なんと、東京に大雪警報が出ています。
明日にかけて降り続き、かなりの積雪があるらしい。
「無理な外出は避けてください」とニュースでも再三呼び掛けているので
この週末は、韓国のポジャギ本でも眺めながら過ごすことに。
でも、結局行き着いてしまうのが、初めて買ったこちら↓
(上がサック、下が本体です。重いんだわ、これが…)
ご存じ、絲田刺繍博物館の
The Wonder Cloth 옛 보자기
1988年の出版ですが、私が買ったのはそれから10年ほど経った頃。
有楽町の「織田有」で見本を手に取ったきり、もう目が吸い寄せられてしまい、
思わず、「この本は手に入りますか?」と聞いてしまったのが運のツキ(^_^;)
お店の方がその場で博物館に電話して、あっという間にご注文OK~
こうなるともう、お値段なんか聞けませんわね。
もちろん手持ちでは足りず、振込にさせてもらいました(爆)
でも、結局はこの本が私のバイブルになったわけですから幸せです。
許東華さんのコレクションは、日本でも広く紹介されるようになり、
現在も京都の高麗美術館で展示会が開催されていますが
写真で見るなら、この本ともうひとつ、これまたおっそろしく重い2冊組の
이렇게 예쁜 보자기+이렇게 소중한 보자기 역사
(このように美しいポジャギ+このように大切なポジャギの歴史)
に、やはり行きついてしまう気がします。
ただし、両方とも同じコレクションを紹介しているわけですから
多少の違いはあれど、内容が重複している点は仕方ありません。
その後、あくまでも骨董家具や陶器のついで、ではありますが、
日本でもポジャギが紹介されるようになりました。
しかしながら、やっぱり実物を見なきゃダメだなあ…と痛感させられたのが
1999年発行の『別冊太陽 李朝工芸』で紹介されたこちらの写真↓
Wonder Clothではこのように写っているのですよ
ちょっと見たとところ、同じものとは……↓
どちらがお好みかはさておき、なぜこれほどまでに色が違うのか!
照明やセットの違いはあるにせよ、カメラマンは実物を見ているわけですから
好き嫌いにとらわれず、できる限り近い色に撮影するのがスジではないでしょうか。
ま、それがそうでもないことは、後日イヤというほど思い知らされるのですが、
これはこれでまた「何がなんでも絲田に行って、実物見ねばならぬ」と思わせてくれた
貴重な一冊と言えますわね(爆爆)
高麗美術館の展示は3月いっぱい。
ソウルで目にしたことのあるものも多いのでしょうが
やはり実物のもつ魅力には抗えません。
もうちょっと暖かくなったら、行こうと思っています(^_^;)