本日はやまぎん県民ホールの練習室にてリハーサルが行われました。
山形駅西口の目の前に建てられたやまぎん県民ホールは、県の総合文化施設としてふさわしい設備があり、ホールが素晴らしい事はもちろんのこと、バックステージや楽屋、練習室や会議室に至るまで行き届いた環境が準備されています。
練習室も、有料ではありますが都市部での料金を考えれば比較的安価ですし、程よいサイズの空間に十分な遮音と万端な空調・換気性能となっていて、価値ある集中したリハーサルの時間をもてます。
というわけで、本日も大変充実したリハーサルを行ってまいりました。
今回もファゴットの上野健さんにご参加いただき、ドヴィエンヌにしっかりと修正を加えました。
本番に向けて良い音楽の方向が見えましたので、あとは山形交響楽団の定期演奏会の間に忘れない様、個人練習で磨き上げてまいります。
さて、今回演奏するドヴィエンヌは、作曲家でありながら演奏家としても活動していた方で、最初はファゴット奏者としてステージに立ちながら後にフルートの大家としても演奏で活躍し、さらにパリ音楽院での教育にも勤しんだという人物です。
多くの人が認める秀でた才能を持っている方で、はっきり言ってとても羨ましい。
今回演奏するファゴット四重奏曲は、ドヴィエンヌが演奏家としても教育者としても大いに活躍し充実した生活を送っていた時期に書かれた作品で、亡くなる3年前の1800年に書かれています。
モーツァルトに近いものを感じさせる、エレガントで均整のとれたアンサンブルのなか、ファゴットの活き活きとしたメロディーがとても魅力的な作品です。
またファゴットは、文翔館の響きと特に相性の良い楽器のひとつですので、会場では豊かな響きに包まれた心地よいひと時を味わっていただけることでしょう。
23日には、ぜひ文翔館まで足を御運びいただき、上野さんと奏でるドヴィエンヌの四重奏曲をお聴きください。
チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動をしています。
ただいま15箇所及び山形市内公民館