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森の中のティータイム

離婚を経験し子供達も独立 
暮らしの小さな発見をノートに。

「御上先生」を見終えて

2025-03-25 | 映画ドラマ

 

日曜日に、初回から毎回楽しみに観ていた日曜劇場「御上先生」が、とうとう最

終回を迎えた。配属初日、優秀であることを自認する生徒たちを前に、「君たち

はエリートだと思っているだろうが、ただの上級国民予備軍だ」と言い放った。

もちろん誉め言葉なんかじゃなく、その逆の意味。

 

さらに、「真のエリートはなぜ神に選ばれるか。それは、普通の人間なら負けて

しまうような欲やエゴに打ち勝てる人だから。自分の利益のためではなく他者や

物事のために尽くせる人だからだ。僕はそこに付け加えたい。真のエリートが寄

り添うべき他者とは、つまり弱者のことだ」と語り、ここでいっぺんにこのドラ

マに惹きつけられた。

 

「正論」なんて今時ダサいと言われるだろうが、私はここで打ち抜かれた。ただ

御上先生が目指す、腐敗した社会を変えるには、まず「教育」が何よりも大切だと

いう考えは正論中の正論だが、彼らが一つの汚職(政治家と官僚の有名進学校との

癒着)を暴いた所で、御上先生のいない他の学校ではこれまで通りの詰め込み教育

が続くだろうと。

 

果たして真の教育改革が、一人の教師によってそう簡単に進むかと言えば、そうも

いかないのが現実だとは思う。腐敗しきった大人達は、既得権益は死んでも手放さ

ないし、転んでもただでは起きず、しぶといのだ。

 

だけど、私はこのドラマを観た大勢の善良な人たちが、この作品の言わんとするこ

とをしっかり読み取って、ただの「理想」だと諦めたりしないでくれたらと思う。

 

何より、これから教育現場に足を踏み入れようとする教師たちの心に響いていてく

れたらと思うのだ。このドラマを斜めから見て嗤う人もいるかもしれないが、そう

いう人に、オカミのように「考えて」と、言いたい。

 

答えの出ない質問でも、「考え続ける」ことが大事なのだと。最終回、神崎君や千

木良さんが苦しみながら出した答えに、私は涙が止まらなかった。

「真実を報道する」ことは、まさに今この時代に問いかけられていること。

 

犯罪に関しては、報じることでそこに必ず傷つく人がいる。家族だったり、時には

被害者であっても。だけど、私は今のこの時代、切り貼り動画やフェイクニュース

が横行しているからこそ、正しく事実を報じるのが、真のジャーナリズムだと思う。

 

たとえ相手が地位の高い人であっても、間違ったことをしたならそれを報じる義務

がジャーナリストにはある。

「偏向報道と言ってしまえば何とかなる」なんて卑怯な人間に、ひるんではだめだ

特定の誰かや党に、忖度したり遠慮したり阿るメディアは、メディアたる資格もな

いと思う。繰り返しこちらでも訴えてきたけれど、この作品を見て、改めてそれを

感じた。

 

(以下、フォローさせていただいている「毎日がちょっとぼうけん」さんの日記に

貼られていた動画が、大変興味深かったので転載させていただきます)

「真実かどうかよりも、極端なコンテンツほどたくさん見られる」選挙期間中に拡散される誹謗中傷や虚偽を含む動画 作成に報酬も…背景を取材【報道特集】

↓これらの仕事が成り立つ事実を証明すべく、クラウドワークスに発注したクライ

アントは誰なのか、ちゃんと追求するべきだと思う。

 

久々に良いドラマを観せてもらった。松坂桃李さんと岡田将生さん、良い役者さん

になったなぁと思う(この美しすぎる二人が実生活でも親友だなんて;)

 

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True colors 心に残る最終回と、ひな祭りのチラシ寿司

2025-03-03 | 映画ドラマ
True colors 、良いラストでしたね。
倉科カナさんがこれまで演じた役の中では、この作品の主人公に一番感情移入した
ような気がしました。
と言っても、そんなにたくさん観たわけではありませんが;
 
 
 
母(賀来千香子さん)との緊張感あふれる再会のシーン、涙をこらえて見送った賀来さ
んでしたが、思わずバスを追いかけて走り出したその姿に、涙が溢れました。
 
また天草を離れるときの映像も一段と美しく、漁師だった亡き父の仲間たちの、大漁旗
を掲げた漁船で見送るシーンは、印象的でした。前日、昌太郎が電話していたのはこれ
だったのですね。圧巻の演出でした。
 
