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大岩集落と新名神横断

2021-01-09 17:46:34 | 山行
低山縦走シリーズⅡ『安威団地のバス停から千提寺口のバス停まで』
(その2)彩都はなだ→M's Cafe

造成の終わった工業団地を過ぎてすぐ、キリシタン自然歩道は府道を外れる。
小さな児童公園横から古くからある民家の間の道へと入っていく。
多分府道ができる前はこの道がこの辺りの集落を継なぐ主要道だったのだろう。
今はひっそりとした生活道路だ。
建物はもちろん、畑や石垣の佇まいが素敵。
急に気になる被写体の現れる密度が濃くなり歩みが遅くなった。















道路を登っていくと、府道から新名神高速道路の茨木千提寺ICに入る交差点を望む場所に出た。
ICの反対側へアクセス道路を新たに伸ばしていた。
きっとさっきの工業団地の裏手に繋がるのだろう。



南東から北西へ向かって歩いているその行く手、南西から北東方向に新名神は走っている。
この先で新名神をくぐって、北西側に出なければいけないのだが、ちょうどICのある道路がごちゃごちゃしたところにぶつかる。
まだ新しい「山と高原地図」は手に入れておらず、持っている新名神の載っていない古い地図の辿るべき赤い道がどのように変わっているのか分からない。
スマホの地図アプリでおおよそのルートを押さえ、ICに近づいて行くと、大きな立看板があり、付近の道路地図を詳細に提示してくれていた。
おお、これは分かりやすい。
スマホの地図と見比べ、ルートを特定、最短距離で新名神を横切れた。



再び古くからある里道を進む。
土日祝日のみ営業と表示のあるカフェがある。
元旦は祝日のはずだが、さすがに営業してなかった。
カフェを過ぎるといよいよ山の中へ。
これまでずっと上り道だったが、ほぼほぼ住宅街を歩いてきた。
ここにきてようやく山に来た感に包まれた。




前半は住宅地

2021-01-08 01:20:54 | 山行
低山縦走シリーズⅡ『安威団地のバス停から千提寺口のバス停まで』
(その1)安威→彩都はなだ

前回鉢伏自然歩道と山脈自然歩道を歩いた際、地図を見ていると近隣にいくつも自然歩道の記載があった。
ネットでググってみると茨木市には6つも自然歩道がある事を知り、低山縦走の対象にこれらをメインにして歩くことにした。
それで今回はキリシタン自然歩道。
低山縦走シリーズその2として記事にしたい。



歩いたのは年の明けた新年1月1日。
お雑煮を食べてから出発したので、歩き始めは遅くなった。
今回は距離は稼げなさそうだ。
安威団地のバス停でバスを降りて歩き出した。



歩き出して気付いたが、次の追手門学院大学までバスに乗っても同じで、大学前にさっき降りたバスが止まっていた。
大学の敷地のすぐ外側を歩き、新しく出来立ての道路を渡ると林の間の道に入る。



細い坂道を登るとサニータウンと呼ばれる山地を切り拓いて作られた住宅地の南の端に出た。
ここから街の西の端を北へ歩いて行くのだ。
思ったより大きな街で、歩いても歩いても家が見えてくる。



新興住宅地だから古くから住んでる人はいないはずで、ほとんどの家庭は実家が別にあるはず。
みんな今年はいつもと違うお正月を強いられているのだろうな。
私も元旦からやることがなくてこんなところを歩いている。
歩いている間遭遇した家族はそんな帰省し損ねた方たちだったのだろうか。



ゼロから区画整備して作られた街だから、均等に道路が敷かれている。
時折町を貫く直線道路の端を通過するのだが、ずっと向こうまで道が続いているのが見晴らせる。
途中、公園があり、トイレを借りた。
その目の前に古墳の石室跡(移築したもの)や、おさん茂平恋道中碑があったので少し見学。
あまり写欲は湧かず、コースに戻る。



道路の左側はずっと金網の柵が伸びていて、土手になっていたり、木が繁っていたりして、その向こうの様子は伺えない。
なんかの作業用のモノレールが敷いてあった。
緩やかな上り坂で随分と登ってのち、ようやく視界が開け、標高を稼いだことが判る景色が広がった。
すぐ下は野球のグラウンドだった。
あのモノレールは何に使うのかな?



