森の中のティータイム

離婚を経験し子供達も独立 
暮らしの小さな発見をノートに。

ベランダ猫の思い出を

2008-07-30 | 動物
昨日の夕方、食事の用意をして食べる直前に、去年11月に
消えたベランダ猫の飼い主さんから電話があった。
高齢のその方は、あれから度々入院され、今月やっと何とか
退院できたという。

「申し訳ないけどちょっと来てくださる?」と言われ、私は
ボクが帰ってきたのか、それとも足の悪いおばあさんに何か
良くないことでもあったのかと、急いでホームウエアのまま
家を飛び出した。

でもおばあさんの用事はそんな緊急なことではなく、ただ以前
私が差し上げたボクの写真のお礼に快気祝いを兼ねて、紅茶を
くださるためだった。

娘さんが持って行くと言ってくれたのに、ご自分が我が家に来て
まだいっぱいあると聞いたボクの写真(パソコンの中)を
見せてもらいながら、おしゃべりに興じたかったとのこと。

でもこれからしばらく涼しくなるまでの間、娘さんの家で
過ごされることに急に決まり、急遽私を呼んだということだった。
良くないことではなくて、ちょっとホッとした。

でもおばあさんは、入院している間もボクのことを思って
6ヶ月以上後悔に泣きましたと言っていた。
涼しくなって帰ってきたら、お邪魔させてもらって良いでしょうか?
と仰るので、「狭いところですがその時はどうぞ」と言って帰ってきた。

夜、後片付けの後に急いで370枚のボクの写真をCDに焼き、
お孫さんか娘さんのパソコンで見てもらえるように手紙を付けて
アパートのポストに入れておいた。



        




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動物たちは悪くない

2008-07-29 | 動物
少し前から問題になっていた沖縄で犬を多頭飼いしている
飼い主さんが、とうとう刑事告訴されたという。

確かに狂犬病予防接種ができていなかったり、環境が良いとは言い難い
状況での飼育かもしれない。
でも、そもそも飼い主さんは善意で始めたことだったはず。

次々に持ち込まれたり捨てられたりした子を、引き取って面倒を
見ているうちに、ここまで増えたという。
でも状況を改善するための費用が足りなくて、追い込まれてしまった
のだと思う。

飼い主の男性は、「もし逮捕でもされたらこの子たちはどうなるのか」
そればかりつぶやいていた。
まるで、男性が故意に増やしてしまったかのような非難の報道だが、
本当に責められるべき対象は、別にいるはずだ。
 
一番悪いのは、捨てた人間。
まるで物を製造するかのように、儲けのためだけに命を作り出す
ブリーダーたち。
そして、それらの人にきちんとした対応や処罰を与えない国の制度。

資格制度はどうなったのだろう。今でもたくさんの無許可の生産者
(個人ブリーダー)が、ヤミで取引している現実を見ると、
行き届かぬ、形だけのものなのかもしれない。
私にも「安く紹介するよ」と、声をかけてくる人もいる。

刑事処分して改善に乗り出すという行政側は、どう対応するという
のだろう。
今までどおり、助けた個人だけを処罰して、
 増やさない=殺処分 というやり方で対応するのだろうか。
命あるものを見捨てられないのは、人の一番尊い感情ではないのか。

増やさないということは殺すことではなく、生み出すその前の
もっと根本部分を見直すことでしかやり遂げられない。
先進国というのなら、他の国の見習うべき制度を取り入れたら
良いと思うのだけれど。

今まで行政に対して、「制度確立を」と、どれだけ多くの動物好きたちが
願い、行動し、祈り続けてきたことだろう。
けれど、どのニュースも国の責任については殆ど触れていないのが
現実。

一度でも、捨て猫の小さく震える後姿を見たことがあるなら
処分の日を前に、恐怖に怯えるわんこの目を見たことがあるなら
彼らをこれ以上苦しめないでと、願わずにいられない。
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新しい命

