山形弦楽四重奏団 ブログ

演奏会のお知らせ・日々の活動など

山形Q 練習日誌68-vol.12(中島記)

2018-06-25 22:01:50 | 練習日誌
 演奏旅行から帰ると、荷ほどきもそこそこに集まって練習する山形Q。

 何が彼らをそうさせるのか?

 習慣…ちょっと違います。究道心…それもちょっとずれている。義務感…最も違う。そういう人には向かないでしょう。

 四重奏愛…は良い表現ですが、より正確にいうなら「中毒」。これをおいて他にありません。「付き合い」程度の参加意識では痛い目を見ます。

 そんなことを続けて続けて、第68回。

 まずはメインの「皇帝」から。もちろん今までに何度も演奏していますが、今回はちょっと違う。大団円を飾るにふさわしく感動的に終わりたい。いろいろありましたが、最後に全てを「肯定」(ダジャレではありません)できるような、幸せな終わり方をしたいのです。

 「作品20」「作品50」も同様です。過去のいろいろな作品や思い出を慈しむように、大切に弾きたいと思います。

 ハイドンはいつも明るい。苦労しながら長い人生を生きた人ですから、いろいろな目にあったはずです。しかしそれを表面に出すことなく、やるべき仕事を生き生きとこなす。

 その心根が素晴らしい。それが作品に表れています。

 …そんな人に、私もなりたい。

 長年連れ添ってつのるハイドンへの憧れの気持ちを、演奏に込められればと思います。

チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動をしています。
 ただいま47箇所
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