2018-1002-man2960
万葉短歌2960 うつせみの2772
うつせみの 現し心も 我れはなし
妹を相見ずて 年の経ゆけば ○
2772 万葉短歌2960 ShuF565 2018-1002-man2960
□うつせみの うつしごころも われはなし
いもをあひみずて としのへゆけば
○=出典未詳。
【編者注】「正述心緒」(2864-2963、100首)の第97首。男。
【訓注】うつせみ(虚蝉)。現し心(うつしごころ=宇都思情)。我れ(われ=吾)。年の経ゆけば(としのへゆけば=年之経去者)。