2008-07-28 | 動物
金曜日、ご近所の猫仲間の一人Mさんから一緒に来てほしいと言われて
ついていった先に居たのは、一匹の痩せた小さなキジ猫の赤ちゃん。
でも、抱いていた男の子の手からするりと逃げ出して、発見された元の
場所の植え込みに隠れてしまった。

いくらご飯をやろうとしても、大声で鳴くばかりでそのまま出て来ずに
夕方になり、私たちはしばらくそこを離れることにした。
人を恐れる習性から、おそらく野良ちゃんの生んだ子供だろう。
次の子の妊娠で無理やり親離れさせられてしまったか、はぐれたかの
どちらかだと思われる。

もしはぐれたのだとしたら、私たちが居ては迎えにも来ないし、
捨てられたとしても、70歳になるMさんには「もうこれ以上
飼えない」とのことだし、アレルギー娘の居るウチでも然り。
とりあえずご飯さえ食べてくれれば、との思いから、餌を置いて
その場を離れた。

その後、様子を見に出るももうそこに子猫は見当たらず、
餌もそのまま残されていた。
しばらく探してみたが何処にも居ないので、きっと親猫に見つけて
もらったんだと、その晩は思うことにした。

翌日土曜日、夕方からまた子猫の大声が何処かから聞こえてきて
娘と二人捜し歩いたが見つからず、深夜近く再び探しに出た娘が
近所のコンビニの駐車場に停めてある車の下にやっと見つけ、
餌をそっと置いてやるとおずおずと食べ始めたという。
ずっと一緒についてきたいつもの黒猫ちゃんが、うろうろと心配そうに
その様子を見ていたらしく、車の音にビクついてどこかに子猫が消えても
黒猫ちゃんは虐めるような子ではないのでそのまま置いてきたと言う。

昨日の日曜、公園猫の餌やりの後、私は黒猫ちゃんと少しだけ遊んで
家に戻っていたが、遅く回収に出た娘がなかなか帰ってこない。
心配していたところ、娘が感動的な光景を見たと言って帰ってきた。

黒猫ちゃんがコンビニの駐車場で子猫を見守るように一緒に居て、
娘の差し出す餌の方へ、子猫を押しやるようにして食べさせたと
いうのだ。お尻を銜えてみたり、口で押して転がすように。
ああ、なんてカワイイ!
子猫がご飯を食べた後も、とったセミを子猫にやっていたという。

先日避妊手術を受けた子が、その後ボランティアさんの一人に
だいぶ懐いて、もう触れるようになったという。
生き残ったたった一人の子も大きくなり、最近はお父さん猫の
黒猫ちゃんの傍を離れ、ひとり立ちした。

きっと面倒を見ることを覚えたのだろう。性格の良い子だから。
でも、もしかしたらこのキジ猫ちゃんも、他所で作った黒ちゃんの
子供だったりして・・;な~んてことはないよね?
だって、いまだに帰らぬ手術した子を待ってご飯残すんだものね。

今朝、Mさんに電話しててん末をお話したらやはり感動しておられた。
「やっぱり黒ちゃんは優しい子ですね;;」と。
このまま何事もなく大きくなってくれたらいいけど・・。

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B型に生まれて

2008-07-22 | 思い・つれづれ
朝日新聞日曜版の、「少数派に不利な血液型」と題した
サトウタツヤという人の記事を呼んだ。

多くの人が、「人の血液型を当てることができた」とか
「人に血液型を当てられた」という経験を持ちながら、なぜ
心理学者たちはこの血液型による性格判断を正しくないというのか。

その理由は、調査しても一貫した結果が出てこないということと、
ステレオタイプに過ぎず偏見を作っているということかららしい。

では、なぜ血液型で自分や他人のことを分かった気になるのか。
それは、実際に人を見て血液型を当てると本当に当たることが
あるというのがその根拠らしい。

血液型は四つだから、単純に考えれば25%は当たる。
血液型の比率はA:O:B:AB=4:3:2:1なので
全部Aと言えば40%当たる。あるいは最初にA、次にOと
言えば、70%が当たった感じになる。