藤棚だろうか、ウネウネと幹の絡み付いた柱の上の桟に細い枝が這っている棚が細長く伸びた公園があった。
結構な長さがあり、これに藤の花が垂れたらなかなか壮観なのでは。
春に様子を見に来てみたいものだ。
この公園を過ぎると、ようやく府道へ出る事ができる。



府道へ出てしばらく行くと、右手に広大な敷地が広がっていた。
真新しい道路が一本通され、遠くでクレーンが首を伸ばしてビルを建設中。
工業団地ができるようだ。
新しい道路には自転車道も備えられていて、山を攻めるチャリダーに喜ばれそう。
道の向こうは何処に繋がっているのだろう。




山脈自然歩道終着点

2021-01-06 06:30:37 | 山行
低山縦走シリーズ『福井のバス停から銭原のバス停まで』
(その6)上音羽 → 銭原バス停

今回のコースは歩く距離を伸ばそうと思えばどこまでも(ちょっと言い過ぎだが)伸ばすことができる。
バスの通る府道を歩いたり横切ったりを何度もするので、行けば行った先のバス停からバスに乗って帰ってこれる。
もし途中で疲れて歩けなくなってもその近辺のバス停から帰ってこれるというエスケープルートだらけのコースであった。
幸いにして途中で脱落することなく、ほぼ予定の地点まで歩けた。



上音羽の集落内は道が枝分かれしていて、行きたいコースが判るのか心配だったが、別れ道が現れるたび道標が立っていて助かった。
ここにきて下り坂が続き、体温が上がらず。
広い集落は風が通り、寒くなってきた。
はらはらとあられも降っている。
脱いでいたジャケットを取り出した。



コースから外れるのだが、上音羽の磨崖仏というものが近くにあるようなので、見に行ってみる事にした。
磨崖仏というからには山の崖にあるのだろうと、ある別れ道で山の方へと入ったら民家で行き止まりになっていた。
あれれ、後戻りしもう一方の田んぼの中の道を進むと、立札があった。
んん?ここ?



立札を読むと磨崖仏の説明書きだった。
立札の背後にある大きな岩に彫ってあるらしい。
見てみると背丈ほどの岩の表面に複数の小さな仏様(というか人型)が彫ってあった。
うーん、磨がい仏?
崖というより岩だよな。
ちょっと大袈裟なネーミングにしたなと思いつつ撮影させてもらって、山脈自然歩道に戻った。



そこからはずっと車が通れる舗装道路。
でも車はやって来ず。
さくさく歩く。
急にあられの降りが激しくなった。
道の端により風上の木々に傘となってもらい歩いていくと大きなトタン小屋横に出た。



銭原のバス停だった。
時刻表を見ると10分後にバスが来る。
当初はここから下った所にある、車で何度か来た見山の郷まで行こうと思っていたが、お店ももう閉店時間だろうからもうここでいいか、と終わりにする事にした。



トタン小屋では土地の農作物なんかが売られていて、屋根もあるから少し商品を見せてもらって時間を過ごした。
日曜日だけ開かれる市らしい。
時間前にバス停に戻り発車時刻を待った。
こんな田舎で渋滞なんて無いはずなのに、時刻を数分遅れてバスはやってきた。
走ってないのかとちょっとドキドキした。

この山行きで二度目

2021-01-02 23:17:12 | 山行
低山縦走シリーズ『福井のバス停から銭原のバス停まで』
(その5)免山バス停→上音羽

免山バス停からはしばらく府道を歩く。
歩道のない山中の道路で、車の通行もまずまずあるので少し危険である。
迷いようが無かったため歩いてる間地図を見なかったのだが、後で確認すると途中から府道を外れて集落の中を通る生活道路を見つけ、近道だし交通量も少なかっただろうから失敗したなあと思う。
今回の道行ではこんな事がいつもより多い。
年取ったせいだろうな。
少し悲しい。



