gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

頑張る

2011-06-27 23:08:15 | 日記
「よく頑張りましたね」と医師や看護婦さん、他のスタッフ(検査技士など)の方々から何度もほめられて、照れ臭かった。昨夏の大病のとき、私が、頑張ったというより必死になったのは、最初に激痛がきて、家人と110番(119番と間違えた)に電話した約3分間だけであって、その後は仮死状態だったから、他の意識はなく、頑張ったとすれば自分の心臓だけだろう。 手術後、5日間は水がもらえず、やたらと喉が渇いた。1日に3,4回、割り箸の先に小さな氷片のついたものが唯一の救いの味覚だったが、我慢するしかなかった。戦時中の標語「欲しがりません 勝つまでは」を思い出したりした。 頑張るとは何か? がんばろう日本!とは何か? 要は、我慢しようということである(むろん、それだけではなく、前向きな意味もあるけれど)。私の手術→入院生活は残暑の季節だったが、病院の室温は適度に調節されているから、何の不満もないし、4人で15畳ほどの部屋は静かでもあった。 毎日見舞いに来てくれていた娘も、「パパ、もう少しだから頑張って!」と言うことはなかった。 思うのが、被災地の避難所の方々である。 むろん、手術後の私よりは体の力はおありだろう。しかし、報道で知る限りの環境は、かなり劣悪だ。現在の私は腰痛に悩まされているが、仮にそれがなかったとしても、あの避難所生活には堪えられないと思う。 大酒を呑み、睡眠薬をのんで、眠るしかない毎日になるだろうと思うし、がんばろう日本!の声が虚しくきこえると思う。 でも、我慢するしかないって辛いよなぁ。