*** 万葉集 巻12 寄物陳思の部(2964-3100、137首) 始 ***
2018-1006-man2964
万葉短歌2964 かくのみに2776
かくのみに ありける君を 衣にあらば
下にも着むと 我が思へりける ○
2776 万葉短歌2964 ShuF570 2018-1006-man2964
□かくのみに ありけるきみを きぬにあらば
したにもきむと あがおもへりける
○=出典未詳。
【編者注】「寄物陳思」(きぶつちんし、2964-3100、137首)の第1首。女。
【訓注】かくのみに(如是耳)。衣にあらば(きぬにあらば=衣尓有者)。我が思へりける(あがおもへりける=吾念有家留)。
【類歌】16-3804 如是耳尓 有家流物乎 猪名川之 奥乎深目而 吾念有来 作者未詳
(かくのみに ありけるものを いながはの おきをふかめて あがもへりける)