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色褪せた季節

2022-02-05 18:06:09 | Weblog
景色から彩りが失われたなあと思う。
昨年の秋は例年に増して秋の野を歩いたからか、余計にそう思う。
前と同じように公園を歩いても、写真を撮りたいと思う頻度が激減した。
べつに白黒の世界に変わってしまった訳ではないのに、とても色が失われたように感じる。
直前の季節が鮮やか過ぎるからだよな。
それでもが積もり本当に真っ白な世界に様変わりしたら、今でもどれだけ色を感じてるかに気付くのだろうけど。
色を感知しない時間を長く過ごす故に、春の淡い色合いも華やかに見えるという効果もあるだろうから、せいぜい今の景色に目を慣らしておく事にしよう。




大山崎辺りの線路交差

2022-01-24 06:25:03 | Weblog
JR京都線と阪急京都線は大阪府内ではJRが北側、阪急が南側を走っているが、京都に着くといつのまにかJRが南側、阪急が北側を走っている。
どこで交差してるのかと地図を見ると、ちょうど府境の辺り、京都の大山崎で入れ替わっていた。
大山崎山荘美術館近くのパン屋さんから山崎の駅に帰る途上、両線が接近して走っていたので線路脇に降りてみた。



この辺りはすでに阪急が北側(西側)を走っている。
すぐ向こうはJR。
階段を降りて線路の下をくぐると、JRのすぐ東側に鳥居があった。
この高架下の道は背後の山にある山崎聖天の参道だったことに気付く。
停車駅の遠い直線区間なので阪急の特急列車は結構な速度で通過していた。



階段を登って元の道に戻り南下する。
大山崎瓦窯跡公園なるものがあり、東側の展望が遮るものなく開けていた。
JR線をサンダーバードらしき電車が通過していく。
天王山の麓の交通の要衝だけあり、さらに少し南東には東海道新幹線が走っている。
JRは複々線だから幅200m程の場所に、8本もの線路が並んでいることになる。



さらに南下すると細い路地があり、入っていくと阪急の上を越す橋が渡されていた。
車は通れない細さ。
そのすぐ南側で阪急とJRは交差していた。
ここで南北(東西)が入れ替わるのね。
両線とも主要路線なので5分と置かず電車がやってくる。
ローカル鉄道ばかり撮ってるので、撮影準備が遅く、あわあわしてしまった。
JRは踏切で渡り、山崎の駅へと戻った。




こんなところにパン屋さん

2022-01-22 17:45:52 | Weblog
遺品展を観終え、少し遅れたお昼を食べる事にした。
連れが山荘から10分程のところにパン屋さんを見つけたので様子を伺いに。
山崎の駅とは反対側に、線路と並行して伸びる住宅街の道路を歩く。
右手が開けて眺めの良い山手の住宅街だ。
急斜面に建てているので、玄関が2階にある家もある。
そんな道をのんびり歩いていたら、こじんまりとしたパン屋さんがあった。
ここだな。



良さげなお店で、イートインスペースもあるのでここで食べていく事に。
私は芋のパンとチョコレートのパン、すももジュースを選択。
お日様の光を燦々と浴びる窓際のカウンター席で、暖かくして食べれた。
そんなに高くなくて美味しい。
食べてる間もひっきりなしにお客さんがやってきて人気店のようだ。
自宅の近くにこんな店があったらいいなと連れと話し合った。




遺品展とその周辺

2022-01-20 06:33:02 | Weblog
京都の大山崎にある大山崎山荘美術館で「みうらじゅん マイ遺品展」が開催中。
知らなかったのだが、みうらじゅんという人は物書きで、「マイブーム」とか「ゆるキャラ」という言葉の発案者だそう。
連れに誘われ観に行くことにした。
JRの山崎駅か阪急の大山崎駅が最寄り駅。
天王山への登り口にある。



入口の門をくぐって山荘の方へ歩いていくと、早速展示物が現れた。
飛び出し坊やのみうらじゅんバージョン。
後で見る館内展示で分かったのだが、いろんな飛び出し坊やの写真をコレクションしていた。
このみうらじゅんバージョンの飛び出し坊やは、山荘の庭園各所にいくつか設置されてるとのことで、鑑賞後探して歩いて写真に撮った。



