自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

砂留と彼岸花

2019-10-12 17:16:01 | Weblog
12日18時頃静岡県に上陸の台風19号に関し
被災された皆様にはお見舞い申し上げます。今後もお気をつけてください。

15カ月ほど前の7月、堂々川も西日本豪雨で大きな被害が出そうになりました。
その時は国の登録有形文化財の江戸時代築造の砂留が下流を守ってくれました。

今年10月20日福山市では水野勝成神辺城入城400年祭が行われます。
その中のイベントの一つに「砂留歴史探訪バスツアーが行われ22名が
バスで堂々川の砂留見学をすることができます。無料但し先着の整理券がある人のみ!

このイベントに合わせ堂々川ホタル同好会は砂留の整備を行った。


草に埋もれた1番砂留

5番砂留も草が蔓延る

堂々川最大の6番砂留


これらの砂留を整備する。


5番砂留の石積

6番砂留


この石積をよくよく見ると石の積み方が築かれた時代で異なっている。

ここからは国の文化財であるがイベントなどの行事をしないから多くの人は
知らんぷり、でも大雨が降り、周りの花崗岩が風化して真砂土になり
川の水の流れに乗って下流に流れると農業は砂地で作るのが難しくなる。
川底は砂に埋もれて高くなり周りの家の天井より高くなって天井川化する。
これらを少なくしている砂留の役割の一つに感謝する人は少ない。
ましてはこの場所が不法投棄の格好の場である。

私たち堂々川ホタル同好会は砂留を知ってもらうためにこの川の中流域
約1.5kmにホタルを飛ばし、彼岸花を植えて観光地にした。

砂留と彼岸花が競演して今年の9月末から10月初め堂々川は輝いた。
以下は砂留と彼岸花の姿。植え始めて12年経過ようやく写真が撮れた。


1番砂留 日本最古の本格的砂留と思っている


2番砂留



3番砂留



4番砂留


この場の川土手斜面にはホタルの花文字も咲いた


5番砂留
我々がこの砂留の川原と砂留下斜面をメインに力を入れた。




6番砂留



鳶ケ迫砂留


花の無い時はこの谷が景勝最高の場である


花と自然


花とカマキリ
99%の人は蝶を追う



花と蝶
終わり近い花


堂々川の彼岸花は昨年の17万本から普通なら今年5500球植え、昨年9900球
植えているので25万~30万本咲くはずが、イノシシに川の東側の土手を荒らされ
て大幅に減った。しかし新聞報道によると三次市吉舎ではシカに荒らされ
開花がほとんどなかったようだ。
ということは広島県1番の彼岸花開花の里になったらしい。
猪と鹿、蝶が完成できた。花札で言う役満の点数
やったー!・・・

堂々川で今年の咲いた彼岸花は約19万本、花色24種
後1種類10月20日に咲かすために植えた球根200球は
現在葉を出したのが数本、目標の10月20日開花は達成できませんでした。
砂留見学の皆様申し訳ありません。