おしりのかたち

2011-08-14 00:00:02 |  分割取得夏休み
山中湖畔のたびばな、その4

山中湖畔は運動部人気の合宿地です。
今年も若人達が青春してました。
テニスコートがわんさとあり、私がうろついた湖の東側はどこを歩いてもテニスしてる姿が見られました。

昨年、テニスコート脇にコート整備用のローラーを装着した小型特殊自動車を見つけました。
トラクターの車輪をローラーに換装したような車両です。
ナンバープレートは付けられていなかったので公道を走るつもりは無いようです。
当然、テニスコート内が活躍の場ですよね。
ロビンと車体に名前が入っていました。

今年は別のテニスコート横に役割を終えたローラーを見つけました。
エンジンのある車体部分は取り外され、座席付きのローラー部だけ道端の空き地に置かれてました。
捨て置かれているのか、再度現役復帰を待っているのか、錆付いた体にじっと日の光を浴びていました。
でも、大きく重量感たっぷりなので結構な存在感です。
子供達のいい遊び相手になっていそう。

ロビン号は長く現役でいて欲しいものです。


踊る乙女

2011-08-13 00:30:35 |  分割取得夏休み
山中湖畔のたびばな、その3

再びライブ会場へ。
演奏もそろそろ大詰め。
空も薄暗くなって来ました。

この時刻になると思い出す、昨年は凄い夕焼けが頭上いっぱいに広がって、目を奪われたのでした。
「会場では撮影禁止」と言う制約の撮影対象を間違って受け取り、写真に収め損なったのですけど…。
あれはいまだに思い出すだに悔しい出来事でした。
普段夕焼けに出会えても、写真を撮れない状況であったり(運転中とか)、周りの景色がイケてなかったりしていい写真をなかなか残せないのですが、そこは広々と開けた絶好のロケーションでしたから…。
しかも夕焼け自体が過去に目にした中でも屈指の美しさ。
真っ赤に燃えていました。

今年は雨上がり。
まだたくさん雲が残り、夕焼けは期待出来ませんでしたが、雲の切れ間が薄く色づいてくれました。

観客は男より女の子の方が乗りがいい。
踊る乙女っていいですね。






さてこの後、日はとっぷりと暮れて、ライブはフィナーレ。
出場者全員が舞台に揃い、最後のセッション。
皆でラストダンシング。
お疲れお疲れ。

来年も開催予定らしい。
また連れて来られるのだろうか。

野草園

2011-08-12 00:28:26 |  分割取得夏休み
山中湖畔のたびばな、その2

そこの野外ライブ会場には小さな植物園的スペースがあり、野花がたくさん咲いていました。
…植物園か。
ちょっと言い過ぎですね。
植え込みです。

公園なので自生しているわけではありませんが、植えられているにしては雑然とした生え方で好印象。
街の花と違い、私好み。
会場と原っぱを行き来する時、フラリと入ってファインダーを覗きました。

<つぼみ>


<桃色四兄弟>


<みどりの花火>


SKA

2011-08-11 01:08:34 |  分割取得夏休み
山中湖畔のたびばな、その1

お話しする日程の順番はちょっと前後して、2日目の土曜日から。
チャリ友ご推薦の楽団が主宰する野外ライブが今年も開催され、行って来ました。
今回も山中湖畔の会場です。
だから旅先は必然的に富士山麓。

昨年来た時、コンサート慣れしていない私は、その音の大きさに驚いたのですが、今回はなんの抵抗もなくその場に馴染んでました。
一回経験しただけなのに、知ってるのと知らないのとでは大きな差があるんですね。
おー、やってるやってる、って感じで会場に入場。
同じ場所、同じ眺め、同じような舞台装置に、昨年のその時から引き続きその場で遊んでいるような錯覚を覚えてしまいました。

舞台前の円形広場の芝の上にレジャーシートを引いて鑑賞場所を確保。
今年もみんな踊る踊る。
私もゆるゆると踊ってみました。
そんなに激しく動いた訳ではないのに、結構な疲れ方です。
後で気がつきましたが、ステップは小さくスクワットを繰り返す感じだった。
期せずして脚を鍛えれたかも。