タイトル「本当の色」からは二つの意味を感じると書きましたが、やはり色覚異常とい
う遺伝的な要素による色の見え方そのものの意と、「自分だけの持つ色」という生き方
や個性の意味の両方を含んでいましたね。シンディーの曲もそういった意味を持つ曲で
した。私も最近インスタなどで、絵を通して様々なことを感じることが多く、タイムリ
ーでした。
 
またトスカーナの美しいワイン蔵のブドウ畑を前に、昌太郎が放った愛の言葉は、以前
フランチェスカさんが説明しようとしていたあの言葉かと。
 
 
昌太郎は今、芸術を学ぶ一環として礼拝堂の天井画の修復をしていると話し、天使の絵
と海咲を重ねてこう言ったのでした。「Sembri un angelo (お前が天使に見える)」
と。昌太郎らしからぬ粋なセリフでしたが、フランチェスカさん、そういう意味だった
のか・・と微笑んだ私でした。  長く心に残る良いラストでした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
今日はひな祭りですね。
ふうちゃんちと我が家に、姉が昨日、一日早く「ちらし寿司」を作って持ってきてくれました。
京都のカニちらしをベースにしたとかで、美味でした☆
 
少し取り分けていただいた後に、画像を撮り忘れたことに気づきました;
食べてしまった雛かまぼこ画像は、同じ商品のを探し、お借りしました↓
 
今春、パパさんの転勤が決まり、ふうちゃんが来年中学生になるまでは
こちらから通うけれど、来年は家族であちらに行ってしまいます。
 
娘と夫さんは今風邪で、それどころではなく、ふうちゃんひとり元気なようで、前日は
私の作ったグラタンも喜んでくれたようでした★
私の作ったささやかな料理でも、ふうちゃんはいつも喜んで食べてくれるからばぁばは
嬉しかったよ♪
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期待以上の「御上先生」

2025-01-20 | 映画ドラマ

今日は久々に「カールさんとティーナさんの古民家村だより」について書きたかったのだけれど、昨夜スタートしたTBSの「御上先生」がとても良かったので、そちらについて少しだけ。

まずはこの脚本家が「詩森ろば」さんという方で、松坂桃李さんとは「新聞記者」でもタッグを組んだ人だったんですね。生意気な感想かもしれないけれど、序盤からぐんぐん惹きつけられてしまうような、流石の組み立て方でした。

The personal is political もそうだけど、「バタフライエフェクト」などのキーワードとなりそうな言葉がちりばめられ、私立の進学校が舞台のせいか、生徒らを「上級国民予備軍」(持ち上げているのではなく)と呼んで憚らない御上先生のセリフが秀逸だった。

彼は文部科学省の官僚派遣教師として、この学校に赴任するのだが、彼曰く、信じていた友に密告されて「天下りあっせん疑惑」をかけられ左遷されたということらしい。(だけど、この友が密告したというのもアヤシイし、ましてや友が岡田将生さんだから尚更;)色々な伏線がありそうだが、ドラマの内容はこれ以上控えますwでも、大人の私たちでも本気で観られるドラマのような気がします。

彼のただならぬ気迫が、これまでの教育モノでのキャラの強い先生とは、一線を画していて見応えありです。見逃した人で気になる方はTVerなどでも見られるのではないでしょうか。ぜひ!

あと、最後に流れるのが、ワンオクの「Puppets can't control you」という曲でこの作品のための書下ろしかと思うほど☆なぜか英語部分の歌詞の一部だけがエンドロール中に表示されるという異例な仕上がりで、個人的にとても気になりました^^;

Puppets Can’t Control You

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見逃した!

