旅は3日目。
この日はまず指宿の名山開聞岳の麓にある開聞山麓自然公園へと向かう。
ここにはトカラ馬という小型の馬が放し飼いされているという。
レンタカーのナビに従って走ると、遠かった開聞岳がどんどん近づいてきた。
そろそろ目的地に到着という頃、ドライブウェイの料金所のような建物が見えたところでナビが左折を要求した。
言われるがまま左折するとそこは細い道で、すぐに狭いトンネルに入ってしまう。
車が一台通れるくらいの幅で出口は見えない。
照明はなく明かり取りの小さな穴が天井に開いているだけ。
地上のすぐ下を通っているようだ。
この道本当にあってるの?と連れが疑問を呈するが、引き返せるスペースはない。
するとトンネルの途中でナビが、目的地周辺です、案内を終了します、と言う。
多分その位置の地上が目的地周辺なのだろう。
すれ違い用の待避エリアがあったがそれにしても狭いので行けるところまで行ってみようと車を進める。
トンネル内を走っているのは我々の車だけ。
この先どうなっているのか、行き止まるのか、不安が募る。
するとようやくトンネルの出口が見え、外に出た。
がトンネルの天井が無くなっただけで道幅は狭いまま壁に挟まれている。
すぐ先でまたトンネルへ入っていく。
ふと、千と千尋の神隠しを思い出した。
状況は違うがこのまま進むと神様の住まう地へ出てしまいそうな怪しい雰囲気。
次のトンネルはさっきより短く、ようやく壁で挟まれていない道に出た。
左側は海のようで、開聞岳の縁にそって海との間を走ってきたようだ。
道は樹々に覆われた林道になってこの先も続いている。
どこに繋がっているのか少し気になったが引き返すことにした。
草の茂る路肩に突っ込んでUターンし、再びトンネルに突入。
今度は余裕が出来て途中で止まって車中からトンネルの写真を撮ったりして進んでいると、前方から車がやってきた。
すぐ後ろに待避スペースがあったのでこちらでバックしてすれ違った。
他県のナンバーだったから、我々と同じように迷い込んだか、海岸沿いの道を走り続けるドライブをしているかなのだろう。


間違えて左折したところまで戻ってきた。
ドライブウェイの料金所のようなところへ行くと、そこが公園の入口だった。
連れが係のおじさんにさっきの道は何なのか聞いていた。
先に畑かなにかがあって、そこに行く人しか通らないから行かない方がいいですよ、と言う。
いや、行ってしまったんですけど・・。
料金を支払って入園。
園内は車で移動するところらしい。
入ってすぐの道路脇でいきなりトカラ馬が2頭草を喰んでいた。
その先には柵があり、中に複数のトカラ馬が。
ここは最後に寄ろう。
もらった小さな案内図にある三つのビューポイントにまず行くことにした。





第一ビューポイントには広い駐車場があり、車を停めて景色が開けていそうな方へ歩く。
するととてもいい眺めが広がった。
短い草に覆われた開聞岳の裾野がなだらかに海に向かって伸びている。
手前の草原ではトカラ馬が草を喰む。
背後には開聞岳が間近、というかここは開聞岳の山腹だ。
なんともいい景色であった。
駐車場の横には廃墟と化しつつある建物があり、そこでトイレを借りた。
女性はとても用を足せない美しさで、公園の奥にあるゴルフ場のクラブハウスのトイレを使用するよう書いてあった。



第二ビューポイントは小さな駐車場で、標高が少し上がって見晴らしが良くなる。
第三ビューポイントは車で行ける道路の終点。
開聞岳の円錐を迫力ある目線で感じる事ができる。
第二ビューポイントよりさらに見晴らしが良くなるが、第一ビューポイントの眺めが一番良かったな。




