森の中のティータイム

離婚を経験し子供達も独立 
暮らしの小さな発見をノートに。

1年の終わりに

2007-12-31 | 動物
今年の年末はとにかく大掃除を徹底的にやり、毎日クタクタに。
でもお陰で気持ちの良いお正月を迎えられそう。

気がかりなのは、ボクが居なくなっておばあちゃん家の
窓の明かりが消え、入院されたということを知ったこと。
動物は人間の友達だったり、支えだったりするんだよね。
どうかおばあちゃんが元気を出してくれますように。

我が家にはまた、別のお客さんがベランダに来ているようだ。
まだこちらを警戒しているようで、近づけないんだけど、
綺麗なお顔をしている。



急に寒さが増して、公園の黒猫ちゃんやあちこちの顔見知りの
野良ちゃんたちのことが心配だけど、どうかこの冬を無事に
生き抜いてくれますように。



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冬の雨の夜、野良猫は

2007-12-22 | 動物
ボク捜しの時に声をかけていた、とびきり美人のご近所さんが
「捜しておられた猫ちゃんじゃないかもしれないけど、
同じ柄の猫ちゃんが、いつも公園にいる黒猫ちゃんと
遊んでいましたよ」と、わざわざ家まで教えに来てくれたので
その翌日からちょくちょく公園を見に行くようになった。

居たのはボクより幼くてきれいで、アメショーみたいな柄の子だった。
この子は近所のどこかに居て、いつも誰かがご飯をやっている子だった。
その子よりも私が気になったのは、最近いつも見かける黒猫の方。
この子もまだ幼くてやっと6か月を過ぎたくらいに見える。
人懐っこくていつも子供達と戯れているが、夕方子供達が帰ってしまうと
公園に一人ぽつんと取り残されている姿は、見ていて胸が痛い。

一人になっても小石や葉っぱにじゃれて、ぴょんぴょん跳ねる姿が
いじらしく可愛い。聴けば、この子は捨て猫で、子供達がお菓子を
やったり牛乳を与えたりして成長したらしい。
私も子供達から「飼ってもらえませんか」と訊かれたこともあるが、
偶然餌やりにきた人からごはんをもらっているのを見て、少し安心していた。

昨夜、夕方からの雨が急に激しくなり、まさかと思いながら娘が見に行くと、
ちいさな丸い屋根のあるベンチの下でびしょぬれになっていたのを見つけた。
やはり子供達が言うように、公園の溝の中に住んでいるというのは本当だった
のかもしれない。

急いでタオルを持って走り、タオルごと抱えて取りあえず家に向かったが
エレベータホールで下ろしたらそのまま二階の踊り場の方にかけ上がった
ので急いで追いかけると、そのホールは思いの外暖かくて、停めてある自転車
のカバーの下に潜り込んでしまった。
それから元気よく高い手すりや桟に飛び乗って遊び始めたその時、
飼ってはいけないはずの犬を連れた人がエレベータから出てきて
とっさに黒猫は通路の方向に走り出してしまった。

通路から非常階段を降りて外に出たのか、その後いくら捜しても
猫は見つからなかった。そうこうしている内に深夜になっていた。

今まで何匹か雨宿りさせた経験から考えても、
あの元気の良さでは多分、玄関の箱の中で大人しくしていることも
難しいだろうし、狭い我家でアレルギーのある娘と束の間の同居も
無理だろう。

もしどこかの階にまだ居たとしても、取りあえず出入り自由のホール
だから、朝になって雨が止んだら自分で帰るだろう。
そう自分にも子供にも言い聞かせて、床に就いた。
朝、激しい風と雨の音で目を覚ましたが、猫は公園にもこの建物の中にも
居なかった。また余計なことをしてしまったのかもしれないと、今また
自分を責めている。それにしても、一体何処へ消えたのだろう・・。

もし欲しいモノが何でも買えたとしても、お金が余るほどあったとしても
地球上に愛に飢えた病気の子供や、傷ついた動物、飢えや寒さに震える
捨て犬や捨て猫がいる限り、私たちは完全な幸せなんかになれるはずがない。
見て見ぬふりしても、心はちゃんとそれを知っている。

たとえ自分だけぬくぬくと家の中で過ごしていても、心の中に
冷たい風が吹き、彼等を助けない限り、晴れやかな気持ちなんか
得られやしないし、心が救われることなんかないんだと思う。
ああでも、取りあえずお金があれば動物シェルターは作れる・・!。
宝くじが当たりますように・・・!10枚しか買ってないけど(笑)

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映画っていいな

2007-12-19 | 映画ドラマ
友人が録ってくれるドラマの一つが終わり、少しだけ時間の余裕が
思いがけず出来てしまった(笑)
LOSTの第3シーズンの1~3が今日発売の予定だったから、
前日には出ているはずと、昨日、美容院の帰りに寄ってみた。
あったー!一本ずつだけどあったあった♪他の数本ずつは、既に
レンタル中!みんな速~い(笑)