2025-01-18 | 映画ドラマ

深夜に福太郎が嘔吐したので、今朝は身体が重くて二度寝。

起きたのが遅かったが、朝食がてらテレビを点けて、昨夜録画した夜のニュース

をチェックした。

 

他局だけれど、「フジテレビ社長会見」の話題を、どう報道したのかちょっとだ

け気になった。ネットのニュースでは、同局の福岡出身Mアナが、声を震わせな

がらも勇気ある発言をしたとあった。そっちを見たかった。

 

どの局ももしかしたらタレントさんに対して少なからず「接待」のようなものは

あるのだろうけど、こちらでも常々特に酷いと綴ってきた、このテレビ局に対す

る「不信」は今、この会社の体質そのものの部分が公にされ、私の中で「確信」

に変わろうとしている。(↑のリンク以外にも『フジ』でブログ内検索していた 

だければ、沢山出てきます)

;;

そんなこんなで、BS11で新シーズンが始まったことに気づかなかった「ルイス

警部」と「ヴェラ~信念の女警部シーズン6」を見逃してしまった;;

有料チャンネルではかなり先のシーズンまで放送されているが、私は加入して

ないのでガックリ。。アマプラにもこのシーズンはまだないようだ。。

※追記シーズン6は観ていました; 次は間違えないようにここに訂正しておきます;;

 

ヴェラ~信念の女警部は主演女優さんがシーズン14で降板されるそうなので

見逃しは残念!ここまで人気だったのは、彼女の演技と、脚本が秀逸だから

こそだと思う。

 

私は海外のクライムミステリーが好きなので、日本の刑事ものや犯罪裁判も

のなどをチェックするも、脚本のわざとらしさであったり、大袈裟な演出や

過剰なキャラ立てが多くて度々ガッカリする。役者さんが悪いのではないと

思うので、残念に思う。

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2025年、明けました☆

2025-01-03 | 映画ドラマ

いつもご訪問くださる皆さま、今年もグダグダと綴るかと思いますがw、よろし

くお願いします☆ 元旦、私は今年も長姉宅に。でも例年とは違い、他の姉家族

の都合で今年は長姉と二人のお正月でした(他の姉は本日行っているようです)

でも、一日二日共に好天に恵まれ、良いお正月だったと思います。

 

 

   

 

 

右のケーキは、作って持って行く途中で崩壊してしまいましたが、お味は◎;

 福太郎が待っているので早めに帰宅し、夜は自宅でゆっくり過ごしました☆

昨日から今日まで映画やドラマ、ドキュメンタリー尽くしでぬくぬくと過ごし、

ウォーキングも熟して、健やかな良い時間を過ごしています。

映画『NERVE/ナーヴ 世界で一番危険なゲーム』予告編

こちらは深夜に録画していた2017年の映画で、苦手な分野かなと思ったけど、

ファイナル・デスティネーション的なスリル満点のストーリーで、意外にも楽

しめました☆

また、何度目かの「レミゼラブル」も堪能し、不器用で正直だった母が、この

物語を大好きだったことを思い、泣けました。

そして、野木亜紀子さん脚本の「新春スペシャルドラマ‣スロウトレイン」は

3人の姉弟の、緩やかな日々の中に訪れた静かな心と生きざまの変化が、見る側

の方にも流れる音楽のように染み入り、新春にふさわしくなかなか良かったです☆

 

 

 

 

 

そして「Nスぺ 新トランプ時代」は、これからの世界がどう変わるのかを垣間見せました。

元経済政策顧問に、インフレが高まる見通しを質問すると「経済成長を最速で実現することで

インフレは抑えられる。企業が多くの商品を生産すれば価格は下がる」と楽観的。「減税は、

企業の業績を後押しするかもしれないが、同時に格差が広がるのでは?」の質問には、「た

とえば富を持つ人の資産を貧しい人に与えるとすれば、富を持つ人の働く意欲が減り、生産も

減る。一方貧しい人にお金を与えると、働かなくても収入があるので生産が減る。富を持つ人

が居なければ、貧しい人の仕事も、経済成長もない。所得の平等を目指すなら、誰もが貧しく

なる。」と富める側の論理をぬけぬけと言い放ち、経済の専門家は「経済成長は格差を広げる

可能性がある」との見通しをはっきり示しました。

 

またイーロンの進める「改革」について、歴史学者は「シリコンバレーでテック企業のリーダー

達と話すと、非常に無邪気な答えが返ってくる。より高度な情報技術を発明するだけで、必ず真

実につながるという。しかし実際は、時間と労力をかけて真実を探す困難な作業を行わない限り

世界は嘘や作り話、フェイクニュースであふれかえってしまう」と話す。

トランプ政権の乱暴な「改革」には疑問だらけの私ですが、この先の世界はどうなることやら;

 

