る。
大きなトラックを一台乗せられる大きさの平たい船が空身でちょうど到着したところだった。

<こんな船>


人は甲板に立って乗って来ていた。
座席どころか屋根もない。
岸壁というか桟橋なんてものはなく、到着すると船の先端から50cm程離れた地面へジャンプして降りていた。
うわあ、たくましい。
それなりに若い客ばかりだからいいが、ご老人は乗り降りできないな。
その船に乗ってみたかったが、我々はチャーターしたボートに乗って対岸へ。
ボートに乗り込む時、隣では木製のモコロから荷物を降ろしていた。
えー、モコロってサファリでお遊びに使われてるだけでなく、現役で使われてるんだ。
ビックリ。
こんな大きな川を渡って沈まないのだろうか。



さっきの大きな渡し船が、トラックを乗せることなく対岸に戻って行きつつあった。
渡せても一台づつのはずなのに、乗せずに帰るって、あのトラックたちはいつになったら国境を越えられるのだろうか。
その向こうでは川を渡る橋が建設中だった。
韓国資本で建造されてるらしい。
あれができたら便利になるだろう。
渡し船はどうなるのかな。

<建設中の橋脚>


我々の乗るボートは数分で対岸に到着。
ようこそザンビアへ。



サファリ最終話

2018-07-11 00:47:16 |  アフリカ旅行
アフリカ旅行 22

Xigera Campでのサファリ。
ロッジの駐車場を見に行った。
我々が歩いて行ける境界線だ。
そこでサルに遭遇。
ロッジ近くにサルのグループの縄張りがあるのか、出発時や帰着時によく見かけた。



その昔、箕面の滝の方の道路を走っているとガードレールにサルが座っていて、みんな餌を与えたりするのでサルも傍若無人になって、窓を開けて車を止めるとモノを奪われると聞いた。
なので、近くにサルがいると緊張する。
けど、ここのサルは他の動物と同じ距離感があってよかった。



ここでもレオパルドは人気。
前に書いた、獲物を捕らえたレオパルドを見失った前の日、モコロ・アクティビティの後、サンセット・ドリンク・タイムの予定が、レオパルド発見の無線連絡を受け、急遽レオパルド観察に変更。

獲物を捕捉。


獲物を狙う。


狙われる獲物。
全員注目。


親子だそうだ。
こんな大きな子供と一緒にいるのは珍しいそう。
狩の邪魔したから?睨まれた。



ゾウさんのお尻。


イノシシもいる。
なんでか名前は豚で、ブッシュピッグと言うらしい。


水辺を走ると鳥がいる。


浅瀬にはアンテロープも。


サファリ中のティータイム。
お茶したのはちょっとした広場で、襲われたのか病気になったのか、死んだゾウの骨がある。
ほとんどが持ち去られたのか食べられたのか、ほんの一部しか残っていないのだが、歯の部分があったりして面白い。



お茶を用意してくれる間、近くで観察。
歯の残り方で寿命を迎える前に死んだものだと分かるのだそうだ。
なんでこんなに白いのだろうと思うくらい真っ白だった。



とんがった山は蟻塚である。
そこら中にある。
小型飛行機で移動してるときにも、眼下の景色に周りの緑と違う白い円錐が見えるくらいの大きさ。



最終日のサファリではこれまで見なかった動物と会うことができた。
ダチョウだ。
あまり近づけないのか遠くから観察。



ああ、これでこのすごい乗り心地のサファリ・カーともお別れ。
全てが目新しく、至れり尽くせりな5日間だった。
うーむ、なんかまとまりのない記事になったな。


肌荒れ(とバッファロー)

2018-07-09 23:16:05 |  アフリカ旅行
アフリカ旅行 21

これまでに書いた通り、現地は秋である。
空気がとても乾燥していて、旅の終盤、ふと手の甲を見たらガサガサだった。
しまった、冬場乾燥肌の私の必須アイテム、ベビーローションを持ってくればよかった。
手は連れが持ってたハンドクリームでなんとか対抗したが、身体に広範囲に塗るわけにいかず、背中や脚に痒みが発生。
こっちの石鹸はあまり潤いを残してくれない気がする。
ガッツリと油分を落とされたのも肌の乾燥に拍車をかけたのだろう。

