A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

SOUNDS OF THE GREAT BANDS VOL.2 / GREN GRAY

2006-09-14 | MY FAVORITE ALBUM
技術の進化が大きく文化を変えることがある。映画やテレビが生み出した映像文化は、今の時代に無くてはならないもの。明らかに新たな文化を生み出している。
そこまで大きな変化ではなくとも、技術の発展が文化の質に大きく影響を与えることがある。

レコードの歴史は、78回転のSPレコードの時代が第一期の黄金期とすると、LPレコードによるHIFI録音、そしてSTEREOへ。アナログの時代の究極の音の追及に向かう。
この時代の良い録音は、今の時代でも十分に通用するクオリティーだ。
まさに単なる“音”の記録から、“音”を楽しむことのできる道具として進化して、ジャケットデザインと共にレコード文化を築き上げた。

SP時代とLP時代では基本的な仕組みの構造は同じでも音質は格段に違う。
BIG BAND JAZZやSWING JAZZの流行った1930年代、40年代は残念ながらSPの時代。その時代の演奏は、古きよき時代のSPサウンドで残されてはいるが。
この時代の、本当のサウンドはどのようなものであったかのか、興味が沸く。

このGLENGRAY AND THE CASA LOMA ORCHESTRAは、スイング時代のビッグバンドの演奏を、オリジナルのアレンジを生かした演奏で人気を集めた。
そして50年代になってから、HIFI録音で再現して、改めて人気を博した。
レコード文化の創出の功労者でもある。

一曲目に軽快にスタートするBLUES ON PARADEは、WOODY HERMANの初期のテーマ曲。
NHKFMのジャズ番組のテーマ曲として使われていた曲。(ひょっとして今でもやっているのかな?)
我々世代のJAZZファンは誰でも一度は聞いたことがあると思う。
やはり、この曲は脳裏に刻み込まれているのか大のお気に入りだ。

その後も、有名バンドの十八番の曲が続く名曲集だ。
ELLINGTONのアルバムが自己のバンドカラーにすべてアレンジしているのに対して、このアルバムはオリジナルのイメージを残している。

BLUES ON PARADE
MOTEN SWING
STUDY IN BROWN
HUCKLEBERRY DUCK
JUMPIN’ AT THE WOODSIDE
BOOGIE WOOGIE
IN THE MOOD
EL RANCHO GRANDE
STAR DREAMS
THE PRISONER’S SONG
TIPPIN’ IN
SOUTH RANPART STREET PARADE

GLEN GRAY AND THE CASA LOMA ORCHESTRA
Recorded in 1958
コメント
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