泉原の信号で左折。
引き続き歩道の無い府道であるが、交通量はグッと少なくなってありがたい。
次に歩く自然歩道は山脈自然歩道。
やまなみ自然歩道と読むらしい。



府道から山に入る辺りに東海自然歩道が交わっていて、地図の赤いルートのどれがどの自然歩道を指しているのか分からなかったが、なんとか北へ向かう林道に入る事ができた。
混合林が広がる山中の林道である。



しばらく歩くと細い渓流と交わる場所があり、車が止まっているのが遠くから見えた。
何してるのかと思っていたら、川沿いでピクニックしていた。
えええ、寒くないか?
静かに自然を満喫できるとは思うが、も少しいい季節に来た方が良いのでは、と余計なお世話な感想を持ちつつ通過する。
そうそう、川には鹿の死骸と思われる骨が転がっていた。
山奥にきたなあ。



林道は車が十分通れる道で、道路上には広葉樹針葉樹の茶色い落ち葉が轍の外側内側に積もっている。
山村の近くにある林道なら、かつて山林の管理に使われていた山の人の活動の跡が残されていたりしておもしろいのだが、この林道はなんのための林道なのか、道だけが延々と伸び、変化がない。
ただただひたすら歩くだけの時間。



そんな人気のない所ゆえに不法投棄する場所として狙われるようで、至る所に不法投棄禁止、不法投棄を見かけた方は通報してください、と書かれた立札があった。
走っている車には全く出会わなかったのだが、時々普通車が駐車してるのを見かける。
犯罪の場に出くわさないかとドキドキするのだが、車だけ止まっていて人はいない。
山に入って何してるんだろう。



空に雲が広がり暗くなるとパラパラと音がして、またあられが降ってきたと知る。
林道に入ってから登り続け。
ここにきて脚に疲れがやってきた。
股割りをして内股の筋を伸ばしつつ歩く。



車が走れる道にしては傾斜が急で、自転車の山岳ステージを練習したい人にはうってつけなのではと思うのだが、知られていないのか走ってないなあと思っていたら、ようやく道が下り始めたところで前から一台自転車が上ってきた。
おー、がんばれー。
ただ注意が必要で、舗装されてるけど通行量が少ないから路面に苔が付いてて、下りはグリップが効かず、ずるりとすべりそうだ。



多留見峠から林道を外れ砂利道の少し細い道路に入る。
この道行きで二度目の未舗装道。
なんかの業者の敷地を過ぎるとさらに道幅も狭くなり、登山道らしくなったなと気分も変わり、平坦な道で脚の疲れも気にならなくなって気分良く歩みを進めていたら、また信じられないものが現れた。



自動車がまた不法投棄されていた。
二台目、今度は普通車だ。
えええー、ここまでどうやって持ってきたんだ?
前後の道はどう見てもこんな車が通れる車幅はないぞ。
うーん、びっくり。



この車も廃棄されて随分と時間が経っている。
落ち葉どころか土に埋まりかけている。
うーん、もう一度びっくり。
気を取り直して先に進むと倶楽部前バス停のある場所で府道に出た。
横断し、上音羽の集落に入る。




黒い池と鉢伏山

2020-12-31 12:40:58 | 山行
低山縦走シリーズ『福井のバス停から銭原のバス停まで』
(その4)粟生岩阪→免山バス停

鉢伏自然歩道は粟生岩阪の集落の西の端にある神社の横から再び山へと入る。
竹藪を抜け、背の高い木の茂る林の中へ。
枯葉の降り積もった細い山道なのだが、道はまだ舗装されている。
木々の間から覗く空はいつの間にか灰色の雲で覆われ、辺りが暗くなった。
さっきより気温が下がった気がする。



道は木々に囲まれた開けた場所に出た。
周りでパラパラと音がするので何かと思えば小さなあられが降っていた。
枯葉の上を1mmくらいの白い粒が転がっている。
寒い訳だ。
ジャケットにもパリパリ当たるが、溶ける事なく転がり落ちて行く。



時を経た作業小屋の向こうに黒い池があった。
水は汚くはなさそうなので、光が池面に差さないゆえ黒く見えるようだ。
静まった水面にあられが水紋を作っていた。
静かである。



