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渋いね球磨焼酎

2023-07-16 07:49:20 | お酒
今、パソコンの後ろに置いている酒は、球磨焼酎である。
5月の熊本旅行で土産に買って帰った奴だ。
パソコンで写真を見ながらしこたま飲み、あともう少し飲んで今日は終わりって時、台所まで行かずとも飲める。
そこにある酒は一日の飲みの最後を飾る酒となっている。



球磨焼酎は米焼酎でアッサリ系。
好みの焼酎はクセの強い奴なので、お店で購入する時そんな奴を紹介してもらい買った。
しかし封を開けて飲んだ時は、「これでクセ強いの?」と思わすさっぱりした味。
米だとやはりそんなものなのかなと、時々ちびちびやっていた。



しかしこの頃、いや違うぞ、と思うようになった。
そのさっぱりした印象の中で、コクと甘みの濃度が違う気がするようになった。
芋焼酎だと芋の種類も白やら黒やら赤やらそれぞれで味の傾向があり、さらに製品による個性もあってその特徴の振り幅が大きい。
そんなイメージで球磨焼酎にも突出した何かを期待していた。



芋焼酎ほど突出した味の差は無いが、飲み続けているとその差が感じられるようになった気がする。
写真で例えると、芋は原色が際立つカラー写真で、赤だったり青だったり他と違う部分がとても明らか。
対して米はモノクロ写真で、色は二色しかないが、そのグラデーションの濃淡を味わう感じ。
派手さはないがその鑑賞の仕方をようやく知ったというところか。




うすにごり

2023-03-16 06:23:37 | お酒
今飲んでる日本酒は先月行った伊丹の蔵まつりで買った奴である。
封を開けて飲んだ一口目が衝撃的だったので記事にしておく。
要冷蔵の生酒で、うすにごり。
にごり酒の甘ったるいのは苦手だが、辛口だと書いてあったから買ったやつだ。
辛口に入るがそこまで辛くはないよとお店の人が言っていた。
それはその通りだった。



封を開けたのは買って帰った一週間後。
冷蔵庫に入れている間に沈殿したにごり成分を、瓶をやさしく回して攪拌し、一合分を冷酒用の器に注いだ。
白い酒だから盃は黒いのを使った。
口に含んで驚いた。
複雑な味わいが口いっぱいに広がったのだ。
まさに言葉どおり「ジュワッ」と。
な、なんだこれは。



味は確かに辛口。
でも豊醇な旨味が舌の上に厚みとなって感じられる。
こんな味わいってあるのか?
なんだか物理的に口腔を刺激されるような感覚があるのだが、これはなんなんだろう。
不思議に思い盃をよく見ると、白い酒の表面に細かな泡が立っていた。
ああ、微発泡してるのか。



シュワシュワするほどではないが、舌や口腔に触れて反応した炭酸が、この不思議な味覚をもたらしているようだ。
うーむ、面白い。
もう一口。
辛口ではあるがその複雑な味わい故に旨味が甘さももたらすようで、後口は甘い酒を飲んだ時のような満足感がある。
過去に飲んだ酒で、記憶に残る酒はそう多くはないが、この酒はその仲間入りをしそうである。




バカルディ カルタ オロ

2023-02-20 06:21:54 | お酒
家飲みでウイスキーのハイボールをよく飲むようになって、ウイスキー以外の蒸留酒でハイボールを作るとどんな感じになるのか試してみたくなった。
ジンはイメージが既にあるので、あまり飲み慣れないラム酒を試した。
買ったのはバカルディのカルタ オロ。
ゴールドラムの方である。
バカルディは透明な奴は飲んだことがあるが、茶色いのは初めて。



氷を入れたグラスにワンショット流し込み、炭酸水で割る前にロックで飲んでみた。
ふむ、やさしい甘さ。
ラムのイメージからか、南国の雰囲気がある。
昔、ウイスキーをストレートやロックで飲んでいた頃、ラムってどんななんだろうと買った事がある。
名前は忘れてしまったが、とても甘ったるい奴で飲み切るのに時間がかかり、それ以来ラムに手を出す事が無くなった。
でもこのバカルディはしつこい甘さでないから飲めそうだ。



そして炭酸水で割ってみた。
うーむ、反対に最近飲んでる量で割る(結構薄め)と、あっさりしすぎるかも。
前の甘ったるい奴をハイボールにしたらちょうど良かったのかもしれない。
少し濃い目にしてみた。
ふむふむ、腰が戻っていい感じ。
これくらいでいこう。