<しっとりお鼻のバッファロー>



船上Bar

2018-07-08 20:21:49 |  アフリカ旅行
アフリカ旅行 20

Xigera Campでもボート・アクティビティを楽しんだ。
こっちは湖というより川をクルーズした感じだ。
幅広の川や両脇から草が迫る水路を縫って走る。
このまま行き止まってしまうのではないかと思う見通しの悪い水の道をガイドさんは進む。

<風が気持ちいいっス>


そんな水辺だから浅瀬が多く、バッファローやアンテロープが川を渡っていたりした。
でもやはり鳥の方が多く観察できたかな。
名前を教えてもらったが忘れてしまった鳥で、でもその鳴き声を聞いたらあの時の鳥だと分かる奴がいる。
鳴き声が「Go away(あっちいけ)」と聞こえるのだそうだ。
なるほど、聞こえる。
ボツワナ版空耳アワーですな。

<この鳥はフィッシュ・イーグルだったと思う>


そうしてボートを楽しんで、お日様がオレンジ色に変わる頃、流れの静かな場所でボートが止まった。
またまたサンセット・ドリンク・タイムである。
船首にワインの瓶やらおつまみやら並べてくれて、ビジュアルもOK。

<いいでしょう>


冷たい白ワインをいただく。
この贅沢な雰囲気にもなれて、これまでは一杯だけだったのに、この日は二杯飲んでしまった。
おつまみを食べてはいたが、ほぼ空っぽの胃に入れたので、その後の夕食時のワインはさほど飲んでないのに、えらく酔っ払ってしまった。

<陽が落ちて>



盛り付け(とワイルドドッグ)

2018-07-07 13:02:14 |  アフリカ旅行
アフリカ旅行 19

最初のロッジのスタッフはとてもフレンドリーで、ゲストと同じ目線でのサービスというか、一歩踏み込んでくる感じに最初戸惑った。
それがここのやり方なのかと、最後の方はだいぶ慣れたのだが。
二つ目のロッジのスタッフは紳士的で親切だが、ゲストとは一線を置いて接している感じ。
当然といえば当然だが、ロッジによってそのサービスの内容も方法も違うのだなあ。



二つ目のロッジで目を惹いたのは食べ物のサービス。
到着した時の昼食もありがたかったが、午前の寒いサファリから帰ってきた時のサービスも洒落ていた。
レストハウス横の通路に小さなテーブルを置いて、カップとマシュマロをきれいに並べてある。
ポットから温かいホットチョコレートをカップに注いで渡してくれた。
希望すれば南アフリカのアマルーラというリキュールを入れてくれる。
温かくて身体も暖まった。

<リカオン>


料理の盛り付けもセンスがある。
午後のサファリ出発前のティータイムにケーキや果物がテーブルに並んでいるのだが、これが素敵なのである。
あれもこれもと食べてしまいそうになるのだが、グッとセーブ。
オカバンゴにいる間、車やボートに乗ってばかりでほとんど動いていないのに、三食に加え間食サービスが充実しすぎている。
食べ過ぎに注意だ。

<現地の人はワイルドドッグと呼んでいた>


それにしてもほとんど体を動かしていないのに、夜はグッスリ眠れたのは不思議だった。
自ら動きはしなかったが、ずっと出掛けているのに等しく、いつもと違う環境に神経を多少なりとも使ってるだろうからな。
ボートはまだしも、車に乗ってる時は座席の上で飛び跳ねていたから、バランスをとったり落ちないよう筋肉に力を入れたりと、カロリーを使ったのかもしれない。

<とても効果的な迷彩柄>



ランドローバー

2018-07-06 00:30:11 |  アフリカ旅行
アフリカ旅行 18

ここのロッジがサファリで使用する車はランドローバーだった。
ランドローバーもランドクルーザーと変わらず、デコボコの道を突き進み、水に沈んだ道では水をかき分け走っていた。
ただ我々が乗った車はバッテリー端子の接触が悪いらしく、エンジン停止後にエンジンがかからない事態が頻発。
激しく上下左右に振られて走ると端子が抜けてしまうのか、意図せぬところでエンジン停止してしまったりも。
その度助手席のサブガイドさんが座席から立ち上がり、座席下に格納されたバッテリーを調べ、端子が外れないようゴンゴン叩くのだが、しばらく走るとまた外れてしまう。