お腹が空いてきたのでザックを降ろしておにぎりを取り出す。
池畔に座って食べてもよかったのだが、長く休むと寒そうだし、あられが降ってるので敷物を出す気にならず、歩きながら食べた。
右手は耕作地跡に変わり、道しるべが立っている場所で左へ直角に曲がり、山の斜面へと取り付く。



ここにきてようやく舗装が無くなり、土と石を踏みしめて登る。
右側の急な斜面を直登する道があるのに気付く。
地図によると、自然歩道を離れ、鉢伏山山頂に行く道らしい。
再び日の差し始めた空の下、まだ鮮やかな葉っぱをつけた木を愛でながら進むと、程なく山頂に到着。



木製のベンチがいくつもあり、木の枝に299mと書かれた板がかかっていた。
皇族の方の登頂記念の石碑があった。
こんな山にどういった経緯があって来られたのだろうか。
木が刈られ開けた方を眺めると、すぐ横を通ってきた配送センターのビルがよく見えた。
なかなか良い眺めである。



地図によると山頂から下るには上ってきた道をピストンするしかないようなのだが、自然歩道をそのまま進んだ先へ降りられそうな方向に道があったので行ってみると、果たして左から来る自然歩道らしき道に合流した。
すぐに自然歩道の所々に立っている注意看板があったので、正しい道を歩いていることを確認。
この立看板、要所要所でいけないことをしないよう、その場所で誘惑に駆られる衝動を抑えるべく機能しようとさせている。
例えば、耕作地横では農作物を取らないようにとか、枯葉の多い場所では歩きタバコをしないようにとか、etc.etc.



林縁が近づいてきて舗装道が始まり、林を抜けると集落に出た。
左手上方に新名神の大きな橋梁が山を横切っている。
地図では免山バス停へと赤いルートは伸びているのだが、この眺めだと免山バス停まで右手に下り、それからあの新名神の橋の下まで再び上ることになりそう。
ここから直接橋梁方向に行けば、ガードレールの見える新名神工事で新たに作られた周辺道路に入って、下ることなく橋の所に出られそうなのだが、一般人は通れない道で門が閉ざされていたら嫌なので、ルート通りに一旦下る事にする。
歩きにきたんだから遠回りでもOKでしょ。



ここでも少し道を間違え、バス停近くにある信号より麓側で府道に出てしまった。
バス停を過ぎて府道を上ると、信号の交差点に細い道の入口があり、鉢伏自然歩道起点と書かれた道標が立っていた。
ここに出てこないといけなかったんだな。





さて、これが2020年最終話。
今年の年末年始は実家の家族と相談して帰省しないことになった。
これで1年以上帰らない事態となった。
大阪でたぶん初めて年末年始を過ごすはず。
あ、仕事で年を越してから帰省したことがあったかもしれない。
今は喪中なので、こちらの神社に初詣に行く訳にもいかず、お正月らしい雰囲気はTV番組でしか味わえなさそうだ。
お寺はお参りしてもいいらしいので、お寺を訪れてみようか。
なんにせよ、コロナに振り回された一年だった。
来年はみんな心置きなく旅できるようになるといいね。

思うところの多い区間

2020-12-26 01:23:27 | 山行
低山縦走シリーズ『福井のバス停から銭原のバス停まで』
(その3)彩都あかね公園→粟生岩阪



鉢伏自然歩道に戻り、再び木々の間を歩く。
歩き始めてすぐ、道脇に軽トラが廃棄されているのを発見した。
ええ?、こんなところにどうやって持ち込んだんだ?、と思ったが、道は狭いながらも軽自動車ならなんとか無理矢理通れないこともない。
うーん、すごいこと考えるな。
ここまでして廃棄にかかるお金をかけたくないんだ。
いつからあるのか枯葉に埋もれ、車内には幼い木が生えている。
車の前にゴミを捨てないようにという立看板があるのが面白い。
どちらが先にここに存在していたのだろう。
・・・軽トラに違いない。



先に進むと道は整備された遊歩道になり、小さな広場があった。
石のベンチがあったりして、あまり人に知られて無さそうな場所だから、季節の良い頃静かに過ごすのに良さそうだ。
覚えておこう。



