自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

さくらのオーナー

2011-01-23 21:24:17 | Weblog
1月23日 -2度の朝
ふるえながら参加した会員とオーナー数名。
少し遅れた人を含めて26名が12月に植えた八重桜にオーナー名の入った看板をかけた。
このオーナー制度は昨年度から実施をはじめ、今年で70本を超える。
堂々川桜オーナー制度を説明すると
ゴミの不法投棄、ポイ捨てが日常茶飯事のホタルが住む川に
ゴミを捨てさせない施策として、監視の目を増やす役割を目的にしている。
福山市から桜を無償提供してもらい、穴掘りの重機代等の費用を
RCC中国放送のエコロジーファンド表彰の副賞金から当てて、
オーナーの希望の名前やコメントを書いた看板代金3500円を個人負担してもらい
会員やオーナーが植える。そして桜の木の管理や成長を確認してもらう。
昨年11月までの成果は対前年比でゴミ量1/3まで減った成果を見せていたが
12月から1月にかけて前年比まで戻っている。残念な結果に頭を抱えている。

ー2度の朝、白い息をだし集まってくれた人たち



ゴミを拾う人たち、看板をかける人達





皆さんの成果は


日本一の砂留をバックにした桜に看板がつく

5番砂留上流の桜
右側の山裾に白く見えるのが看板

この笑顔が不法投棄をなくす


この家族の笑顔で勇気をもらい、影役を務めた同好会の役員までうれしくなり笑顔がこぼれる。
ごみ減量活動の歯車がまたよい方へ回転を始めた、うれしい一時でもあった。

色々あるが、今日の主役は登録有形文化財の5番砂留
この砂留を眺めると江戸時代に作られ、明治、昭和と砂に埋もった分だけ高くしている。
その証明は石積の方法と、石の割り方に見られる。
下部は天然石を組み合わせた方法、中ほどは石が少し小さくなり、上部は割り石の技術の進化が分かる。



砂留は岩盤の上に造られていることが分かる。岩盤が剥き出し水が洗う。



学習はこれで終わりにして
本日のゴミの量、5日前にも拾っているのだから多すぎる。
また新しい施策を考える試練が明日から続くがそれも人生。



明日の中国新聞を見てください。堂々川の記事が出ると思います。



本日参加のオーナーの方がぜひ見たいからと案内を所望された淀ケ池東砂留
今年から再々度、陽の目を見た江戸時代に造られた堂々川12基の砂留の一つだ。