動物を追っている時にその状態になると困った事になる。
獲物を仕留めたばかりのレオパルドを見つけたと、同じロッジの僚車から無線連絡があり、駆け付けてみると、自分と同じくらいの大きさのアンテロープを咥え引きずって、茂みの中に引き込んでいるところだった。
持ち上がれる高い木が無いところだったので、茂みに隠そうとしてるのだろうか。
ゆるゆると追いかけていたらエンジンが止まった。



直して走り始めたがレオパルドの行方は見失ってしまう。
茂みは分厚く、先を見通せず、ごつい株の葉っぱを踏みつけてしらみつぶしに探すのだが見つからない。
道も何もない藪を進むのでビックリ。
結構な時間探し続けていたが、結局見つからず仕舞いだった。



この後も度々止まってしまうので、無線で代車を手配することとなったが、サブガイドさんが後部座席のポケットに空き缶を見つけ、ナイフでコキコキ板状に切り取って、それで端子を挟み付け抜けないよう細工した。
へえ、なんでも利用できるものは利用して対処できないと、こういう所では暮らせないのだろうなあ。
その後はエンジンが意図せず止まる事は無くなり、代車はキャンセル、サファリを続けれた。



実はその空き缶、滑走路に迎えに来てくれたとき、まずは飲み物をと飲みたいものを聞かれて私が頼んだジンジャーエールのシュウェップスのものだ。
飲み終えた後、ゴミ箱代わりに後部座席のポケットに放り込んでしまったのだ。
私のいけない行いが役に立って、まあ良かったか。



夕食時、ランドローバーの話が出て、軽くてフルタイム4WDなのが良いところらしいのだが、故障が多いそうでランドクルーザーに交換予定だと話していた。
ふむふむ。
ローバーには悪いが、トヨタに頑張ってもらわないといけないね。


植生の変化(とシマウマ)

2018-07-05 00:32:21 |  アフリカ旅行
アフリカ旅行 17

ロッジの場所が大きく移動したので、周りの植生が少し変わり、ヤシの木?が多く見られるようになった。
あと下草もパイナップルの葉っぱみたいなのが地面から扇状に生えてたり。
少し南国になった感じだ。



でも気温は最初の2日よりさらに下がって、午前中のサファリではロッジが用意してくれた分厚いポンチョを頭から被って車に乗っていた。
それに湯たんぽ。
これらがあって助かったなあ。



シマウマのたてがみって面白いんだなあ。
トリマーが整えたみたいにきれいにモヒカンだ。
お互い近寄って群れてることが多いので、縞々が重なって目が痛い。
それぞれがどういう位置関係で立っているのか分からなくなる。


モコロ

2018-07-04 00:25:22 |  アフリカ旅行
アフリカ旅行 16

二つ目のロッジには車でのサファリとボートの他に、モコロという手漕ぎの舟で湖沼を巡るアクティビティがある。
このモコロに乗りたくてこのロッジを選択したのだ。
到着した日の夕方のサファリはモコロにしてもらった。
車でモコロの乗り場へ向かう。



乗り場と言ってもただの水辺だ。
数艘のモコロが浅瀬から陸地に引き上げられていた。
モコロはとても細長い舟で、我々は船底に置かれた座椅子に座り、ガイドさんは最後尾に立って操船する。
操船方法は長い棒を川底に突き立て推し進むのだ。
舟は木製なのかと思ったが、今はFRP製だそうだ。



舟の定員は3人のようで、通訳の知人は別の舟に乗ることに。
舟が漕ぎ出されると、ふわふわしているが意外と安定している。
ガイドさんは立って乗らねばならないので、優れたバランス感覚が求められるんだろう。
いろいろと説明してくれるのだが、知人の舟は遠くを進み通訳がない。
せっかく説明してくれてるのに、9割方理解できず申し訳ないことをした。



水面がとても近い。
すぐ脇を水面から飛び出た草が行きすぎる。
ボートと違いエンジン音が無いのでとても静かだ。
鳥の声と操船用の棒が発てる水音とガイドさんの説明の声だけが聴こえてくる。
雰囲気はとてもいいのだが、ひとつだけ辟易としたのが、虫の多さ。
蚊柱がそこここにあり、舟はその只中に何度も突入していく。
刺されることはないがなにしろ鬱陶しい。
顔を下げてやり過ごす。