砂防堰堤があった。
凝った造りの美しいダムで、説明板があった。
木々が繁茂し水面は見えないが、水はほとんど流れていないのではないか。
こんな所に必要なのだろうかと不思議に思った。
今は冬で渇水期だし、雨の多い時期には流量が多くなったり、あるいは昔に災害発生した場所なのかもしれない。
斜面は怖いからね。



二つ目の砂防堰堤を過ぎると谷は開け、さっき間違えて下ってしまった道路の橋の下に到着。
背の高い橋がかかっていた。



橋をくぐるとすぐに粟生岩阪の集落。
谷の反対側の斜面を再び登る。
斜面に民家が密集して建つ眺めは、私にとって懐かしい景色である。
父方の実家がある田舎も同じような地形にあり、狭い坂道のすぐ脇に家の屋根があるような山の斜面に村があった。



ここでも少し道を間違える。
道しるべがあったのに、よくよく見ないでこっちだろうと勝手に判断して歩いていったら、登らねばならないのに下りに入ってしまった。
今回はすぐに気が付き取って返し、道しるべをよく見ると矢印は反対の方角を指していた。
この自然歩道の道しるべはなかなか親切で、大まかな矢印以外に詳細な現在地の地形図が貼り付けてあるのだ。
なのにこの有り様。
これに懲りてこの後は地形図をしっかり確認して歩くことになった。




地図は最新のものを用意すべし

2020-12-25 06:21:53 | 山行
低山縦走シリーズ『福井のバス停から銭原のバス停まで』
(その2)彩都あかね公園→彩都あかね公園

彩都あかね公園の新しい道を下り、配送センター横のトラックが走る道路に出る。
私の持っている地図はとても古く2008年版で、新名神は影も形もなく、今歩いている道路も載っていない。
地図上の赤い道は多分これだろうと道路を下って行くが、T字路に出て行き止まってしまった。
地図では十字路になっていて、このまま真っ直ぐ行きたいのだがその道がない。
ここでは無いのだろうか。



ウロウロと道を探していたら、道路の対岸を通りかかったおじさんが、そっちは歩道がないからこっちを歩かないと危ないよ、と声を掛けてくれた。
ダメ元で鉢伏自然歩道はどう行けばいいのか聞いてみた。
するとこの道路の下をくぐって行くのだと言う。
近づいて聞いてみると、この上の公園の所から谷筋に入って橋の下をくぐるのだそうだ。
そんな道あったかな。
よく見るとおじさん、リュックを背負って歩く人の格好だ。
それで自然歩道のありかなんて知ってたんだ。
公園で待ち合わせしてどこかに歩きに行くところだそうで、公園まで行って正しい道を教えてくれることになった。
いい人に出会ったな。
待ち合わせは公園で座ってた二人組かな。
せっかく下ったが、公園へと登り返す。



公園に着いて教えてくれた道はなるほど下り始めた自然歩道の目の前にあった。
右側の新しい公園に目を奪われて左側の、というか正面の道が全く目に入っていなかった。
やれやれ。
公園ができる前なら迷いようもないところだったんだろうな。
おじさんにお礼を言って別れ、自然歩道に復帰した。

<間違えた場所。右に出てしまった。左の暗い穴みたいなところが自然歩道の続き。>



舗装道の自然歩道

2020-12-24 00:11:19 | 山行
低山縦走シリーズ『福井のバス停から銭原のバス停まで』
(その1)福井バス停→彩都あかね公園


低山縦走シリーズと名付けた。
続くといいんだけど。



山の麓の福井バス停で降車し、歩き始めた。
見上げれば青い空。
昼前から曇りの予報だったから、青空が見えるのも今のうちかも。
風がないのでキリッと冷えた空気が頬に気持ち良い。
風があると寒くていられないが。



しばし民家と田畑の間の道路を西へ歩き、その後関西大倉学園への坂道を上る。
鉢伏自然歩道という名前が付けられた道で、学校を過ぎたら山に入るようだ。
右手に墓地を見て、猫のたくさん住まう家を過ぎ、結構な距離を上ってようやく関西大倉学園が見えてきた。
途中二人高校生が自転車で追い抜いていった。
通学がなかなかしんどそう。