確率の話ばかりではなく、ある人の血液型が分かってしまうと
人はその血液型らしい行動しか見えなくなってしまうという。
A型だと思えば、A型っぽい行動だけに気づきやすくなる。
自分自身についても、自分の血液型に合った行動をすることも
あるという。予言の自己成就現象と呼ばれるものらしい。

血液型性格判断の問題点は、血液型の比率が違うためか、示される
性格が、少数派の血液型に不利な内容になっていることだという。
そのせいか、彼氏に自分の血液型を偽っている女の子もいるほどだと。

生まれた時から持っている生物学的条件によって、性格が悪く
見られるのでは偏見・差別につながりかねないので、これを
ブラハラ(ブラッドタイプ・ハラスメント)と呼んで注意を
呼びかけていた。

B型の私の前で、B型の悪口を平気で言ってはばからない人も
いたが(笑)、そういう時は内心穏やかではなくとも、笑って
やり過ごすように心がけてきた。

「B型 自分の説明書」という本の中に書かれていることも
半分以上当たってなかったので、そういう本はわざと立ち読みして
印税など払ってやるもんかと、ささやかな復讐?を目論むのだ。
これってB型のせい?(爆)
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キッチンスケール

2008-07-17 | 雑貨インテリア
ずいぶん前から台所の量りが壊れていて、次に買うのは場所を
とらないデジタルのものにしようか迷っていた。

ネットでも探していたけど、デジタルのデザインは我が家に
合わないし、好きなアンティークのものは値段が高すぎて
手が出ないし、実用的でもないし・・・。

先日たまたま行ったデパートの金物市のイベントで、卸のおじさんが
展示品を並べていた。その中にネットで見ていたダルトン社製の
2kまで量れるものとしては手頃な価格で、デザインも気に入って
いた「アンティーク風スケール」があった。

見本品だけに、よく見るとあちこち汚れていたり小さな傷もあったので
「これは、現品だけですか?」と訊くと「これはもう定価では売れない
のでお下げしますよ」と言われ、4800円のところを2800円まで
下げていただいた。ラッキー♪

持ち帰り、磨き上げて新品同様になり、今我が家の小さなキッチンに鎮座。



入院中だった猫ちゃんは無事退院して、今ボランティアさんのお宅で
様子を見ていただいている。ちょっと痩せ過ぎが心配だということで。
寂しそうな相方の黒猫ちゃんはもう少し我慢だけど、本当に親切な
方々で良かった;;

心配な猫ちゃんは他にもいっぱいいるので、その子たちもどうにか
してやりたい。↓



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野良ちゃんの手術

2008-07-15 | 動物
先週の金曜日にボランティアさんに協力していただいて
雌の公園猫の避妊手術をするための捕獲を決行した。
私たちが直接やると、猫との信頼関係が損なわれ、二度と
餌場に近寄らなくなる恐れがあるからだ。

専用のトラップのおかげで無事捕獲に成功し、土曜日に手術。
今日(火曜日)多分、連れて帰ってきてもらうことになる。
これだけやっていただいても、獣医さんに渡す手術費用のほかは
一切受け取らないと仰る。
本当に頭が下がる。

この猫の子供のうち2匹は、やはり溝に流れ込んだ大雨などで
流されたか弱って死んでしまったのか、あれから姿を全く見ない。
残された一匹は体も大きかったので生き延びたのだろう。
その子も今は一人で餌場に来られるようになった。

これからどれだけの野良ちゃんを助けられるかはわからないけれど
少しずつでも、不幸な子を増やさずに済むことができるなら・・
その思いは、「ジュルのしっぽ」さんや「くるねこ」さん等々
野良ちゃんたちを救い支える様々な形のボランティアさんたちの
ブログを通して学んだことでもある。
ブログの怖さにも触れたけれど、学べることも本当に多い。

日記タイトルを消してもしばらくの間は検索上位に挙がっていたので、
別の場所を用意しようと様子を見ていたら、数日前から元に戻って
いるようなので(笑)、時々でもこちらを覗いてくださって
僅かでも野良ちゃんのことを気にしてくださっていた方がいたと
したら・・と思い直し、こちらを残そうと思いました。
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ブログって怖い・・?

