森の中のティータイム

離婚を経験し子供達も独立 
暮らしの小さな発見をノートに。

姉の誕生日の出来事

2010-03-30 | 家族友人
先週の土曜日、一番上の姉の誕生日のお祝い代わりに、
以前の日記にあげた自然食レストラン系列のブッフェスタイルの店
下の娘と私が、姉にご馳走することに。

    

自然素材に加えデザートも充実しているこの店は、人気店。
土曜日で、しかもランチタイムだったので、ほぼ満席だったが
マネージャーらしき男性は案内の時にもとても感じよく、
私たちにさりげなく「どちらからお越しですか?」と訪ねた。

地元なのでそう答え、姉が「今日は誕生日なので妹と姪に
ご馳走してもらうの」と、つい余計なインフォメーションまで(笑)
姉はいつもこんな感じなので何気なく言ったのだが、
「それでは2時からのご入店ということに致しますね。
2時からは割引タイムですから、ささやかなプレゼントです」と言われ
私たち3人は、「わぁ、ありがとうございます~」と素直に喜んだ。

それから40分くらいの間、プレート一枚分で値段以上の食事に
充分満足した私と娘は、お目当てのデザートにとりかかる(笑)
姉はまだ2つ目のプレートを終えていなかったので、私たちは
食後のコーヒーもラテにして、ゆっくり楽しんでいた。

   

  
  画像は全て上記リンク先の花葡萄さんのサイトからお借りしました

すると先ほどのマネージャーと二人の店員さんが大きな
お皿を抱えて現れ、レストランに居た全員に「皆様、今日は
こちらのお客様がお誕生日ということで、ご一緒に歌って
頂いて宜しいでしょうか?」とアナウンス。
皆から拍手を貰い、姉は名前を尋ねられた。

大皿には、シェフがプチケーキ幾つかをアレンジして生クリームで
デコレーションされたものに、ローソクが立てられていて、
チョコレートの文字で「Happy Birthday」と大きく書かれていた。

全員で♪HAPPY BIRTHDAY TO YOU♪と歌い、姉は赤面しながらも
嬉しそうにローソクを吹き消した。
その場で立ち上がりお客さんにお辞儀する姉に、全員が笑顔で
拍手してくれた。

この思わぬ出来事にびっくりしたのは言うまでもないが、
後で考えると、マネージャーさんがずっと姉の方を気にして
見ていたようにも思える。

今まで何度かこのレストランには来たが、ブッフェスタイル
なので、こんな光景は見たことがなかったし、ランチの予約
は受け付けていないので、こちらがサプライズをお願いする
こともない。

今までお目にかかったことがないこの機転が利くマネージャー
さんは、もしかしたらお店のイメージアップを図る為に
全店を回っている優秀な社員さんかもしれないと、勝手に
想像してしまうくらいに、素晴らしい接客だった。

これまで姉の誕生日には、いつもろくなことがない。
身内に良くないことが起きたり、40年以上前の誕生日には
家が火事になった。

姉は先に店を出る人たちに「思い出に残るプレゼントでしたね」
と声を掛けられ照れていた。

子供を持たなかった姉は、ずっと姉妹たちの誕生日や姪たちの
誕生日を忘れず、プレゼントしてくれている。
なのでこの姉の誕生日だけは、これからも祝うことを忘れずに
いたいと思うのだ。

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「2012」観ました

2010-03-19 | 映画ドラマ
映画館で観たかったけれど、時機を逸してしまったので
発売一日前には店頭に並ぶレンタルを待って、早速昨日観た。

   

「あり得ない」という感想も多かったけれど、私はこの監督の作品が好き。
根底にある大国主体で動かされている今の世界情勢への批判や、
人が極限状態にあるときに見せる本性の描き方、家族の絆や真の愛情を取り戻そう
という、彼の作品に流れるメッセージが、説教臭くなく描かれていて。

特に好きだったのは「デイ・アフター・トゥモロー」(これは映画館で観た)で、
ジェイク・ギレンホールが演じた主人公の息子が、一見飛行機にも乗れない
ほどの意気地なしのようだが、人への思いやりゆえに究極の場面で見せる
決断の的確さと勇気で人々を救うことになる展開など、見ていて胸がすく。

人類滅亡の危機をテーマにしたあらゆる作品が、全てあり得ないわけでは
ないとも思う。
最近、「地球温暖化説は嘘」という話も実しやかに囁かれるが、
これだって、CO2を削減すれば利益を得られなくなる所(国)からの
「意図的に発信されているデマ」の可能性が大きいという。

ストーリーに触れるのは気が引けるが(以下、ネタバレが少々あるので
読みたくない方には警告します)
この「2012」は温暖化が原因ではなく、マヤ文明で用いられた長期暦
から連想された終末論がモチーフになっている。地球破滅の事実を隠蔽して
「現代のノアの方舟」とも言える巨大な船に乗せる人々を富や地位で選別
しようとした上司に、もう一人の主人公とも言える地質学者エイドリアンが、
食って掛かる場面で明かされる事実が、私には一番印象に残る。

映画の冒頭で、偶然にもダイアナ妃が事故で亡くなった場所で
美術館長が死んでしまうという場面があったが、実はこの館長同様、
数少ない滅亡の危機を知らされていた人間が、これを公表しようとする直前に
不自然な死を遂げているのは、上司たちの陰謀だったということを知るのだ。

この場面では、暗にダイアナ妃の死もそうであったかのように描かれていると
感じる人も多いだろう。
現実でも、公人の不自然な謎の死は、少なくはない。
後一歩というところで暴かれるはずのものが、何故か謎のままに
されていることも多々ある。ケネディ暗殺、ジョン・レノンの死も然り。  