学校が右手にあり、左手に企業の大きな敷地があり、その間に道は続いている。
この道を入っていっていいのだろうか。
私有地のようで不安になる。
先の方にどちらかの警備員の方がいたので聞いてみた。
この道を入って良いようだ。
登って行くとまた左手に墓地があり、そしてようやく山中へと入っていく。



周りは木々に囲まれ、道は細くなったが、舗装されていて歩きやすい。
近所の人の散歩のコースなのか、ここまでで3グループとすれ違った。
このまま山の中を進むのかと思ったら急に右手が開け、巨大な建物が現れた。
山中に作った工業団地的なところ。
新名神が通ったから交通の便が良くなったのだろう、配送センターか何かのよう。



そんなのが出来るまではなかったと思われる、自然歩道の右側に柵が立てられていた。
府か市が誘致したのだろうが、アクセス道路の整備だけでなく周辺環境にも目を配り、企画・対応しないといけないから大変だな。
と変なところで仕事目線で見てしまった。
しばし歩くと真新しい公園に出た。
ベンチでおじさん二人が話をし、別の一人は壁にボールを投げて遊んでいる。
住宅地からは離れた場所にあると思うが、意外と利用されているようだ。




福井のバス停から銭原のバス停まで

2020-12-23 06:17:07 | 山行
どうも脚の筋肉の衰えが気になり出して、山を歩かなくなったのが一因だよなと思い、山を歩かねばという思いが強くなった。
でも日帰りで夕刻には帰ってきたい。
もう高い山は寒かろうし。
北の方に行きすぎると雪が積もってるに違いないし。
でもガッツリ歩きたい。
そんな都合の良い山は近くにはなく、考えたのが小さな山をハシゴすること。
いわゆる縦走と言うやつだ。
それで山と高原地図の北摂・京都西山版を眺め、縦横に走る赤い線を繋いで歩ける道を探した。
間に車の走る道路を入れればどうとでも繋げられるのだが、直線的に山奥へ伸びる道を選択したら、題名のルートになったという訳だ。
なので福井と言っても福井県の福井ではなく、大阪府茨木市の福井。
大阪の北側に聳える(と言うほど高くないが)山並みへの入口と言える場所にある。
高さは稼げない分、距離で脚に負荷をかけよう。
歩いてみて分かった。
山を登ったと言えるのは最初の鉢伏山だけで、後は自然歩道と名はついているが、一般道と林道がほとんどだった。
次号よりその縦走記。




保津峡へ最後の道程

2020-12-01 06:22:55 | 山行
登山道を下りきると水のきれいな渓流があり、道しるべに「丹波散策の道」と表示された林道に出る。
斜面のすぐ上を府道が通り、ツーリングするバイクの音が降ってくる。
林道をしばし行くとその府道と交わり、そこからは車道歩き。
さて、この先にあるJRの保津峡駅から電車に乗って帰るか、府道をそのまま歩いて嵯峨嵐山駅まで行くか、選択の時。
嵯峨野かあ。
魅力的ではあるけど、空は雲が覆い日差しが無くなってしまった。
日差しがあったら紅葉も鮮やかなんだろうけど・・。
それに行がけに車窓から混雑している様子が見えたから、あの中にあまり入りたくないなあ。
辺りは薄暗く、午後3時前だというのにもう夕刻の雰囲気。
一日が終わった気分になり、明智越の山行はこれで終了、保津峡駅から帰ることにした。

<針葉樹林帯を下り>


<渓流沿いに出る>


<欄干の無い小さな木橋を渡り>


<しばし林道歩き>


<府道下の法面>


<まもなく府道に合流>


<まわりに柿の木は見つけられなかったんだけど>


<この日一番鮮やかだった紅葉は府道に出てすぐのもみじ>


<JR保津峡駅は鉄橋の上にある。曇ってると紅葉もくすんで冴えない。>


<トンネルと鉄橋とトンネルと鉄橋と・・ってところ>


<電車を待っていたら、保津川下りの舟が通りかかった>


<一番赤いところに嵯峨野観光鉄道のトロッコが走る>