万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌2971 大君の2783

2018年10月13日 | 万葉短歌

2018-1013-man2971
万葉短歌2971 大君の2783

大君の 塩焼く海人の 藤衣
なれはすれども いやめづらしも  

2783     万葉短歌2971 ShuF571 2018-1013-man2971

おほきみの しほやくあまの ふぢころも
  なれはすれども いやめづらしも
=出典未詳。
【編者注】「寄物陳思」(2964-3100、137首)の第8首。男。
【訓注】大君(おほきみ=大王)[「武烈即位前紀に拠れば、天皇の塩はもっぱら敦賀産(越前角鹿〔つのが〕産を用いたという。] 海人(あま=海部)。なれ(穢)[<「褻(な)れ」と「馴れ」とを懸ける>。03-0413藤服 ・・・ 未著穢(ふぢころも ・・・ いまだきなれず)、07-1312下服而 穢尓師衣乎(したにきて なれにしきぬを)、11-2622塩焼衣 雖穢(しほやききぬの なれぬれど)、-2623八塩乃衣 … 穢者雖為(やしほのころも ・・・ なれはすれども)、-2971藤衣 穢者雖為]。