A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

THE SUMMER KNOWS / ART FARMER

2006-09-02 | MY FAVORITE ALBUM
夏休みシーズンも終わり9月になった。
今年は、梅雨明けが遅かったので、何となく短く感じた夏だった。月日が経つのをより早く感じるためなのかもしれない。

暑さも一段落。朝晩は多少過ごしやすくなってきた。
季節の変わり目と共に何となくすがすがしい感じの演奏を聞きたくなって、引っ張り出してきたのがこの一枚。

タイトル「夏の思い出」も何となく、そんな雰囲気にピッタリだった。

ART FARMERは、晩年はもっぱらフリューゲルホーンをよくプレーした。トランペットのきらびやかな音色と較べて、フリューゲルホーンは楽器自体の音色が柔らかな感じだ。さらにFARMERの演奏は、より一層透明感が有り哀愁を感じさせる。
軽快なピアノトリオをバックにしたカルテットは、“FARMERの世界”を作り上げている。

このような演奏をよく女性的とか、女性好みという表現を使う。
もっとも、先日、ライブを一緒に聞きに行った女性は、「濃い感じのハードバップが大好き。このような演奏はあまり好みではない」とのこと。
物の例えも難しくなってきた。

EAST WINDレーベルは、日本人の鯉沼利成氏が総合プロデュースして世界に発したJAZZレーベル。グレートジャズトリオが印象に残っている。このレーベルの選曲は、よく日本人好み過ぎるといわれたが、このアルバムもご他聞にもれずポピュラーな曲が並ぶ。

お気に入りは、ミシェルルグランの曲が好きなこともあり、タイトルの「THE SUMMER KNOWS」.

THE SUMMER KNOWS
MANHA DO CARNIVAL
ALFIE
WHEN I FALL IN LOVE
DITTY
I SHOULD CARE

ART FARMER (flh)
CEDER WALTON (p)
SAM JONES (b)
BILLY HIGGINS (ds)

Recorded May 12,13 1976 at Vanguard Studio N.Y.
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする