万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌0696 家人に0631

2012年08月21日 | 万葉短歌

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万葉短歌0696 家人に0631

家人に 恋ひ過ぎめやも かはづ鳴く
泉の里に 年の経ぬれば  石川広成

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□いへびとに こひすぎめやも かはづなく
 いづみのさとに としのへぬれば
○石川広成(いしかはの ひろなり)=題詞原文では「石川朝臣広成」。同脚注に、のちに姓高円朝臣の氏を賜わる、と。「天平宝字二年(758)従五位下。のちに高円朝臣広世(ひろよ)と改名した人らしく、摂津亮(せっつのすけ)その他諸国の国守を歴任した。」 全3歌の初出歌。
【編者注】題詞原文は、「石川朝臣広成歌一首」。
【訓注】高円(たかまと)。家人(いへびと)。恋ひ過ぎめやも(こひすぎめやも=恋過目八方)。かはづ(川津)[河鹿]。泉の里(いづみのさと=泉之里)[久邇京・木津川]。