ポジャギアートYangja-pang

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江戸vs唐

2007-12-26 11:28:01 | 紐2007
所用があって大阪に行くついでに
2時間だけ京都に寄ってきました。
(なにせ日帰りなので時間がない(>_<)
目的は、 「伊藤組紐店」 の「唐打」
「紐の中心が空洞になるような組み方で風合いがやさしく、
きめの細かな組目が上品な紐」と、HPにありますが
去年はまだ店頭になかったので、実際に触れてみたかったのです。

太さにいくつか種類のある中から、最も細い「五印」を3色購入。
古式ゆかしく、紙縒りで結んであります。これで1.5m


それに対して「江戸打」(特細)は、ぎっちりと身の詰まった組み方。
見るからに堅牢度が違います。


江戸打は芯がないぶん、メドップの絹紐より堅く締まっています。
唐打は、はじめはちょっと頼りない感じがしますが、
クッション効果で形が決まりやすいようです。
先日手に入れた「中国結紐」も中が空洞で、形態的にはよく似ていますが
(なにしろ「唐」ですから)
そこはさすがに絹と化繊の違いがあります。

ほぼ太さの同じ4種の紐でセンチョクを結んでみました。

左上から時計回りに、
中国結紐、メドップ紐、江戸打、唐打。
センチョクはわりとすぐ型崩れしてしまいますが
型の収まり具合は、唐打が一番よいようです。

こうした紐の性質を眺めていると、
中国・韓国・日本それぞれの結び文化の違いが
なんとな~く体感できるような気分になります。
あくまでも気分だけですが(~_~;)