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静かな余韻の「宙わたる教室」

2024-12-11 | 映画ドラマ
昨晩最終回の放送を終えた「宙わたる教室」。見終えたときには、ゆっくりと静かな感動を
覚えた。
 
というのもこれが、大阪府のとある定時制高校の科学部が2017年、科学研究の発表会
「日本地球惑星科学連合大会・高校生の部」で優秀賞を受賞し、この事実に着想を得て
作られた小説のドラマ化だったからだと思う。

彼らの実験装置は意外な人物の目に留まり、「はやぶさ2」の基礎実験に科学部として参加
する想定外の事態があったという。(一部NHKサイトより引用)
物語は東京・新宿にある定時制高校に置き換えられていたが、JAXAなどの協力やNASAの
資料なども参考として挙げられていただけに、しっかりとした作品に仕上げられていた。

そして何より登場人物たちの演技に少しのわざとらしさもなく、その境遇や抱える心の問
題などが、観ている誰にもある葛藤のように感じられ、胸に染み入るものだった。このよ
うな作品に「稀」でも出会えるから、私はドラマに期待するのだと思う。続編が観たいな。

最終回の再放送が、12月13日(金)午前0:35〜1:20<木曜深夜>にあるそうです☆

そう言えば、『海に眠るダイヤモンド』、VIVANTより面白いのに“超低視聴率”なのだそう。
軍艦島の探検などで観るあの景色を、頑張って再現しているし、当時の炭鉱の雰囲気や、
そこで働いた人々の苦悩とか人の密な触れ合いなど、とても興味深い。VIVANTは早々に
脱落した私だけどw、もしかしてあんな華やかな作品ではないからかな。

他に観ているのは「ライオンの隠れ家」。主演の柳楽優弥さんと自閉症の弟役、坂東なん
とかさん(ごめんなさい;)も好演しているし、夫からDVを受けた姉を助けようとする
人たちなど、ミステリアスな要素も含めて惹き込まれる。次回最終回かな?

前の日記にも書いた通り、私が好きなのは「映画やドラマ」を観ること、そして「絵を描
くことと、たまに歌う事」そして動物!!(笑)ドキュメンタリーなどは、耳を塞ぎたく
なるようなことや目を背けたくなるようなことにも向き合いたいと思うから、敢えて見る。

先日も「新プロジェクトX〜挑戦者たち〜」「この国には、誰にも知られず輝く人々がいる。」
を観た。
今回は、2020年の「新型コロナウイルス」初期に「集団感染」で猛威を振るった「ダイヤ
モンド・プリンセス 号」に乗り込み闘った、医療スペシャリストたちの物語。

ダイヤモンド・プリンセス号では、712人が感染する大規模クラスターが発生したが、災害
医療のスペシャリスト集団DMATの「船の中で亡くなる人を、一人も出さない」との思いから、
彼らの知られざる秘話があった。

「乗員乗客の国籍は57か国、言葉が通じずなかなか作業が進まないうえ、命にかかわる持病
をもつ高齢者も多く、薬は不足していた『いつになったら出られる』『海に飛び込んだほうが
マシ』…。乗客からそんな声も聞こえる中必死に治療を行う隊員たち。しかし、船内の救援チ
ームのひとりに感染が判明。

『DMATがウイルスを持ち帰るのではないか』職場に戻った隊員たちにも誹謗中傷が起きる。
陽性者が増え続ける中、隊員を派遣する病院は激減、交代要員がいなくなった。
あの船で何が起きていたのか、この特集は来週に続くという。
---------------

あれから4年経ち、忘れかけていたあの当時の恐怖。思い出せば、初期は亡くなる人も多く
世界でも恐ろしいほどの感染者が出た。ある国では、焼却がかなわず、トラックに山積みに
された白い布でくるまれた遺体の映像が映し出され、私たちを未知のウイルスの脅威に震え
上がらせた。

ある人はこれを、ウイルステロだと言い、一定の人を「抹消」するための陰謀だと唱えた。
看護師含む医療従事者たちの疲労は限界を超え、彼らの中からも感染者や亡くなる人が出た。
忘れもしない、彼らの叫びにも似た祈りに呼応して、世界中から感謝の言葉が映像と共に贈ら
れたこと。

