国民の休日・美保関

2010-05-20 01:39:18 |  ’10GW


海です。
…海?
山に登りに来たのに、なんでこんな所に来ちゃったのだろう。
今までにない行き当たりばったりぶりに呆れつつ、岬の遊歩道を歩く自分がいました。

今朝ホテルを出るときは、蒜山の方の山で遊ぶ気満々でした。
ただ、蒜山"の方"という曖昧な気分が行き先が変わった原因。
大山道路を通って南に抜けようと思い、松江から米子までの道程を確認するため地図を開くと、街中を走るR9より少し(?)遠回りですが、弓ヶ浜の真っ直ぐな道を通っても同じくらいで行き着きそう。
海を横目に走るのもいいかも、と考えてしまった。

R431は中海の北側を巻いて境港に出、弓なりにそった弓ヶ浜沿いの道が米子に続きます。
町を外れ、走って行くと右手東の方角に朝日がきらめく中海が見えるようになりました。
やあ、綺麗だな。
気分良く走っていると前方に橋が見えてきました。
狭くなった海峡(と言うか水道)の上、とても高い所を渡っています。
左側にそびえる崖の上から右手対岸の向こう、港町へ緩やかに下る坂道へ繋がっています。
その向こうに弓ヶ浜があるようで、あれを渡る必要があるようです。
面白い造りだなあと眺めていたら、崖の上への曲がり角を通り過ぎてしまった。
「あれ、しまった。」と思った目に入ったのが、その先にある美保関の標識。
う…、魅力的な地名。
灯台があるみたい。

このまま走って行っちゃおうか。
海の写真を撮るのもいいかも。
と引き返すことなく直進してしまいました。
今回の旅行は山行というより、ドライブ、あるいは撮影旅行に変容してきたなあ。

海を右手間近に見つつ走り、途中小さな漁港を2つ通り過ぎると、対岸は遠ざかり大海原が広がり始めます。
さらに細い道を進んでいくと、美保関灯台の駐車場に到着。
山陰の寒い土地なんでしょうけど、海沿いはまだ暖かいのか、岬の斜面は常緑の木々が繁り、そこに新緑が混じってまだら模様を描いています。。
遊歩道を歩いていくと、赤い屋根の建物と隣に小ぶりな灯台が見えてきました。
灯台の壁は白亜。
建物の左を廻ると展望台があり、水平線を丸く見せる日本海が見渡せます。
最初の写真はそこからの眺め。