2008-07-02 | マイケル・ジャクソン
昨日のブログで、ユーチューブに投稿されたある曲にリンクした。
私はそのアーティストの長年のファンで、自分自身は例えそこで
無料で聴いたり観たりしても、その人のCDは確実に買うし
試聴版のつもりでとても便利に使わせて貰っている。

でも、そうではない人が利用するなら、それはアーティストに
とって大きな不利益を被るものであることは間違いない。
ましてそれが発売前の新曲だったなら・・尚更大変なことに。
一日多くて100アクセス程度の弱小ブログでは、さほど問題には
ならないけれど、タイトルで検索したら30番目まできていたので
リンクだけではなく、慌ててタイトルも削除;

ブログって、こういうこともあるのね・・。
私がこちらでその人の名前と関連したことを敢えて挙げないでいるのも、
キーワード検索を避けるためだった。
あくまでも、ここは個人的なことを書くためのブログにしたかった。
同じアーティストのファンなら、もしかして過去にファンサイト
などで知り合っていて、自分のことを探り当てることもありそうな
気がしたから絶対にキーワードに触れないつもりでいた。

でも昨日の「うっかり」で、もう誰かにバレちゃったかもしれない。
ブログで傷ついた人を元気づけてあげたかったつもりが、
自分も誰かを傷つけたり、傷ついたり。
またどこか、丁度良い私サイズの別の場所を作らねば・・・。
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検索を避けたいのでタイトル削除しました

2008-07-01 | 動物
久しぶりに、ある猫ボランティアさんのブログにお邪魔したら
最近そこで続いた中傷コメントのいきさつが書かれてあった。

パルボという病気の怖さを、私もその人同様、詳しくは知らな
かったけれど、最近捨て猫を保護したあちこちのボランティアさんが
その病気で次々に亡くなった子たちの報告をされているのを読み、
本当に恐ろしい病気だということを知った。

「先住の動物がいるなら空気感染のおそれもあるので隔離が
必要」だということを知らせずに、預かりさんに預けてしま
われたことが発端で起こったトラブルらしい。

私の娘と何人かでご飯をやっている野良の猫ちゃんの避妊も、
費用を分担してやることで話が決まっているが、まだ子猫たちが
小さくて、母猫と片時も離れずいることと、母猫が用心深くて
人を近づけないことがネックで、実現できていない。

先日たまたま出会った街頭キャンペーンをしていたある
ボランティアさんに相談したところ、もし良かったら実費だけで
捕獲して手術しましょうか?と、仰ってくださった。
ところが4日くらい前からの大雨で、子猫たちの内、2匹が
消えてしまっていて、母猫がご飯を咥えて探し回っているのだ。

母猫の気持ちを考えると、「今はまずい」と迷っている。
だから野良猫保護がどんなに大変なことか、少しは解る。
時には悲しい死とも向き合わねばならないし、
誰かに引き取られることがない子には、最後まで責任を持つという
覚悟も要る。

気軽な気持ちだけでは始められないし、これを続けるには
大変な精神力と費用が必要になる。
これだけ骨の折れる分、尊敬に値することであるだけに、
トラブルになってしまった双方が気の毒でたまらない。

今日、辛い気持ちの中
ある曲を聴いて涙が出た。
でもちょっとだけ元気が出た。
(訳あって知り合い殆どに教えていない弱小ブログなので、
あまり影響はないとは思いましたが、曲のリンクを貼るのは
いつも迷うところです。でも新曲の可能性があるということ
で削除されていることもあり、外しました)
 
失敗で弱音を吐くことは誰だってあるけど、
勇気づけてくれる曲が私にはいくつかあって、
その度に音楽って本当に凄いと思う。
読んでくださっている皆さんにもきっとあると思います☆
ボランティアの方にも元気をだしてもらいたいものです。
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