その後ウイルスは変異を繰り返し、本当に鎮静化したのかは分からないが、経済社会を動か
すことに、多くの国が舵を切り、今に至っている。だが脅威が消えたわけではない。

私の周囲の人も感染し、それぞれ何とか乗り越えてきた。姪っ子は2週間、開業したばかりの
カフェを休業したし、一か月前には、最近よく行き来するご近所のY野さんも2週間以上寝込
んでいたという。身内や友人の中には家族全員で感染した人もいるし、今でも続いているのだ。

私もワクチン4回でストップしたけど、今でも感染防止対策は怠らないし、持病があるので呼吸
器系には特に感染したくない。インフル流行期にもそうしていたように、外出時のマスクは欠か
せない。それにもう決して若くないのだから(笑)

で、残り少ない時間、楽しみな「喉の鍛錬」にも行きましたよ(笑)
96点以上伸びないけど、安定の↓


 

↑は、行ってすぐ。原曲のキーで歌うと、オールファルセットになってしまうけど、私にしては
まあまあの点数。でも金切声wwが嫌で、二つ下げて歌うと91点台に下がるのはどうして;;

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山古志村のマリと三匹の子犬

2024-10-24 | 映画ドラマ
昨日録画していた「マリと子犬の物語」を観た。過去にも一度見ていたのに、昨日少し
観ただけでまた辛くなり、一晩おいてから続きを視聴;

実際は幼い兄妹が主役ではなく、中越地震で飼い犬に励まされて助かったおじいさんと
犬の物語
なのだが、それを知っていても尚、涙が溢れて止まらなかった。それは、災害
で無残な姿に変貌した故郷から、泣く泣く離れなければならなくなった人々の心情が、
切ないほどに伝わってくるから。健気なマリ、子供たちとおじいさんを守って15歳まで生
きてくれたんだね☆

山古志村のマリと三匹の子犬


今もこの国では、震災や洪水などにより毎年のように被災する人々がいて、おじいさん
やマリと同じように辛い日々を余儀なくされている。そういう状況にある人々が、希望
を持ち、諦めることなくいられるよう、いち早く安心できる住まいや必要な物を、用意
できる国であって欲しい。人間も動物も自然の前では無力だけど、力を合わせればきっ
と助け合えると信じたい。 もうすぐ投票日。そういう人を選びたい。

娘宅のハッピー、やらかしてますw↓

 

 

 「無職」ってアンタ;
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「終りに見た街」

2024-09-26 | 映画ドラマ
録画していた「大泉洋×宮藤官九郎ドラマ 終わりに見た街」を、軽い気持ちで観た。
タイムスリップものか~と時折早送りしながら。ところが終わるとすごく後味が悪い。
(以下ネタバレありなので、ご注意ください)

太平洋戦争さ中のあの時代に家ごとタイムスリップした後、子供たちは徐々に軍国主義に
感化され染まっていく。同じくこの時空にタイムスリップしてきたユーチューバーは、
「戦争は勝った方が正義」などと、ゲーム感覚で同調する始末。

早々に登場した兵士(橋爪功さん)は、あんなチョイ役ですぐに出番が終わり、後から
きっと重要なキャラとして登場するのかなと思っていたが、それっきりだった。そして
個人的に悲しかったのは、主人公が18年も飼っていた柴犬が、あっけなく家ごと焼き殺
され、ことごとく「有りがちな結末」の予想をひっくり返した。

ラストに目が覚めた主人公は、以前の暮らしにもどってはいなかった。
2020年代の、核戦争後だったらしい。主人公以外の家族は見当たらなかった。
あり得ないはずの物語だが、子供たちの染まる様が妙に現実味を帯びて、嫌な気分から
未だ戻れない…。
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「原爆裁判」判決文に涙‥からの昭和歌謡w

2024-09-07 | 映画ドラマ
金曜日の「虎に翼」は永久保存版にしたいくらいでしたが、これについての記事がネット
上にあったので、そちらを貼らせていただきます。1955年に始まったこの裁判は、8年後
の1963年に判決が下されました。

ドラマで読み上げられた判決文は、原文そのままではないようですが、参考のために書き
起こしてみました。この当時、民事裁判で主文を後に回し、先に判決理由の要旨を読み上
げるということは異例だったそうです。