入館し、鑑賞に先駆け喫茶室でお茶することにした。
展示期間中、みうらじゅんのイラストの焼印が押されたドラ焼きが食べれるとのことで、売り切れる前に食べておく事にしたのだ。
宇治ほうじ茶とのセットで注文。
お茶屋さんの前を通りかかった時に香る良い匂いを楽しみつつ、ドラ焼きをいただいた。



食べたのはテラス席。
うまい具合に入室してすぐ席が空いた。
少し高台にあるのでテラスからの眺めがとても良い。
暖かい日で少し冷える程度だったから、いいとこに座れたな。
麓を走る新幹線の音が遠く聞こえてきていた。



食べ終え、作品鑑賞に向かう。
展示品はみうらじゅんが死んだら遺品になるだろう彼の蒐集物である。
旅先のお土産物とか灰皿、瓢箪の人形、仏像や立体的に見える写真など。
少しおかしな(面白い)デザインのモノにフォーカスしている。
蒐集してるのだからその数は沢山あるのだが、普通でないのは集めるモノの種類も数多くあることだ。
種類にして二、三十はあっただろうか。
よくもまあこんなに集めたな。
美術館でこうして並べて見るスペースがあるならいいが、普段はどこに仕舞ってるのだろう。



そんなあれこれが複数の部屋にグルーピングされて展示されていた。
最後に安藤忠雄建築の地中館「地中の宝石箱」で常設展示してあるモネの絵画、睡蓮を鑑賞。
戻る時、地中館の入口と反対側の窓際に、顔はみうらじゅん、身体は(名前を覚えれなかった)女性の裸体の像が置いてあるのを発見。
入館時にもらった館内案内図を見ると、この作品のありかも書かれていたが、ここに今回の展覧会の作品があることに気づいてない人は多いのではなかろうか。



さて、こんな変なもの(失礼)を集めてる人なので、とても個性的な人のよう。
私も子供の頃にキーホルダーを集めていたが、いつしかやめてしまった。
意味を求めてしまったのだ。
以来、何かを蒐集するということはなくなった。
もし、あのまま続けていればなんでもないキーホルダーでも、何かしらの意味を持ったものになってたかもしれない。
継続するというのはとてもエネルギーが必要だ。
こうしたことに注力し続けられる人でないと芸術方面で成功できないのだろう。
そんなことが腑に落ちた展覧会だった。




2021最終話

2021-12-30 06:20:32 | Weblog
9月末で緊急事態宣言が解除されて3ヶ月。
遠出できない週末を長く過ごしてきたからか、反動で10月以降あちこちによく出掛けたものだ。
泊まりがけの旅行はいつの間にか自分の中で敷居を高くしてしまってまだ実行してないけど。
これはなにかきっかけがないと踏み出せない気がする。
この年末年始は2年ぶりの帰省をすることにした。
実家ではあるが泊まりがけの旅行といえばそうである。
帰ってる間は初詣くらいしか外に出ることは無さそうだから、行きは無理にしても、帰りにどこか道草できないか考えよ。



来年も同じようなコロナ禍での日々が続くだろうけど、少しでも旅に出られるよう祈念して、今年の記事はこれが最終回。


チーズケーキと戦艦

2021-12-10 06:11:01 | Weblog
京都御所の北、京都五山のひとつ相国寺の敷地の真ん中を、東西に抜けることのできる道がある。
その西側、境内を出たところにチーズケーキのお店があった。
連れが言うには有名店とのこと。
折角なのでケーキをひとつづつ買って帰った。



自分の選んだのは表面にナッツが散らされたもの。
夕食後にいただいた。
ナッツは香ばしく、本体のチーズケーキは口溶けまろやか。
飲み物はコーヒーや紅茶でもよかったが、もうアルコールが入っていたので、白ワインを合わせた。
酸味のあるさっぱりとした飲み口で、チーズとピッタリ。
美味しかった。

<艦首から>


ケーキの写真を撮っていたら想像が羽ばたいた。
この形がスター・ウォーズに出てくる帝国軍の戦艦スター・デストロイヤーに見え出したのだ。

<直上から>


厚みも横幅も全然似てないのだが、艦尾に乗ってる生クリームとクルミが(これも似ていないが)とび出た艦橋に見えてしまい、そうなるとスター・デストロイヤーにしか見えなくなった。

<左舷>


艦首から崩し始め、艦橋部は艦尾だけになってから掬い上げ、最後はエンジンノズル部を消滅させた。