万葉短歌-悠山人編

万葉短歌…万葉集全4516歌(長短)のうち、短歌をすべてJPG&TXTで紹介する。→日本初!

万葉短歌2963 白栲の2775

2018年10月05日 | 万葉短歌

2018-1005-man2963
万葉短歌2963 白栲の2775

白栲の 手本ゆたけく 人の寝る
味寐は寝ずや 恋ひわたりなむ  

2775     万葉短歌2963 ShuF568 2018-1005-man2963

しろたへの たもとゆたけく ひとのぬる
  うまいはねずや こひわたりなむ 
=出典未詳。
【編者注】「正述心緒」(2864-2963、100首)の第100首。男。
【訓注】白栲(しろたへ=白細)。手本(たもと)。寝る(ぬる=宿)。味寐(うまい=味宿)[「味のよい眠りの意で、男女の共寝に限っていう」]。寝ず(ねず=不寐)。

*** 万葉集 巻12 正述心緒の部(2864-2963、100首) 終 ***