キリンの親子が水辺にいたくらいで、他に動物はほとんど見かけず。
舟のスピードが遅いので、水に顔を出したウォーター・リリーという花の写真が撮れた。
そういえば私の旅写真は風景と花の写真がほとんどだったなあ。
今回は花が動物に変わったな。



この旅は自分の足で歩くということがない。
乗り物で連れられて行って止まった場所から撮るしかなく、反対側から撮りたいなとか、もっと近づいて撮りたいなとか、被写体との位置関係を自由に変えることが出来ない。
なのでいい構図が得られるかどうかは被写体次第である。
動いてくれる動物が相手だったのでまだ良かったのかな。


二つ目のロッジ

2018-07-02 22:40:51 |  アフリカ旅行
アフリカ旅行 15

滑走路に車で迎えに来てくれていたロッジの方とご挨拶。
二度目だから戸惑うことなく対応できたかな。
サファリのガイドのお二人で、我々の案内担当とのこと。
メインとサブの二人体制らしい。
サファリのメニューを聞きながらロッジへ向かう。

<ロッジ到着>


途中で車からボートに乗り換え。
ロッジは川の横に建っており、川を渡る橋の桟橋にボートが着けられた。
ここでも歓迎の唄を歌う従業員の皆さんが橋上に並び、出迎えてもらった。
ボートで乗り付けるのはこの演出を狙ってのことなんだろう。
いいものである。

<ウェルカムドリンク>


ウェルカムドリンク(おいしい)をいただいて、昼食を食べていないだろうからと、まずは食事をどうぞとレストハウス奥のテーブルに案内された。
そうなのだ。
前のロッジは昼前に出たから、今日のお昼はどうするのだろうかと不安に思っていたのだ。
予想外のサービスに感激。
ありがたくいただいた。

<ランチテーブル>


食事後、レストハウスでロッジでの過ごし方の説明を受けた。
レストハウスは大きく、そこここに配置されたソファでくつろげる。
隅にはカウンターバーもあり、飲み物を注文可能。
客室へ案内してもらったが、ここは最初のロッジよりも敷地が広大であることが分かった。
森の中の木道の橋を歩き歩き1〜2分、別れ道がいくつかあり、戻って来れるのか不安がかすめる。

<コテージへ>


そして、小さなコテージが現れ前が開けたと思ったらそこは平原を見下ろす高台だった。
遠くにアンテロープの群れが草を食んでいるのが見える。
こりゃすごい景色だ。
部屋の前にはデッキがあり、そこの椅子に座りながらサファリが可能だ。

<コテージのデッキから>


ここの客室も個々に分かれ森の中に散らばっている。
部屋は二人用なので最初のロッジより小振り。
ベッドや洗面所、トイレにシャワールームは同じような仕様。
高床式で木の床に壁と天井はキャンバス地、窓は同じキャンバス地の垂れ幕で、日中は巻き上げられ夜は降ろされて冷気を防ぐ造りだ。
贅沢なキャンプをしてる感じ。
ただ窓の垂れ幕はマジックテープで留めているだけなので、そこで泊まった2晩は風が強く、夜中にテープが剥がれてバタバタと音を立て、起こされてしまった。

<ランドリーボックス>


途中の木道横の林の中や、建物のすぐ横に野生動物の大きな糞がゴロゴロと転がっている。
この大きさだとゾウなんじゃないか?
こんなところに入ってくるのかぁ、と思っていたら、翌朝部屋から眺める草原に遠くゾウが歩いているのを見て、ますます確信。
こんな近くにゾウが来たら怖いな。

<草原をお散歩>


そう思っていたら、さらに翌朝、朝食に行こうとデッキに出ると、隣のコテージの前にゾウがいた。
うわあ、お隣さん大丈夫か?と見ていたら、カメラのフラッシュが焚かれるのが見えた。
うわあ、益々大丈夫か?と心配したが、朝食の席でゾウが部屋の前に来た話をしているご夫婦がいたので、お隣さんはこの人達だったのねと分かった。
決定的写真も皆に見せていたので、怖い目には合わなかったみたいだ。
そういうところ。

<ロッジ見取り図>