ライブは複数のグループが休憩を挟み、昼過ぎから日が落ちるまで次々と演奏します。
そんな中、今年は雨が降りました。
入場時、舞台後方湖の向こうの富士山は、高くまで沸き上がる雲に中腹まで隠れてましたが、始まって30分もすると、雲の下の裾野に光の糸を引いて雷が落ちているのが遠望できるようになりました。
会場右手の山の上の灰色の雲がヤバそう、と思っていたら、こちらでも雷が鳴りだし降って来ました。
午後は所により雷雨の天気予報だったので、当然雨の準備は出来ていて、カッパを取出し着込みます。
ライブは雨でも続きます。
雨中のライブは初体験。
またひとつ経験値が上がりましたね。

ビールを飲んだり踊ったりしてるので、疲れと酔いから眠くなって来て、雨が降る中カッパを着て横になって昼寝するという、これも初めての経験をしました。
雨粒は大きいものの、幸いにして土砂降りにはならず、それ以降雷の音も聞こえなくなりました。
目を覚ますと小腹が空いてる。
会場隣の原っぱにたくさん作られた臨時の出店へ、を買い出しに。
雨は止んで、湖の向こうの富士山も顔を出してくれました。


2.2360679

2011-08-10 00:02:49 |  分割取得夏休み
分割取得夏休み(その二)、行って来ました。
8月5日の金曜日に夏休み取得し、その後の土日と合わせ再び3日間。

分割取得夏休み計画二つ目の主目的は、「盛夏に山で高原サイクリング」 、です。
街の暑さを逃れ、涼しい山中、木々の作る木漏れ日の下、さらりと風を後方に流し走る。
いいでしょう?魅力的でしょう?
…でも、これについては残念ながら不首尾に終わりました。
詳細はまた別途。

今回はチャリ友と一緒。
また野外ライブに行きたいと言うので、そちらも楽しんできました。
お休みの出来としては良くもあり悪くもありと言う感じ。
その二もその一と同じく100点満点の旅とはならず、日頃の行いが問われたかなぁ。
昨年の夏休みが良過ぎたので、比較対象のハードルが上がってしまってますね。

今回の不首尾の原因は気まぐれなお天気。
3日共、晴れ時々雨という対処しづらい天候でした。
旅行先は富士山麓。
「ところにより雨」が降る山の中です。
たくさんある湖の近くで遊びました。

また旅の様子を、今回のお天気よろしく掲載していきます。



7月19日のお話し、最終話

2011-08-05 01:13:24 |  分割取得夏休み
分杭峠を越える時の雨は激しいものではなく、台風の気配は特になかったですが、中央道を走っている時の雨は凄かった。
その時台風は四国の南沖に接近していたはずで、大阪へと走り近づくほど雨がきつくなる感じでした。
恵那山トンネルを抜け、屏風岩PAで昼食を食べていたら、どっちゃりと雨が落ちてきました。
風は強くありませんが、すごい降雨量です。

そこからはワイパーを動かしても視界確保が難しい豪雨の中を走りました。
危険を感じ、自然とスピードダウン。
名神に入り交通量が増すと、前の車の跳ね上げるしぶきが加わり、目の前が白く塞がれます。
いっときだけでなく、これが延々と続きます。
緊張を強いられるので精神的に疲れ、加えて高速道路の単調な運転で、御嶽山での自己分析通り眠気がさしてきました。
養老SAで休憩。

休憩中も土砂降りは続き、車外に出ようものなら、傘を差すまでに上半身がびしょ濡れになり、建物まで歩く間に下半身がびしょ濡れになりそうです。
幸いにしてトイレの必要性はなかったので、そのまま車中で仮眠を取りました。
その後、目が覚めても雨は降り続いており、勢いは衰えてません。
すごい台風だな。
ここより台風に近い大阪はどうなってるんだろう。
時間が経つと帰れなくなるのでは…、と心配になってきました。
車の屋根を叩く雨の音が不安感を煽ります。
早々に出発。