バカルディには定番の飲み方があるようで、ボトルの裏面にキューバ リブレというカクテルの作り方が書いてあった。
ライムの搾り汁とコーラで割るカクテルである。
ますます甘く、南国感が出そう。
コーラで割るのはよくあるようで、ジャックダニエルのカクテルレシピにもジャックコーラというのが紹介されていた。
ライムが手に入るようなら今度コーラも買ってみようかな。




酒蔵まつり

2023-02-16 07:31:07 | お酒
先週末の日曜日、伊丹にある小西酒造で「白雪蔵まつり」をやるとの情報を仕入れ、行ってきた。
会場はJR伊丹駅と阪急伊丹駅を結ぶ商店街の一角で、JR伊丹駅から歩いて5分ほど。
とてもたくさんのお客さんが集まっていた。



振る舞い酒を飲ませてくれるとあった13時前に行ったのだが、長蛇の列ができていたのであっさり諦め、まずは会場をぶらぶらして様子を伺う。
有料で日本酒やワインが試飲できたり、たこ焼きなどの屋台があったり、奈良漬を売ってたり、賑やかである。
道端には早くも出来上がった人たちが、グループで、二人連れで、一人呑みで座り込み、酔っ払って楽しげだ。



細い道路を渡ると広場があり、こちらにも屋台が出て、皆で食べて飲んでしている。
ずいぶん大規模だなあと驚いたが、こちらは少し雰囲気が違う。
奥の方でスピーカーから生歌が聞こえるので行って見ると、簡易の舞台があって若い女の子が歌っていた。
背後に「いたみ冬の元気まつり」と横断幕があり、町のお祭りも一緒に開催していたのだった。



ではお酒をいただこうか。
とその前に何か食べねば、空きっ腹に日本酒を入れたらすぐに酔っ払う。
食べながら飲むのもいいが、用意されたテーブルはいっぱいだし、一人だと手が塞がって写真が撮れない。
まずは腹に溜まるものを食べて、その後飲むことにしよう。



道路を渡り戻ったところの小さな広場で売ってたカレーが良さそう。
ココナッツチキンカレーを食べることにした。
並ばずに買えてラッキー。
その広場の横にあるカフェの出店のようで、まろやかな辛さがなかなかに美味しかった。



さてでは日本酒の試飲を。
代表銘柄らしい白雪という純米酒を燗でいただいた。
小さなプラカップに50mlほどで100円。
好きな頃合いのぬる燗で、程よい甘さとかすかな酸味が舌に優しい、豊醇系のお酒だった。
ちびちびと味わいながら再び二つのお祭りの喧騒の中を歩いてまわる。
たった50mlなのに飲み終えたら気持ちよく酔ってきた。



さて次はビールだ。
小西酒造はベルギービールの輸入もやっていて、その試飲もやっていた。
でもビールを持ってる人のプラカップは試飲という大きさではない。
こちらは一杯300円だが、あの量ならとてもお得だ。



三種類から選べるが、そのうちのひとつは早くも売り切れ。
うーむ、そうなるわな。
アルコール度数の高い方にした。
苦いのかと思ったが、クリーミーでとてもまろやかな口当たり。



アテになにか食べ物を買おうとまた両会場をウロウロしたが、売り切れて店じまいするテントが多く出てきた。
大盛況だからなあ。
食べるのは諦めて、再び試飲に目標変更。
今度はひやしぼりの三種飲み比べを選択。
吟醸と大吟醸と純米吟醸の三杯を300円で。
うーん、香りと甘さに違いがあるが、とっても僅かな差。
比較はどうでもよくなって、ただ美味しく味わった。



そろそろお帰りの時間が来たので、お土産に何か買って帰ろうと酒蔵常設の店舗で物色。
最初に飲んだ白雪の純米酒が美味しかったので、その四合瓶を探したのだが一升瓶しかない。
他のお客さんも帰りがけに何か買おうと集まってきていてレジに列ができ、並んでまで買う気が失せた。
重いけど先にお土産を買って試飲に回るか、もっと早く来て早く帰ることを考えた方が良さそうだ。



同じ通りにもう一軒、伊丹老松酒造という酒屋も店を構えていたので、そちらを覗いてみることに。
こちらの列はそれほど長くない。
しかも定価の2割引きくらいで売ってたので、うすにごりの四合瓶を買うことにした。
にごり酒は甘すぎて苦手なのだが、少し辛口ということなのでちょっと冒険。
試飲したかったが、にごりとうすにごりは試飲分が無くなったようで終了していた。
きっとおいしいからよく出たんだろうと思うことにした。



帰りは阪急で帰ろうと「いたみ冬の元気まつり」の会場を横断していくと、舞台が撤収中だった。
こちらもお客さんがいっぱい来ていたし、伊丹市はいい場所に広場を持ってる。
阪急伊丹駅までも5分くらいだし、安心して飲みに来れるところだ。
来年も開催日を見逃さなければ、また来たいものである。