でも3本分(7話)を、一日でどうやって観るんだ?と自問しながら
とりあえず夕飯の仕度を調え、娘が帰るのを待って見始めた。
途中、娘の入浴中は食事の片付けをやったり、雑事を済ませて
全部見終えたのは11時半@@ 
それから入浴したので、私が寝たのは1時半くらいかな?
LOSTは何だかんだ言って途中では止められないのよね(笑)

今地上波でもやってる「リ・ジェネシス」も見始めたんだけど
これも1話見逃したので、今日返却の時に借りてこよう;
「OC」も第2シーズンをやっぱり観てる。続き物って、大して
面白くなくても中毒になってしまうから怖い。
「24」はシーズン6の1話で止めたけど、時々観たくなって
しまうから本当に厄介(笑)

映画の方は、今はレンタル専門。この方が私に合ってるかもしれない。
観たいシーンを何度も観られるし、ダメなら途中でも観なければいい。
古い映画でも良い物を探すならやっぱりレンタル。
先日、民放でもやってた「ホワイトオランダー」なんかは、
少女が絵を描くシーンが何度も出てきて、一時停止してそこばかり観た。
ストーリーも面白く、子を持つ親として考えさせられるテーマだ。

母親の過干渉ならありがちだけれど、一度捨てておきながらも
生来のエキセントリックな人格からか、履き違えた愛情からか
娘の生き方や考え方さえも支配しようとする。

例え反面教師的な意味でも、親が子に与える影響というのは
どんな親子でも多かれ少なかれ全くないわけがないと思うけれど、
この母親の場合は自分の恋人の裏切りに対し、殺人さえも犯して
しまう激しさで、愛する娘にも迫る。
刑務所にいながらも、まるで娘の幸せを嫉妬するようにも受け取れる
言葉で、娘を傷つけ続ける。

ホワイト・オランダーとは強い毒素を持つ美しい花・白い夾竹桃のことと
あるが、美しい母である故に娘にとっては圧倒的な強さとなって存在自体
が脅威であり憧れでもあったはず。
けれど、子はここまで親の愛を乞うものかと切なくなるほどの愛の飢えを
見せた娘の、「私を解放して」という最後の言葉が胸に痛く響く。

今日たまたま友人とも、「親のアドバイスがどこまで過干渉になるか」
話していて、その難しさを互いに実感した。

この道の先が崖っぷちだと知っていたら、「この先に進んでは
ダメよ」と教えるのは「愛」だけれど、
その道に石ころがあるからとか、急カーブがあるからといって
行く手をただ阻むのは「愛じゃない」と、私たち親は心しておくべき
なのだろう。

「気をつけて行くのよ」と親が言えば、子も心から「気をつけるよ」
と、そう言ってくれる・・はず・・・なんだけど;
うちの子時々言うのよね「分かってる!」ならまだしも
危ないわけ無い理由を延々と・・・全く!!(笑)
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プライドと偏見

2007-12-14 | 映画ドラマ
昨日、友人がお歳暮用の品を選びにデパートに行くというので
私はお歳暮など全くしないけど、一緒に出かけることにした。
ランチを食べた後、1時50分には友人が帰ってしまったので
私は本屋に直行(笑)

最近はヨーロッパなどの美しい田園風景が以前にも増して好きになり
ガーデニングの本なども手にしたけれど、やはり私はそれよりも
自然がふんだんに堪能出来る方が好きなようだ。
そのせいなのか家に急ぎ帰り、夕飯の仕度をした後
友人が録っておいてくれた映画「プライドと偏見」で、
美しいイギリスの豊かな緑を楽しむことにした。

ストーリーは昔のドラマ「高慢と偏見」を観ていたので知っていたが、
ミスター・ダーシー役がどうにも今回はしっくりこない。
コリン・ファースの時は、その高過ぎるプライドに隠れた、人の本質を
観抜く目とか、一見クールに見える振る舞いの内側にある愛や優しさが
演技に滲み出ていて、主人公がぐんぐん惹きつけられていく過程が
観る側にも納得できたけれど、映画の方の役者さんには今ひとつ
深みが見られなかった。

この映画の見所の一つは、キーラ扮するエリザベスと姉以外の姉妹たちの、
人として持つべきプライドの質の違い。
この時代の女性には仕方ないことかもしれないが、母親と妹たちは
結婚が人生の全てと信じ、財産や身分によってあからさまに人を判断し
結婚相手のそれこそが、彼女たちのプライドの基盤なのだ。

しかしエリザベスはその時代の中にあっても、自分の考えを持ち
相手の身分に関係なく自らの意志を毅然として伝えられる女性。
地位や財産のある人間にだけひれ伏すような卑しい人間にはならない
ことこそが、彼女のプライドだった。

