ポジャギアートYangja-pang

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鼻煙壷の世界

2008-09-05 10:46:34 | ARTS2008
以前、こちらで紹介してくださった
 「鼻煙壷1000展」 に、ようやく行くことができました。
間に合わないかと思った~よかった~



鼻煙壷とは、嗅ぎタバコを入れるための小さな壷のこと。
嗅ぎタバコは17世紀にヨーロッパから中国にわたり、
やがて清朝の王侯貴族の間で、
贅を凝らした壷が作らるようになりました。
磁器・ガラス・玉・瑪瑙・水晶・象牙・金属・漆工
上絵付けに彫刻、象眼、内絵(特殊な筆でガラスの内側から描いたもの)…
その量といい、質といい、圧巻のコレクションです。

カタログにも総作品をカラー展示。

惜しむらくは、ちょっと写真の色がきついかな。
実物のほうがずっと繊細な色彩です。

しっかしそれにしても、
手のひらに乗る小さな壷の中にこれほどの小宇宙を作り出す
「職人」たちの執念と気迫に圧倒されます。
それをまた、ここまで蒐集するというのも…すごい(@_@)

実はその昔、私メもこの「鼻煙壷」について
マジで調べてみようと思ったことがあります。
まだネットが使えなかった頃のことで、
資料などあまりにも「費用」がかかるので頓挫しましたが
その契機となったのが、台湾の骨董屋で一目ぼれして買ったコレ↓



もちろん、大したもんじゃありません。
実際には、骨董というほど古いものでもないと思います。
ただ、内絵がかなり細かいのと、赤の線がきれいなので
いまでも時折眺めては楽しんでいます。
中には、何も入っていませんが(~o~)
側面は、こんな顔


顔…なのか…?