「当時広島市には、およそ33万人の一般市民が、長崎市にはおよそ27万人の一般市民が住
居を構えており、原子爆弾の投下が仮に軍事目標のみをその攻撃対象としていたとしても
その破壊力から無差別爆撃であることは明白であり、当時の国際法から見て違法な戦闘行
為である。では損害を受けた個人は国際法上もしくは国内法上に於いて損害請求権を有す
るであろうか。残念ながら個人に国際法上の主体性が認められず、その権利が存在すると
する根拠はない。人類始まって以来の大規模かつ強力な破壊力を持つ原子爆弾の投下によ
って被害を受けた国民に対して、心から同情の念を抱かない者はないであろう。

戦争を排し、もしくは最小限に制限しそれによる惨禍を最小限に留めることは、人類共通
の希望である。不幸にして戦争が発生した場合、被害を少なくし、国民を保護する必要が
あることは、言うまでもない。国家は自らの権限と自らの責任において開始した戦争により、
国民の多くの人々を死に導き、傷害を負わせ、不安な生活に追い込んだのである。
原爆被害の甚大なことは、一般災害の比ではない。被告がこれに鑑み、充分な救済策をとる
べきことは、他言を要しないであろう。しかしながらそれは、もはや裁判所の職責ではなく
立法府である国会、および行政府である内閣に於いて果たさなければならない職責である。

それでこそ、訴訟当事者だけでなく原爆被害者全般に対する救済策を講ずることが出来るの
であって、そこに立法及び立法に基づく行政の存在理由がある。終戦後十数年あけて、高度
の経済成長を遂げた我が国において、国家財政上これが不可能であるとは到底考えられない。
我々は本訴訟を観るにつけ、政治の貧困を嘆かずにはおられないのである。
…主文。原告らの請求を棄却する。・・」    ※聞き取りに誤りがあれば訂正します

国側の勝訴ではありましたが、この裁判により、国は原告らだけではなく、被害者全体に補
償することとなりました。未だ、認定にまつわる訴訟はあると聴きますが、被爆者の方々を
救う形で終えたこの判決理由は、その後の同様の裁判の前例となったということです。
久々に、ドラマを観終えて立ち上がることができませんでした…。

先日歌った超下手な昭和歌謡をアップしましたが、数か月歌ってないのでお聞き苦しいかと。
しばらくしたら削除します;   ↓
昭和歌謡 歌ってみた 加藤登紀子さん「愛のくらし」
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今更だけど、「清少納言」という呼称の由来

2024-06-01 | 映画ドラマ
私は大河ドラマが苦手だったので、これまでよほどのことでもない限り観ないでいた。
何故苦手かといえば、美化されがちな主人公や戦国武将などに興味がなく、合戦に至るま
でのいきさつや、合戦シーンそのものなどが好きではないから。

同じような理由でこれまでは比較的、女性より男性視聴者が多かったらしい。
ところが今回は時代設定の違いもあり、合戦シーンも描かれず逆転しているとか。
私も紫式部に特段の関心があったわけもないのに、初回から観ている。

前回の清少納言が枕草子を記すまでのいきさつも、(まひろの提案というのが史実とは異
なるのかもしれないが)せつなく美しく描かれていた

また、ファーストサマーウイカさん演じる清少納言の文字の美しさにも驚いた。
このシーンのために彼女はずいぶん練習を重ねたとか。バラエティ番組などに出演する彼
女をたまにしか見たことないけれど、想像するよりずっと賢い女性なのかもしれないと思
った。(たまに深夜に少し拝見する女性芸人?の ヒコロヒーさんも、頭良いかと)

このドラマを観るまで、恥ずかしながら私は、読み方を「清少 納言」だと思っていた。
何十年も!ああ恥ずかしや~;w 「春はあけぼの‥」は今も暗唱できるのにね(笑)
ririkoさんにこの話をすると、彼女も同様にそう思っていたらしいので少しほっとした。

※ネットによると「清少納言」は宮中での女房名で、「清」は清原姓に由来するとされて
いる。「 少納言」は官職少納言に由来するものと見られるが、当時女房名に官職名を用い
る場合は父親や近親者がその官職にあることが通例であった。 清原氏の近い親族で少納言
職を務めたものはおらず、「少納言」の由来は不明である とありました。

※追記です
今日、福太郎は16歳を迎えることができ、訪ねてきた私の長姉からチュールビッツの大袋
をプレゼントされました☆ 早速いくつか口に入れてもらって大はしゃぎ(笑)
最近はこれでお薬を包んで飲ませているので、助かる~~w
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