万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌1343 言痛くは1213

2014年04月23日 | 万葉短歌

2014-0423-man1343
万葉短歌1343 言痛くは1213

言痛くは かもかもせむを 岩代の
野辺の下草 我れし刈りてば  ○

1213     万葉短歌1343 ShuD335 2014-0423-man1343

□こちたくは かもかもせむを いはしろの
 のへのしたくさ われしかりてば
○=未詳。作者名・左注のいずれもない。
【編者注】題詞は「寄草」(草に寄す)。十七首(1336~1352)の第8首。脚注読み下しに、「一には<紅の 現(うつ)し心(ごころ)や 妹(いも)に逢はずあらむ>といふ」。依拠本は、異文は譬喩歌ではないから、「別々の歌」と見るべきとする。
【訓注】言痛く(こちたく=事痛)。かもかも(左右)[06-0965]。岩代(いはしろ=石代)[和歌山県みなべ町岩代?]。野辺(のへ)。我れ(われ=吾)。



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