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麺類

2011-06-08 22:42:01 | 日記
高校時代はよくラーメンを食べた。クラスに複数のラーメン通がいて、あの店に35円で大きい焼き豚が入っているのがある・・・といった類のニュースが教室にとびかった。 下校時にコーヒー店に寄るかラーメン店に行くかは、経済的に重い選択だった。当時、コーヒーは1杯50円が相場だったが、ラーメンは35円~50円と幅があったから、味とサービスが物差しで、前述のような大きな焼き豚も選択条件の1ツだった。 しかし、たとえば、高田馬場に40円で旨い店があるということになって、渋谷から遠征するとなると、私は山手線の定期券がないから20円の電車賃が必要となり、それなら渋谷で60円の山盛りが食べられる勘定で、それでも遠出したのは、やはりラーメン交遊が愉しかったからだ。 渋谷の恋文横丁にあった小さな中華料理店『頂好(テンハウ)』のことは前にも書いた。 私はそこで呑む白乾児(パイカル)で酒の修業をした。結婚する前も直後も、よくその店で食事をしたが、私も家人も気に入っていたのがタンメンだった。今でも冬になると、市販の袋ものを買って来て、家人が昔の味を試みるが、未完成だ。あの独特の風味を持つ麺に合うスープの基本は何か? もちろん、スープのもと(粉末)はついているが、それだけでは不足。私は、野菜(主として白菜)をラードで炒めることだと思う。  祖父はてんぷらソバが好物だった。それも海老天であることが条件で、言い方を変えれば、台所に海老がある日は、それを揚げてソバを茹でろと言うほどだった。それ以外の、キツネソバ、たぬきうどん、かきあげソバ、煮込みうどんなどを軽蔑するようなところがあった。 そんな話を、8歳上の叔母から聞いたことがあるが、私の知る祖父(年齢差58)には、それは全くなかった。老いて味覚が変わったのか、それとも戦中戦後の食糧難時代の影響だろうか。私は後者だと思う。 私も、脳梗塞を経験した17年前以降、食べ物に関してのアレコレを言わなくなった。 海老天、キツネ、たぬき、ラーメン、冷やし中華・・・とにかくおいしく食べるが、すべてスープは飲まないのであり、そもそも麺を語る資格がない。

スカートとズボン

2011-06-08 22:33:54 | 日記
高校1年まで過ごした茨城の町では、女子高生は半年間はセーラーの上衣にズボン、半年間は下がスカートになった。2年になるとき東京に転居して、ズボン姿の女子高生がいないのを見て、さすが都会だと嬉しかった。それはそうだ、あのスカートの裾に細いラインの入った東京女学館の制服の下半身がズボンだったら、ラインの入れようがない。 昭和50年代の中頃だったか、パンタロンスーツなるものが、主として中年女性の間に流行したことがあるが、私は、この人気はすぐに終わると思った。 理由は簡単で、ほとんどの人が似合わないからである。女性の着衣に必要なのは、15歳までは可愛らしさ、16歳からは色気であり、パンタロンは色気に欠けていた。 パンタロンは死語となったが、スラックスは時々耳にする。スラックスとズボンの違いは何か? 私は勝手に、折り目のついているのがスラックスで、アイロンなしがズボンだと決めている。 また病院の話になるが、看護婦さんの半分は、白衣の下はしろズボンである。つまり、病院の就業規則には、下はスカートでもズボンでもOKとなっているのだろう。どこか、スカートの裾に濃紺のラインを入れた制服の病院があったら、もしかすると人気が出て繁盛するかもしれぬ。 最近は、夏でもズボン姿の女性が多く、ただしズボンではなくパンツと言うようだ。  絶対にズボンを穿かないという女性を3人知っている。2人は現在は還暦に近いが、若い頃から特別に美脚自慢というわけでもない。もう一人は私の母で、母の場合はズボン姿を想像するのも難しい。男はスカートに憧れるのが当然かと思うが、生涯スカートというのも大きなオシャレだろう。