最後に公園入口近くにいたトカラ馬に会いに行った。
柵に囲まれた場所があるのだが、その内側にも外側にも馬がいる不思議な光景が広がっていた。
どういう違いがあるのかと観察すると、柵内にいるのは仔馬とその母馬。
柵外はそれ以外の馬なのかなと見えた。
この春4頭の仔馬が生まれたそうだ。
事故に遭わないよう仔馬は安全なところに匿っているのだろう。
外にいる馬はなんとなく近寄ってくる。
トカラ馬は大人しい性質らしいが、あまり近づくと噛んだり蹴られたりすることもあるそうなので、そっと距離を取りつつ見物した。
この日はまず指宿の名山開聞岳の麓にある開聞山麓自然公園へと向かう。
ここにはトカラ馬という小型の馬が放し飼いされているという。
レンタカーのナビに従って走ると、遠かった開聞岳がどんどん近づいてきた。
そろそろ目的地に到着という頃、ドライブウェイの料金所のような建物が見えたところでナビが左折を要求した。
言われるがまま左折するとそこは細い道で、すぐに狭いトンネルに入ってしまう。
車が一台通れるくらいの幅で出口は見えない。
照明はなく明かり取りの小さな穴が天井に開いているだけ。
地上のすぐ下を通っているようだ。
この道本当にあってるの?と連れが疑問を呈するが、引き返せるスペースはない。
するとトンネルの途中でナビが、目的地周辺です、案内を終了します、と言う。
多分その位置の地上が目的地周辺なのだろう。
すれ違い用の待避エリアがあったがそれにしても狭いので行けるところまで行ってみようと車を進める。
トンネル内を走っているのは我々の車だけ。
この先どうなっているのか、行き止まるのか、不安が募る。
するとようやくトンネルの出口が見え、外に出た。
がトンネルの天井が無くなっただけで道幅は狭いまま壁に挟まれている。
すぐ先でまたトンネルへ入っていく。
ふと、千と千尋の神隠しを思い出した。
状況は違うがこのまま進むと神様の住まう地へ出てしまいそうな怪しい雰囲気。
次のトンネルはさっきより短く、ようやく壁で挟まれていない道に出た。
左側は海のようで、開聞岳の縁にそって海との間を走ってきたようだ。
道は樹々に覆われた林道になってこの先も続いている。
どこに繋がっているのか少し気になったが引き返すことにした。
草の茂る路肩に突っ込んでUターンし、再びトンネルに突入。
今度は余裕が出来て途中で止まって車中からトンネルの写真を撮ったりして進んでいると、前方から車がやってきた。
すぐ後ろに待避スペースがあったのでこちらでバックしてすれ違った。
他県のナンバーだったから、我々と同じように迷い込んだか、海岸沿いの道を走り続けるドライブをしているかなのだろう。


間違えて左折したところまで戻ってきた。
ドライブウェイの料金所のようなところへ行くと、そこが公園の入口だった。
連れが係のおじさんにさっきの道は何なのか聞いていた。
先に畑かなにかがあって、そこに行く人しか通らないから行かない方がいいですよ、と言う。
いや、行ってしまったんですけど・・。
料金を支払って入園。
園内は車で移動するところらしい。
入ってすぐの道路脇でいきなりトカラ馬が2頭草を喰んでいた。
その先には柵があり、中に複数のトカラ馬が。
ここは最後に寄ろう。
もらった小さな案内図にある三つのビューポイントにまず行くことにした。





第一ビューポイントには広い駐車場があり、車を停めて景色が開けていそうな方へ歩く。
するととてもいい眺めが広がった。
短い草に覆われた開聞岳の裾野がなだらかに海に向かって伸びている。
手前の草原ではトカラ馬が草を喰む。
背後には開聞岳が間近、というかここは開聞岳の山腹だ。
なんともいい景色であった。
駐車場の横には廃墟と化しつつある建物があり、そこでトイレを借りた。
女性はとても用を足せない美しさで、公園の奥にあるゴルフ場のクラブハウスのトイレを使用するよう書いてあった。



第二ビューポイントは小さな駐車場で、標高が少し上がって見晴らしが良くなる。
第三ビューポイントは車で行ける道路の終点。
開聞岳の円錐を迫力ある目線で感じる事ができる。
第二ビューポイントよりさらに見晴らしが良くなるが、第一ビューポイントの眺めが一番良かったな。




最後に公園入口近くにいたトカラ馬に会いに行った。
柵に囲まれた場所があるのだが、その内側にも外側にも馬がいる不思議な光景が広がっていた。
どういう違いがあるのかと観察すると、柵内にいるのは仔馬とその母馬。
柵外はそれ以外の馬なのかなと見えた。
この春4頭の仔馬が生まれたそうだ。
事故に遭わないよう仔馬は安全なところに匿っているのだろう。
外にいる馬はなんとなく近寄ってくる。
トカラ馬は大人しい性質らしいが、あまり近づくと噛んだり蹴られたりすることもあるそうなので、そっと距離を取りつつ見物した。