月曜日の体調で分かった二つのこと

2023-02-02 06:26:32 | お酒
昨年、日曜日に遅くまで飲んでしまうと、翌月曜日の仕事がしんどくなるようになった。
二日酔いではないのだが、なにやら身体が重だるいのだ。(それを二日酔いと言うのかもしれないが・・)
昔はそんなことなかったのに。
飲んだ翌日がお休みだと、ボケっとしてるから身体の不調に気付かないが、仕事で神経を研ぎ澄ませているとよく分かるよう。
それで日曜日は早めに就寝して、お酒を翌日に持ち越さないよう注意するようになった。
睡眠時間をしっかりとると体調への影響はなくなった。

ところが先々週の日曜日、早く寝なければと思いつつ、夜遅くまで酒を過ごしてしまった。
仕方ないなあと思いつつ次の月曜日、覚悟して仕事に出掛けたが、意外にも体調はすこぶる快調。
酒の量はいつもより多かったのになんでだ?と不思議だったが、もしかしてと思い当たるところがあった。
この冬から食後酒をビールからハイボールやお湯割りに変えていた。
よく醸造酒は二日酔いになり易いが、蒸留酒はなり難いと言われる。
自分の過去の経験からその差を感じたことはなかったのでこれまで気にせず飲んでいたが、今回その差を初めて感じたのかもしれない。

試しに先週の日曜日も夜遅くまで飲んでみた。
やはり月曜日の身体の重さはなし。
飲む酒の種類の差による相違があると言わざるを得ない結果だ。
より正確に検証する為には、再度ビールをたくさん飲んで、翌日どうなるか試すことだが、尿酸値UPという別の支障があるのでやめておく。
翌日に酒を持ち越したり、飲む酒種で体調が変わったり、年取って変わってきている私の身体について再認識した。




沖島で買った焼酎がまだ残っていた

2023-01-23 06:21:02 | お酒
自分にとって珍し系の蒸留酒はすぐに飲まず、チビチビと勿体つけて飲むので、昔買った奴がいつまでも残っていたりする。
封を開けたら品質は劣化していくだけなので、蒸留酒と言えど早く飲むべきなのだが。
今、酒瓶置場で飲まれるのを待っているのは、昨年の春訪れた琵琶湖の沖島で買った焼酎である。
沖の雫という。
蒸留所が島にあるわけではなく、作ってるのは本土の酒造メーカー。
でも沖島産のさつまいもを使用。



夏を越したひやおろしを久しぶりに飲んでみた。
香りはバリバリ芋なのに、口に含むとさっぱりすっきりした舌触り。
あれれ?と思うがその後、いも焼酎の厚みがやってくる二枚腰。
そして後口はふんわりと甘い。
ほおー、なかなかやるじゃない。
また味わえるよう少し残すことにした。




いせかど

2023-01-17 06:20:46 | お酒
昨年末から酒を飲む事ばかり考えている気がする。
お酒の飲める週末がとても楽しみ。
昔ほどではないと思うのだが、仕事のストレスがたまり、旅行の予定もない状態だから仕方ないところか。
なので話題は最近飲んだビールの記録。
初詣に行った際、自分用にお土産を買った。
伊勢角屋麦酒のクラフトビール。
ここのはなかなかいいお値段がするので、度々は買えない。
お正月だからと少し奮発した。



まず一本目、PALE ALE(ペールエール)。
ホップがしっかり香り、そしてしっかり苦味がある。
この苦味がさわやかで明るく透明。
舌の根っこではなく、表面で感じるからか。
嫌味なところが全く無い。
飲み込んだ後、鼻で息を吐き、息を吸うと、とても清々しい残り香がして陶然となる。
なんとも幸せな時間をくれるビールである。



二本目、HAZY IPA(ヘイジーアイピーエー)。
なんと、プルタブを引いたらそれだけでホップが匂い、びっくり。
グラスに注いできちんと香りをかぐと柑橘系。
開栓して時間が経ち温度が上がると香りの粘度が上がるというか厚みが出てくる。
苦味はガツンというものでなく、爽やかな苦味で徐々に苦味が去ると甘みが残る。
鼻を通した残り香もさらりとした甘みがある。
原材料に小麦麦芽とあるから、IPAといいつつもホワイトビール的な味わいがあるのかも。
HAZYとは「かすんだ」とか「もやのかかった」はっきりしない様子を意味するらしい。
いやいや、はっきり主張してるよ、と思った。