ところが八日市を越えた辺りでとたんに雨は弱くなり、パタリと止んでしまいました。
高い所を覆う雲は輪郭がはっきりと見え、近江平野の向こう、遠くの山まですっきりと見通せます。
ずいぶんと長い間視界を遮られていたんですね。
強い閉塞感を感じつつ走っていたのだと気がつきました。
世界はこんなに広かったんだ、と大袈裟な感慨を抱いてしまうほど。
どんよりとした曇り空なのに清々しい。

この後は嘘のように穏やかな道行き。
雨もふらず風も吹かず、台風はどこ?って感じでした。
自宅に帰り着き、インターネットで気象レーダーの記録を確かめると、あの時間、名古屋の北辺りの雨雲が異常に濃かった。
京都以南に影はなし。
いびつな台風だったのね。

  

以上で分割取得夏休み(その一)のお話しは終了。
長々と書いてしまった。
懲りずに分割取得夏休み(その二)をまた記載します。

R152

2011-08-04 01:07:13 |  分割取得夏休み
3日目の旅の行程は帰るだけ。
宿泊した諏訪の宿で朝はゆっくりし、9時過ぎに出発しました。
この辺りから帰阪する時、高速を使ってさっさと帰るのはもったいないので、途中まで下道のドライブを楽しみます。
通常なら伊那谷西斜面の広域農道を使って南下し、松川の辺りで中央道に乗ったりするのですが、その道はGWに走ったばかり。
別の道で帰る事にしました。

諏訪市と茅野市の境目辺りから国道152号線が南に伸びてます。
桜で有名な高遠を通り、伊那谷の東側のひとつ山を越した谷を、さらに南へと通じています。
その谷の東側はもう南アルプス、という山深いところです。
高遠以南はずっと以前に一度通ったきりで、私の記憶には風景が荒涼としている印象が残っており、今回帰る日は台風が近づいていたので、ますます荒涼とした風景が見られるかもと、怖いもの見たさからこのルートを選択してみました。

茅野市からだと市の南にある山を登る坂道からスタート。
道はくねくねと曲がり上っていきます。
上り切ると高遠まで直線基調の下り坂。
交通量の少ない山村で快適に走れます。

高遠の町を過ぎてしばらく行くと、いよいよ風景が寂しくなります。
人家は無くなり、道路は谷底の山襞に沿って付けられています。
二車線でよく整備された道です。
どこにでもある山中の国道なのに、なんでこの道は荒れたイメージがあるのかと不思議に思ったのですが、理由が分かりました。
横を流れる川はよく水量が増すのでしょう。
広い川原は土砂や流木で埋まり、緑が無いのです。
山の斜面は木々で覆われているのに、視界に荒れた場所が入るとそれだけで印象が変わってしまうんですね。

いつしか快適だったワインディングロードは細い林道に変貌。
谷底を離れ、切り立った斜面に貼り付くように作られた道をつづら折れて上ります。
他に走っている車はほぼ皆無。
雨が降り霧が昇り、深山幽谷の雰囲気に満ちています。
ここで車が故障したら困るだろうな。
路肩が崩れ落ちてたらどうしようとか、余計な事を考え、登山で単独行してる時よりドキドキしました。

分杭峠を越えると谷はなだらかに。
雨は止み霧も晴れ、道の両側に平地があります。
それだけで、なんだかホッとしました。
しかし民家などまったくない山中に、なんでこんな道を作ったんでしょうね。
と思っていたら、民家が現れました。
こんな山中にすごいな、と思っていたら次々に家が見えてきました。
大鹿村の集落に入ったようです。

ここで今回の国道152号線のドライブは終了。
西へ向かう道に入り、松川ICへと向かいました。
今度は天気の良い日に来てみたいです。
どんなふうに雰囲気が変わって見えるのでしょうか。


旅はも少し続く。



自分のいる場所

2011-08-03 01:14:03 |  分割取得夏休み
お昼ご飯は用意していなかったので、来る途中見かけたビーナスライン沿いにある土産物屋さんまで車で移動。
売店で、おやきと五平餅を買い、店先のベンチでいただきました。
一度止んだ雨は、食事中にまた降りだし、降ったり止んだりする空模様。
その日の主目的である「車中でぼんやりする」場所を決めねばいけません。
が、候補はひとつしか存在せず、踊場湿原へ戻りました。

