自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

秋なのに桜!

2005-10-03 21:32:46 | Weblog
「行く川の水はたえずして、しかも、もとの水にあらず、よどみに浮かぶうたかたも」
川面に浮かぶ浮き草も流れ止まれば消えるが定め、いつか漂うにおい水。
鎌倉時代の方丈記のはじめに現代を合わせてみたが
所詮、鴨長明と薬草のにわか先生ではレベルが違い、
我は自然を尋ねる方が良く似合う。
川の流れに沿って、10月桜が20本以上、7部咲きになった。
桜花がやさしく流れを見るとメダカ、アメンボが水面で遊び、
少し下の水中ではフナが泳いでいる。
鯉が川の底土を巻き上げてはいるが魚影は結構濃くて動きはすばやい。
10月の晴れた青空のもとで自然が遊んでいる。
この美しい気持ちを何時間持ち続けられようか。今の日本で!

桜は花も幹も美しいが薬効もたくさんある。
先ず薬効成分を覚えておこう。
クマリン サクラニン サクラネチン ケラシアニン アミダグリン

桜の花を塩漬けにしたものを桜漬けといい、
これを湯につけた桜湯は二日酔いに良く効く。
確か、結納の時二日酔いではないが飲んだ気がする。
まじめに
アマハダ(木のすぐ内側の皮)の煎じ液は
皮膚がはれたとき、水虫、かぶれ、蕁麻疹等の皮膚病に効果を示す。
煎じ液を飲むか、患部に塗る。
花や果実は薬酒にすると良い。
薬酒には
新陳代謝を促し、疲労回復を図り、胃腸を丈夫にする。
ぜんそくやたんを切り、風邪にも効果がある、
気持ちを落ち着かせ、安眠効果がある。
そして、美容にも良いと書いた本も多くある。
天はニ物を与えないと言うが、どうも桜は別らしい。
我はいま二階の女が気にかかつている(櫻)