新年を寿ぐ酒

2023-01-07 17:24:19 | お酒
昨年末に、アンディウォーホル展に行った際、ミュージアムショップでウォーホルの花の絵が入った小瓶のお酒を買った。
お酒は純米大吟醸で、結構いい値がしたけど奮発。
これまで買ったフラスクボトル(よりちょっと大きいけど)のお酒でダントツ一番高い。
日本酒なんて新鮮な内に飲むべきなのに、飲む機会を逸していたのだが、そうだ、いい酒なんだからお正月に飲もうと帰省の荷物に加えることにした。



今年の実家のおせち料理は市販のオードブル盛り合わせ的な奴。
これと一緒にいただこう。
瓶ごと冷蔵庫で冷やし、ワイングラスで飲んでみた。



大吟醸だからさぞかし匂うのだろうと思った吟醸香はほぼ無し。
ふーん、これは意外。
この香りは麹のにほひなのかな。
口に含むとやさしい甘味。
そして控えめな酸味。
もっとさっぱりとしているかと思ったが、意外と飲みごたえがある。
大吟醸なんて普段飲まないので、比較対象が遠い記憶の彼方だ。



好きなタイプの酒ばかり飲むのでなくて、たまにはストライクゾーンから外れた奴も飲まないと、どういう風に外れてるか評価できない事に気付く。
合わせた料理はとても美味しかったのだが、少し洋風な味付けなのでちょっとケンカしてる感じもあって、いいお酒なんだろうに、正しく味わえなくて悪い事をした気分。
まあ、いい勉強になったかな。




メジャーカップ

2022-12-20 06:22:40 | お酒
ウイスキーをまた度々飲むようになって、一杯でどれくらいの量を飲んでいるのか知りたくなった。
カクテルを作る時に使うメジャーカップで、ウイスキーのシングルやダブルの量が測れるらしく欲しくなった。
大きな酒屋さんとか、酒器を扱う食器屋さんに置いてるのかな。
今度探してみようと思っていたら、ひょんなことから手に入れる事ができた。



飲んでるウイスキーのボトルが空きそうになったので、次のウイスキーをどんなタイプのにしようかと考えていた。
甘い香りや味がするものを飲んでみたいなとネットで調べると、テネシーウイスキーのジャックダニエルがそんなタイプらしい。
早速酒屋さんでボトルを見つけて手に取ると、口金のところに小さな箱がオマケに付いていた。
なんだこれはとよく見ると、なんとメジャーカップだった。
へえ、こんな巡り合わせってあるんだな。
ドージーズの酒泉童子のお計らいかも。
即購入し、ありがたく使わせてもらっている。



実際に測ってみて、1ショットのシングルの分量って少ないんだなと認識。
シングルってグラスに指一本分の量と聞くが、一本分の深さにするにはだいぶ小さなグラスでないといけない。
それでも250mlくらい入るグラスに氷を一杯に入れると、1ショットで半分近くまで満たされる。
そこに同量の炭酸水を入れて氷入りの炭酸トワイスアップを作って飲んでいたら、あっという間に4杯も空けてしまった。
うめーなジャックダニエル。
アルコール量にしてビール約1リッター分飲んだことに。
うーむ、ビールみたくお腹が膨れないからペースが早くなる。
注意、注意。




尿酸値対策 その参

2022-12-18 07:32:24 | お酒
焼酎のお湯割に倣ってウイスキーのお湯割りを作ってみた。
これもいける。
焼酎と同じく、立ち昇る湯気が薄まったアルコール度数を感じさせない香りと刺激を鼻腔にもたらしてくれる。
だから少し熱めのお湯にウイスキーを注ぐようにしている。



ウイスキーのお湯割りは合わせるツマミも幅広にできるので有用。
今は最初に買ったアイラのウイスキーでしか飲んでいないが、他の特徴を持つウイスキーをお湯で割るとどんな味わいの変化があるのか。
今後試してみるのが楽しみである。



気に入った飲み方がいくつか見つかって、この冬のお酒の飲み方はほぼほぼ決まった感じだ。
風呂上がりで喉を潤したいなら焼酎かウイスキーの炭酸割り。
ワインや日本酒を食中酒とし、食後は焼酎かウイスキーのお湯割りをチビチビやる、と。
そして気の向いた時にビールを一本だけ楽しむ。



問題は一杯飲むのにいちいち炭酸水、あるいはお湯を準備して割る作業が必要という事。
缶飲料ならプルタブを引いて注ぐだけだが、氷でグラスを冷やしたり、ポットが無いから冷めたお湯を沸かし直したり、飲むまでに手間がかかる。
まあ、それも飲む楽しみのひとつにしていければいいか。