goo blog サービス終了のお知らせ 

久方の映画鑑賞

2009-07-03 23:51:07 | 音楽&本&映画
STAR TREK を見てきました。
気が付けば公開最終日。
その最終回になんとか滑り込みセーフ。
危ないところでした。

最近の映画館はシネコンばかり。
上映予定を見ると、1日の上映回数が分かり人気の度合いが分かります。
公開当初は知らないのですが、この2週間ほどSTAR TREKは1日1回だけ。
認知度は高いのでしょうけど、やっぱり一部SF映画ファンやトレッキーが観客の中心なんでしょう。
入ってる人もまばらで、予告編が始まってから切符を買ったのに、スクリーンの真正面の席に座れました。

何年か前から、映画を見に行くときはストーリーなど情報を絶って見に行くようにしています。
今回もクルーを若い俳優が演じているということしか知らずにいました。
いつもの登場人物の若かりし頃を描いているのか、若者の物語としてリメイクした感じなのか。
さて鑑賞・・・

見終わった後の感想は、なかなかおもしろかったな、でした。
思っていたほど新しい表現はなかったですが、最後まで違和感なくストーリーを展開させたのが良かったかも。
このシリーズはいつも物語の最後の方で、表現意図が変わったり、無理のある展開になったりするイメージがあります。
まあ、SF映画なのでなんでもありなんですが、荒唐無稽な設定内で如何に面白いストーリーに仕上げるかが映画監督の腕の見せ所ですよね。

特撮(古い表現になったな)好きな私としては、その出来も物語世界に入り込めるかどうか、重要です。
地球を大気圏外から見るショットが多数出てくるのですが、これがなかなか秀逸。
あと、アイオワの荒涼とした平原が出てきます。未来でも同じように土しかない。
でも地平線の上に(現在では考えられない)巨大な建造物が霞んで僅かに見えたりして。
こんな映像を見せられると、それだけでうれしくなってしまう。

ちょっと転送装置を使いすぎなのが玉に瑕。
宇宙服(だよな?)を着た身一つで大気圏突入したり、
特異点を自由に創ることが出来たり、
ちょっとやりすぎに思えるところは特撮技術の力技で押さえ込んだ感じ。
この世界の人類は「神」なのです。はは。
やっぱりトレッキーの映画かな?
何にせよ、巨大な画面で見ることができて良かった。