山形弦楽四重奏団 ブログ

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山形Q 練習日誌65-vol.2(茂木記)

2017-08-07 20:39:25 | 練習日誌
昨夜、演奏旅行から戻り、本日もクァルテットのリハーサル。
他にやる事が無い様でいて、家族サービスが後回しだったりもします。
今回、茂木は、リハーサルの後に花笠散歩に行く約束を子供としてから家を出ました。

まずは毎年恒例となっている山形市北部公民館での「北部☆夏コンサート」のリハーサルから。
今回はモーツァルトの弦楽四重奏曲第6番のほか、映画音楽など色々なジャンルから選曲いたしました。
初お目見えの作品もご用意しておりますので、毎回お越しいただいている皆様にも楽しんでいただけます。
本番は明日、8月8日(火)14時開演です!!

そして本日から定期のプログラムも本格的に調整開始。
ベートーヴェンについて熱く意見交換を行いました。

クァルテットの意見交換の場では四人の間に色々な意見が交わされますが、全ては楽譜に記された物事を各奏者が漏れなく丁寧に読み込む事により、次第に合意へと導かれます。
楽譜に書かれた物事を丁寧に理解する事がとても大切です。
乱暴に噛み砕いて言ってしまえば、そうした理解が足らないまま他メンバーからの意見を聞くのは、受け身を知らないまま柔道の練習で投げられる様なものです。
柔道で受け身を知らなければ投げられたとたんに怪我をする様に、音楽への理解が不足したまま他人の意見をあれこれと取り入れようとすると自分の中の音楽があやふやに揺らぎ演奏もえらく不安定にもなります。

自分の演奏の足元をしっかりとさせ、他のメンバーと安定した意見交換を行うためにも、楽譜に書かれた物事をしっかりと読み込む。
音楽学校でもそうした基礎を学ぶのですが、私も学生時代からベートーヴェンの弦楽四重奏曲にたくさんお世話になり基礎を学びました。
という訳で、若い頃からアンサンブルの基礎をたくさん教わったベートーヴェンの作品には深い深〜いご恩があります。
本日も感謝の気持ちとともに演奏しておりました。

そして何度弾いても学び多きベートーヴェン作品。
本日のリハーサルも充実した時間となりました。

実り多き本番を迎えられる様に皆で頑張ります。
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