山形弦楽四重奏団 ブログ

演奏会のお知らせ・日々の活動など

山形Q 練習日誌68-vol.9(中島記)

2018-06-05 20:17:19 | 練習日誌
 暑い。練習会場であるコミュニティセンターでは、入室した時に「めぐる四季」を感じます。

 屋内なのに「ひとケタ度」の極寒がついこの間。それが一転、今日はようやく使えるようになった冷房を喜ぶ。

 …こんなことを繰り返して18年。松山千春に問われます。めぐる季節の中で、私たちは、いったい何を見つけたのでしょうか。

 それは「ハイドンの深淵」であると、自信を持って言わなければなりません。そのために、今日も頑張っていきましょう。

 ということで、「作品20」から。それにしても、この難しさはなんでしょう?初期のハイドン特有の「練れてない感じ」…きらめく素材をそのまま奏者に委ねるような、自由な、そして同時に突き放された感じがします。

「あとは自分たちでうまいことやっといて」

 …チャレンジさせていただきます。

 そして「作品50」。こっちは逆に「凝りすぎ」の感がある。意欲に溢れるハイドンに、いいように振り回される。

 調整も攻めすぎ。急にシャープ6こ。

 …長い付き合いですが、四苦八苦させられております。

 しかし「ハイドンとはなんぞや」と言われれば、この「屈託のなさ」こそがキモなのだと思います。

 気負うことなく、構えることなく、これまでと同様、お客様と一緒に楽しめるように頑張ります。

チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動をしています。
 ただいま41箇所
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