私はドラマの方の日本語タイトルに、なぜ「高慢」という言葉を使ったのか
ずっと不思議に思っていた。
高すぎるプライドは確かに高慢とも思えるが、プライドと高慢は
似て非なる言葉だし、作品のテーマの重要な部分だからだ。

この時代に限らず、女性が自分の意見をきちんと述べることは
生意気だとか出しゃばりだとか言われることも多い。
確かに、相手をねじ伏せヒステリックに自分の意見を押し通す女性は
同じ女性から見ても醜いけれど、生活の細かなこと以外、
自分の考えを持たないことが美徳とばかりに、男性の前で楚々とした
女性を演じるのはもっと醜く悲しい。

ドラマでは、エリザベスを愛するようになったダーシーが、彼女の誇りを
傷つけたことを心から詫びるシーンがあった。エリザベスも気持ちを
ありのままに伝え、二人は人として対等に向き合いお互いを認める。
傲慢な女の目的と、聡明な女性の求めるものの違いは、まさにここだという
気がして、観ていて気持ちよい。
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暖かい家の中で

2007-12-12 | DIY・ハンドメイド・クラフト
先月怪我をした肋骨の痛みもようやく消え、ボク探しに
専念していたけれど、1ヶ月過ぎたこの頃になり探す時間も
極端に減った。

でも何気なく道を歩いていても、草むらや車の下を気付かぬうちに
じっと見ていたりする自分がいる。
諦めるというより、何処かで幸せにしていると思うことにしよう。
そんな日常で、将来への不安やボクのいない寂しさを紛らす、
取りあえず集中できる何かを自然に探してしまう。

新たな手作りなど今はとても思いつかないので、
やれるのは修復とかリメイクとかになり、
それらに打ち込みすぎて先週末ダウンした。
肩こりと目眩に見舞われたので、少し休むことにしている。

時間ができたので、ずっと壊れていた電話の子機の修理を諦めて
新たにFAX電話を買いに行くことに。
でも、こっちの説明書読む方がもっと目眩がしそうなんですけど(笑)

子機が使えなくなって長電話できない間、思ったこと。
いっそテレビも壊れて新聞も止めたら、人間はどれだけ有意義な
時間を手に入れられるだろう。
確かに私の場合、長電話しないだけでもダラダラと過ごすことが減り、
拙い創作にも励むことができた。

ただ、全てを外界から遮断してしまうのは良くない。
少なくとも芸術や創造は、あらゆる刺激を受けながらそれらに触発
されて産み出されるものだから。
特に動物や自然の世界は、動いている物だからこそ刺激になる。
愛することは面倒なことだけど、だからこそかけがえのないもの。
温かいボクの背中に、もう一度触りたいな~。


    3年前くらいに娘が買ったアニエスのバッグ。
    内袋がピンク系で服に合わないことが多かったそうで
    麻の布で作ることに。スナップなどのパーツが硬い皮に
    留めつけてあり、それごと縫いつけるのに悪戦苦闘。
    

    

    

    姉に貰った馬革のバッグ。クタクタ感が好きだけど
    白けていたので磨いて磨いて磨いた!
    
    
    破れたシルクの靴下の、何ともない部分を切り取って
    家で履くソックスの内側にザッと縫いつける。
    かかとつるつる効果がスゴイので捨てられなくて(笑)
    
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あれから

2007-12-04 | 動物
ボクがいなくなって今日で24日経つ。
そろそろ諦めても仕方ない頃なのに、毎日何度か探しに出る。
時間帯を変えてみたり、場所も溝の中や木の上を眺めたり
立ち並ぶ集合住宅のベランダをちらちら観たりで、怪しいこと
この上ない。

おばあさんが夜中小さなかすれ声のような鳴き声で目を覚まし、
明け方の4時5時あたりに不自由な足で外に出て探すこともある
と聴いては尚更、諦めるわけにはいかない。

私も度々、小さな子供の声がボクの鳴き声のように聞こえて
慌てて外に飛び出し、暫く探し回る。

ボクは普段はとても可愛い小さな声だったけど、遠くからこちらに
来る時に、人の声のような抑揚のある鳴き方をしながら歩いた。
それは、このブログでもお気に入りに入れさせて貰っている人気者の
レオ君のブログの中で、少し前紹介されていたこの動画の声にそっくり。

何か意味があるんだろうか。ハイジに訊いてみたいくらい不思議。
私が家の中で物を落とした時にも、すぐ近くで聴いていたボクは
「オワ~ン」と鳴き、まるで「どうしたの?」とでも訊いているかの
ようだった。
猫は人間よりずっと細やかな神経の持ち主だから、あり得るよね。
今日は本当に寒い。
ボクの声が聴きたいな・・。
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