森の中のティータイム

離婚を経験し子供達も独立 
暮らしの小さな発見をノートに。

世界でいちばんダサいPV

2012-09-01 | マイケル・ジャクソン
世界でいちばんダサいPV


こちら、数カ月前に娘から教えてもらって、もう見るたびに笑いのツボを刺激されてしまう私。
聴き終わったあとも、音楽が頭の中でリピート再生されてしまいます。  でもよく聴けば
昔の歌謡曲みたいで嫌いじゃないですが、このいかにも低予算で即興で作ったような体操?
みたいなダンスが~~~~っ!

                ♪♪♪

さて、こちらは「世界で一番有名なPV」を作った人ですが、ミュージックビデオの話ではなく
パフォーマンスの話です。
数か月前、ある番組で郷ひろみさんが「マイケルジャクソンさんに影響を受けましたか?」
という質問に答えていたのを偶然観てしまいました。

影響を受けたどころではなく、以前かなりのめり込んで研究をしたらしいことはご本人も認めています。
あの腕をまくる仕草とか両肩を脱ぐジャケットプレイはもちろん、時折髪を撫でつけるポーズを
参考にダンスに取り入れたのも周知の事実です。  そしてこの日も

「何でこんなにカッコいいんだろうと、彼のビデオを何度も観て気付いたことがありました」
「何度も止まるんですよね」つまり彼が言いたいのは決めポーズこそがかっこよさの秘訣だということらしいです。
彼はそこを自分なりに取り入れて彼の今のスタイルがあると言います。

でも、少しだけ私は違うと思いました。私たちファンももちろん決めポーズの素敵さは幾度も話題にしました。
けれどもそれは、ビデオのどこで停止してみても絵になり「どの動きを止めて見ても決まっている」ということです。
それから、彼はもう一つ、大切なことを見落としていました。

「僕は全てのツアーを(恐らく各2回以上)一応観たつもりだけど、一つだけ残念なことがあって
彼は同じツアーではどの日も同じパフォーマンスなんですよね」
もしかして郷さんはセットリストが同じだと言いたかったのかもしれませんが、そうであっても
残念なわけがありません。何度も観たくなるのが、マイケルのマジックなのですから。

私も東京でコンサートを観たときには有名人をたくさん見ました。確かに郷さんもいたらしいことは
周りの人の声で知りました。でも、彼には私たちに見えていたものが見えなかったのだと思いました。
私も時間の都合で各ツアー二・三回ずつしか観られなかったのですが、私には声もパフォーマンスも一日一日
全然違うということが分かりました。マイケルジャクソンという、指先までも音が沁みこんだ天性のパフォーマ
ーの、どこを見ても私には同じ動きとは思えません。

それは「より良いものを観て欲しい。もっと世界中の人を驚かせたい」という彼の願いが生み出したものだと思います。
だからこそ彼はツアー中も電話でヴォイストレーニングを受け、ホテルの部屋でも明日のために努力していたのだと
思います。ひとつひとつの曲には魂が込められているように感じられました。

「この人の感性がマイケルの真髄を感じ取ることができたら、もっと優れたパフォーマーになれるのに」そう思い
このことはそのまま忘れていました。  それが今日、たまたま日本で一番の老舗ファンサイトを覗いて
あるファンの方が作った「BAD25」のビデオを見たことでよみがえってしまいました。

ただの一ファンの方だと思いますが、同じ曲の中から彼の仕草の微妙な違いを見つけ丁寧につなぎ合わせて作られています。

Michael Jackson - 'Bad' - Bad Tour Montage 87'-89' 25th

  シェリル・クロウなんて87年と88年とでは別人です;(笑)

熱心な男性ファンに多い傾向ですが「カンザスの○日目のパフォのこの曲は」などとよく違いについて話題にします。
さすがに私たちはここまで細かなチェックはしませんが(笑)、それでも「違い」は分かります。
「この人は巧いなー」と感心する歌手やパフォーマーがマイケルについて語るとき、殆どがその「違いを理解している」のには
「やはり」と頷くことが多いです。







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