しょうゆ色

2013-10-30 00:55:21 | その他旅行き
『 瀬戸内国際芸術祭2013 』 のお話 その9

小豆島は言わずと知れた醤油造りの盛んな地である。
醤の郷(ひしおのさと)と呼ばれる醤油の醸造所が集中している地域があり、その近くの作品鑑賞と合わせ、醸造所見学もさせてもらった。



古くからある醸造所の木造の建物は何故かみな黒い。
醤油色だ。
広大な敷地に工場と言う方が良い大手もあれば、醸造所と言う言葉のイメージ通りの小さな所まで、歩く先歩く先で黒い建物を見かけた。



どこでも変わらないのは醸造所が近くなるとぷんと醤油になりかけの(発酵中の?)大豆の匂いが香ること。
醸造所内部を見学させてくれたのは、歴史ある小さな醤油屋さん。



ガイドブックに載っていたので存在を知って訪れたのだが、それは他の人も同じことで、芸術祭の作品からは少し離れた所にあるのに、芸術祭を見に来たと思われる観光客が頻繁にやってきていた。



他の方々と一緒にもろみ蔵に入る。
と、木製の大きな桶が並んでいた。
お酒の醸造所と同じ様な感じかと思っていたが、桶は麹菌に分厚く覆われていた。
蔵の中の空気には菌がいっぱい漂い、彼らが醤油を醸してくれるんだそうな。



蔵の外では袋に詰めたもろみが重石をかけられ醤油が絞られてる最中。
その横で利き酒ならぬ利き醤油をさせてくれる。
醤油は飲む訳にいかないので、指に付けて舐めるのだが。
説明いただいた商品の違いを感じ取ろうとする、が。
???分からないー。



ちょうど我が家の醤油がなくなりかけだったので、ひとつ購入。
そして最近の観光地のお約束。
ここでは醤油スイーツ。