湿原へと下る途中の道路脇のスペースに駐車。
雨は止んでいたので窓を開けると、朝と同じ風が吹き抜けていきます。
やあ、気持ち良し。
たまに車が横を通り過ぎるくらいでとっても静か。
倒したシートからは見えませんが、午前中歩いた湿原が窓外に広がっています。
広がっているのを知っています。

本を取り出して読み始めましたが、そんなその場のあまりの心地良さに、5分もせずに眠くなってきました。
この風向きだと、雨が降りだせば車内に吹き込んでくるなあ。
分かっていても、窓を閉める気にはなりません。
そのまま夢の中へ。



目が覚めると2時間が経過してました。
うーん、ぐっすり。
昨晩、あんなにたっぷり眠ったのに、疲れは取れてなかったのかしらん。
心配した雨は降らなかったようで、車内は濡れた様子なし。
よかった…。



その後も、気持ちよくうつらうつら。
影のない場所でしたから、晴れていたら風が通ったとしても暑かったでしょう。
うまく曇ってくれてよかった。
花は期待したようには出会えませんでしたが、お天気はそれぞれの日で都合の良い巡り合わせに恵まれました。
うーん、心地よし。
結局なかなか起きだせず、夕方5時まで 夢うつつ。



パリパリと車を虫が齧る音がする…。
と思ったら、雨滴が天井を叩く音だった。
降ってきたので、そろそろ長いお昼寝も終わり。
ずっと欲しかった怠惰な時間を、十二分に満喫しました。


まだ続く。


シシウドと合理化

2011-08-02 00:31:31 |  分割取得夏休み
誰も歩いてないと思っていた遊歩道ですが、ごくたまに散策されてる方と行き会います。
その時以外は鳥と虫の声が気を惹くのみ。
静かなのはいいですね。
奥へと進むと湿原に流れ込む川が草叢の向こうに覗けました。
そこが歩いた遊歩道内で一番湿原っぽかったです。
この後この川を渡るはずなので、その近くの植生がどんなか楽しみになってきました。


お、きれいなシシウド発見。
卵のようなさやが割れ、隙間から花の形状がすでに準備され、納まっているのが伺えます。
子宮の中の子供が、とても小さいけれど手足の指を備えているのと同じですね。
シシウドは山でよく見かけますが、初めてこの咲き方を見た時は、なんてグロテスクな花なんだと思ったものです。
今はだいぶ慣れて、まじまじと観察してしまいます。

シシウドは花を咲かせるといろんな虫を花の上に乗せています。
匂いが惹き付けるんでしょうけど、そういえばどんな匂いか嗅いだ事がない。
今度確認してみよう。
引き寄せるのが蝶なら大歓迎ですが、小さなアブやカミキリムシ?が黒く点々と乗っているので、美しいものではなく、被写体にしづらいです。
その花はまだ咲きかけで、匂いを発っしていないのか虫達は集まって来ていません。
真っ白な花だけ撮れるとは僥倖です。
いろんな角度から撮影を楽しみました。


と…、ポツリと水滴がどこかに当たりました。
げげっ、雨だ。
こんなに深入りするつもりでなかったから、傘を持って来ていない。
あーん、いいところなのに。
曇りはするけど、雨降るって言ってたかな。
しかも一番奥まった場所まで来て降りだすか?
などとぶつぶつ文句を唱えつつ、お腹が空いたからと理由をつけて車へ戻る事にしました。

このまま進み、あと半周してもいいのですが、急ぎ足の丘越えがしんどそうなので来た道を戻りました。
雨脚は弱いものの降り続く雨の下、これ以上強くなってくれるなと願いつつ駐車場まで戻ると、…雨が止みました。

そうなると歩かなかった道に何があったのか、気になるぅ。
やれやれ、傘を持って行かない準備不足の所為だと諦めて、残り半周はまたの機会に取って置く事にしました。

続く。