   
   エメリッヒ監督

エメリッヒ監督は、本当はこれが最もこの映画で言いたかった部分
なのかもしれない。
何でもマイケルの死に結びつけるのは良くないけれど、
マイケルも影響力の点では、どの公人よりも大きい。
最後のコンサートのメインテーマは「温暖化を食い止めよう」だった
ことから、今も多くの人が陰謀説を囁く。

どういう意味なのか、慎重な竹田圭吾さんが「陰謀」という言葉を
使ってマイケルの死についてコメントしていたのは、記憶に新しい。
エメリッヒ監督が、マイケルと友人関係にあったことを
マイケルの専属の画家であったデビッド・ノーダル氏が
インタビューで話していることからも、強ち「こじつけ」だと言えない気がする。

   
   画家のノーダル氏

ジョン・キューザック演じる主人公が、「ジャクソン」という名だったのは
偶然ではないかも?なんてね(笑)
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「時間」という薬

2010-03-17 | マイケル・ジャクソン
今や多くのファンサイトやブログで、
以前には少なかった「マイケルの人柄や心和むエピソード」を
話題にしてくれている。
一時間やそこらでは回りきれないほどに。


なのにその殆どの場所に、
ネット上で以前よく見かけていた古くからのファンは、いない。
ファン歴が長い人もたまに登場するが、以前からネット上では
出会ったことのない人だったりする。

この沈黙は何だろう。

恐らく、
長い間ファンであることが生活の殆どを占めていた者にとっては、
マイケルがこの世にいないということが、未だ「腑に落ちてない」のだ。
私がそうであるように。

出口も見出せない「長いトンネル」の闇の中に
私たちは取り残されたままなのだ。
彷徨える子供みたいに。

歩み出せる「光」は、いつかは射すのだろうか?
取って代わる何かを、あれほどの「歓び」を、
何かに見出せるだろうか。
ほかの事みたいに、「時間は薬」になり得るのだろうか?
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・・・SMILE・・・

2010-03-15 | マイケル・ジャクソン
一番新しい映像かな?
「SMILE」で滑る織田信成君 (2分14秒くらいから)



先日たまたま深夜のテレビで観た映像が、もうYoutubeにアップされていたので。
これ以前に観たものより、ずっとのびのび踊れてるような気がするけど
同じものじゃないよね?
今回の放送では、「マイケル・ジャクソンの」と言ってくれている。

奇しくもこのブログの初めての記事が、信成くんの新聞記事に
落書きしたものだった・・(笑)
ファンの方にもごめんなさい。

でも、今ではこんないたずら書きできないくらいに
人としても成長してるのがよく分かります。
感動をありがとう。
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メシ活の福太郎

2010-03-12 | 動物
1歳を過ぎる頃にはすっかり巨体になってしまった福太郎。
徐々にご飯を体重管理用に替えた効果か、少しだけスリムになった。
だからと言って油断は禁物。

どんなに鳴かれても甘えられても(笑)、ご飯の量と時間はきっちり守る。
それでも福太郎は様々なアピールで挑む。
うるうるの目で見つめたり、膝に乗ってすりすりしても無駄なのに、
ひたすら「メシ活」に励む。
(娘曰く、「婚活」「就活」とかいうアレの類らしい。)


それから、最近流行っているのか、くるねこさんちの胡ぼちの「すまん寝」
うちの子もやるんですね~;
落ち着くのだろうか?傍目で観てると苦しそうなんですけど。



お姉ちゃんに耳掻きしてもらって昇天


メイドのコスプレ?


「その時」は宜しく♪


お風呂の覗きはいけませんよ!


     ***************





すっかり成長した元チビ猫は、黒白ちゃんを飼ってくれている家で
同居しているが、首輪もさせないようでやはり人には馴れていない。
そちらのお宅は50代の男性が一人住まいの上に、いつも留守勝ちで
どうやら過去にお酒で失敗したらしいことも最近知った。


私にしてみれば雨風を凌げるだけでも有り難いので、差し出がましい
とは思ったけど、たまたま挨拶をした時に「猫トイレ差し上げましょうか?」
と訊ねてみた。
でも即座に「トイレは外でしてますから」と、断られた。
色々ワケありなので、ちゃんと飼ってくれる条件が揃うわけもなく
予想通りの答えだった。


二匹揃って最近はベランダに現れては鳴くので、福太郎が反応して大騒ぎ。
夜中や早朝だと、もうこちらがどうやっても駄目。
猫を飼うことさえ禁止なのに、大声で近所に迷惑かけるなんて許されないから、
おちおち眠ってもいられない。

それだけでも辛いのに、多分きっとノミとか・・わくんだろうなぁ。
ベランダへの戸を開け放つ夏場が怖い。
ボクの時も、家にノミが侵入し大騒ぎになった。
あの時と違い、今は福太郎もいる。

彼ら(彼女ら?)も、ノミの痒みは辛いだろうし。皮膚病も心配。
こっそり一滴落とすか・・白黒ちゃんはまだしも、チビ猫ちゃんは
捕まらないよねー・・とか、考えると心配は尽きない。

とりあえずベランダ侵入を阻止するために、ネットで様々な方法を
調べるうちに、こんなに怒ってる人がいることも知った。


怒っている人の気持ちもよく分かる。
でも、悲しい。
殺処分の前にもう少しやれることはないだろうか。
剣山みたいな形のネットでさえ、猫を傷つけそうで嫌なのに。
もちろん人それぞれに事情はあるけど、でも・・・共存するために
人間も知恵を絞って努力しなければ。

もちろん、一番悪いのは無責任な飼い主だ。
なのに、なぜいつも辛い目に遭わされるのは動物だけなんだろう。

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