今日夕方、安倍政権が集団的自衛権行使容認の閣議決定を強行しました。憲政史上例を見ない蛮行であり、ものすごい怒りを覚えます。絶対に許せません。
私は「自治体議員立憲ネットワーク」の会員として、石川つばさ・安城市議会議員と連名で、「集団的自衛権の行使容認の閣議決定に断固抗議する」と題する声明（下記）を発表しました。
私は「戦争のできる国」を作らせないよう、多くのみなさんと連携し、安倍政権の暴挙をストップさせるため全力を尽くします。未来の日本のために、私は決して諦めません。
集団的自衛権の行使容認の閣議決定に断固抗議する（声明）
本日７月１日、安倍政権は集団的自衛権の行使容認の閣議決定を行いました。私たちはこの閣議決定に強く抗議し、閣議決定の撤回を求めます。
新閣議決定は、集団的自衛権を行使するために憲法解釈を変更し、憲法９条を骨抜きにする政治的暴挙です。これは「改憲」の水準を超えた「壊憲」攻撃であり、決して容認することはできません。
日本が戦後貫いてきた平和主義を捨て、戦争をする国、戦争利権を貪る国に成り下がることは到底受け入れられるものではありません。まして、改憲派の中ですら強い反発のあった解釈改憲は、日本が法治国家であることすら否定するものです。
国の形を大きく左右する憲法問題は主権者である国民が決めることであり、時々の内閣が好き勝手に決めることはできません。まして、今回のように国会の審議もほとんど経ずに、与党の密室協議で決定する手法は、民主主義に対する挑戦行為にほかなりません
従来、自民党は1972年政府見解で個別的自衛権を抑制し、集団的自衛権を違憲としてきました。集団的自衛権行使とは「他国の戦争」への参加であり、憲法９条の下では違憲だとの立場でした。安倍政権はこの憲法解釈をあっさり投げ捨てました。
国際平和協力を掲げて自衛隊が初めて国境を超えたのは、1992年６月、PKO法の成立からでした。あれから20年余、海外での自衛隊は、公式には憲法９条の制約のもと、戦地や戦闘に参加することはできないとされてきました。安倍政権の閣議決定は、憲法９条の制約を取り払うことで、戦争参加への道を選択したのです。戦後69年、日本国家の戦争参加を許さなかった力は、人々の戦争拒否の社会的気運であり、敗戦の犠牲の上に再び戦争を繰り返さないという憲法９条の力でした。安倍政権はこの平和の伝統と歴史と憲法を捨てるつもりです。
今、日本国家は解釈改憲で、戦争への道を歩もうとしています。私たちは平和の道を選択する決意です。諸外国との平和・友好と共存の道を選択することが日本の進路です。立憲主義と平和主義を両輪として安倍独裁政権の暴走を止めなければなりません。意見の違いを尊重しつつも、この暴走を止めるよう力を合わせる必要があります。自衛隊派兵・戦争参加、壊憲攻撃に立ち向かうため、私たちは広範な政治勢力の結集に全力を上げます。
2014年７月１日
自治体議員立憲ネットワーク
江南市議会議員 山 としひろ
安城市議会議員 石川 つばさ
山としひろ 愛知県江南市議会議員 @toshihiroyama