山形弦楽四重奏団 ブログ

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山形Q 練習日誌64−vol.2(中島記)

2017-05-18 21:03:25 | 練習日誌
 晩年のベートーヴェンはこう言いました。

「これから有名になる人だ。もっと早くに知り合いになれなくて残念だ…」

 ベートーヴェンにしては素直ですね。それほどの逸材だったということです。

…さて、誰に対しての言葉でしょう?

 正解は、シューベルトです。


 ということで、昨日、ベートーヴェンの後期大作の深淵に触れた我が山形Qの、今日のリハーサルはシューベルトから。

 今回の定期の一曲目、「第5番」(D.68)です。シューベルト16歳の時の作品。若者のフレッシュな感性で作曲された曲なので、どこまでピュアに、瑞々しく演奏できるかが問われます。


 それにしても、16歳。もはやウチの息子よりも年下です。素のままの中年では近づくことができない領域。せめて、ピュアなイメージを豊かにして向き合うしかないでしょう。

 とにかく汚れがない曲です。


 あとはハイドンとメンデルスゾーンの途中で終了。今回はとにかくハードなプログラムのようです。音を並べるだけでも大した苦労ですが、そこにとらわれては何もできない。「早くに知り合いに」なるべく頑張ります。

 チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動をしています。
 ただいま1箇所
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