自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

歴史が教える自然

2005-07-20 22:57:31 | Weblog
頼山陽の先生で菅茶山という朱子学学者が現在の広島県神辺町(人口4万強)で生まれた。(もうすぐ福山市に合併されるので記録を忘れないうちに残しておきたい。)私塾「黄葉夕日村舎」を開き、又詩集も書き、そして1809年に当時の福山藩に提出されている備後の歴史・地理を記載した「福山史料」は有名である。どこの村に土地が何町?米が何石取れ?牛が何匹?池はいくつ、どんなお寺があり、家が何軒そして遺跡は?昔のお城址は?有名な石がどこそこにあると、こと細かく書いてある。
これから数回は、これらの自然遺跡を訪ねてみることにする。
神辺→総社間を走る三セクローカル単線の井原線その御領駅から真北に見える「はと岩」が福山志料に記載してある。駅付近から見ると鳥の鳩か梟の顔に見える。写真を拡大して見ていただきたい。タイトルをくりっくして!近くで見ると普通の大きな石にしか見えない。この石をよく観察すると、大正か、昭和の時代に割って神社の石段にされかけた形跡がある。残してもらって幸いである。今後我々がこれを守らねばならない。
菅茶山先生には当時の名主が報告したと推定するが、その当時ここは下御領村と呼ばれていた。この石の災難を防いだのは御野村の村長さんか?いずれにしても、当時の責任者の方、自然を後世に残してもらいありがとうございます。

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