森の中のティータイム

離婚を経験し子供達も独立 
暮らしの小さな発見をノートに。

もう一度、抱っこしたいよ

2021-04-29 | DIY・ハンドメイド・クラフト
今日ネットで読んだ「猫がそっとしておいてほしいとき」の記事には「猫が寝ている時」
が、その一つに挙げられていた。もちろんそれは猫として当然のことだろうけど、不思議
なことに小太郎は、たとえ寝ている時でも私が目をやるとすぐに気づいて目を開け、目が
合った途端に膝に飛び乗ってきた。

 

 

 

 

 

だから忙しいときはいつも、なるべく目が合わないようにしていた私ww
それでも「隙あらば」と狙っていたのか、気付けばいつの間にか誰かの膝の上に小太郎が
居るのだった(笑)特に長女が居たころはいつもその膝にコタが居て、画像を見ると常に
娘か私の傍にいたのが判る。

だからそれがなくなった今、時折猛烈に淋しさが押し寄せてくる。もう一度、あの柔らか
くて白い体を抱っこしたいよ・・と「切望」する自分が居る。

家族といつも話していた。「こんなに手がかかる子が居なくなったら、きっと寂しさもひ
としおだろうね」などと。本当にその通りになった。もっともっと抱っこしてあげれば良
かった・・なんて思うけど、姉は言う。「普通の猫の何十倍もくっついていたよ」と。

確かに。福太郎に比べると何十倍どころじゃないかもしれない。短かい一生だったけど、
10年で一生分甘えたんだよね。その分、すっかり甘えん坊になった福太郎がいてくれるか
ら有難い。今ではブラシを持っただけで、それこそ「寝ている猫ベッドから」でも「ニャ
ァ!」と元気に跳んでくる。姉はその様子を見て驚いていた。「こんな福ちゃん見たこと
ないよ」と笑う。

 

その福太郎に先日作った「ケット」は、暑かったり寒かったりのこの時期、大活躍している。
 

その余った生地で、抱き枕のカバーを作った。

 



これは伸びる生地だから、少々下手くそでも何とかピッタリにできたかな?
でもなんだか物凄く肩が凝った;小太郎が添い寝をしない今、抱き枕が必要な気がして急い
で作ったからかなww

昔も一度、タオル地で抱き枕のカバーを作ってみたことがあるけど、あれはブカブカだった;
この抱き枕は「ヌード抱き枕」で、先日ベランダ用のポリペールの蓋が劣化してヒビが入り、
「MANABE」で新しいのを買ったついでに購入したもの。カバー付きの半分の値段だったし、
既製のカバーの生地がどれも今一つだったから。

 

夏には不向きな生地なので綿か麻でも作りたいけど、もう少し元気になってからにしようか。
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猫用手作りケットに、チェックがはいる

2021-04-26 | DIY・ハンドメイド・クラフト
小太郎の写真をフレームに入れて飾りたくて、膨大な数の画像をチェックしている。
ついでに溜め込んだ猫たちの動画まで見て、気付くとあっという間に時間が経っている。
動画の殆どは、娘たちがまだ家に居たころのもの。どの動画にもみんなの笑い声が入って
いて、クールで専ら「癒し担当」の福太郎に比べ、小太郎は我が家の「お笑い担当」だっ
たんだなぁと判る。

なので、画像も笑えるものが多すぎて選べない。そのせいかこの数日、すっかり目がショ
ボショボと疲れ、同じ姿勢ばかりなので身体もあちこちがイタイ。
運動不足解消に、買い物は少し遠くのスーパーまで歩いてみた。

 

いつの間にか、山も木立もすっかり初夏の装いになっている。
 

なのに福太郎が入り浸っているので、コタツを片付けられずにいるし、


毎日寝る前にフミフミしてる私の毛布も同様に。
  左が裏側の綺麗な所で、 右がフミフミで毛羽立った箇所↓
   

でも思い切って、とうとうコタツ上げをした。ついでに、大好きなボア毛布も洗って仕舞
った。     (うちひしがれる福君・笑)
 

小太郎がいる間、福は毎日のように明け方早く毛玉を吐いていた。そのたびに飛び起きて
掃除し、そのまま眠れないことが殆どだったけど、亡くなった日から全く吐かなくなった。
たまたまなのかもしれないけど、私がしつこいくらいブラッシングをしてやるからかなww
 福太郎は本当にブラッシングが大好きだ☆
そして甘えん坊さんになった。
二女がたまたま投げてみた紙のボールも、子供時代みたいに蹴って遊んでみたり。おじいち
ゃんだけど、カワイイww 小太郎の前では絶対にしなかったのに・・我慢してたのかな。

 
小太郎しか使わなかった「爪切り用に作った目隠し」も、洗濯して仕舞った。
椅子の下に仕舞っていた猫の爪きり用のアレコレも、大工仕事用に買っておいたこちらに。
本当はもう引き出しにしまってもいいんだけど、コタが膝に乗った時にそのまま気づかれず
に、そぅっと取り掛かれるよう、こんなズボラ収納になった;)
 

椅子カバーの劣化が気になったので、買い物ついでにセリアまで足を延ばして購入↓
 → 
以前のよりちょっとモコモコしてて見た目は悪いけど、座り心地はいいみたい。ついでに
他の丸椅子用マットと、キッチンで使うスクレイパーも一つ。

 → 

コタのお骨は、私の枕元の棚に移動した。これで寂しくないね☆

 → 

一つ移動したらアチコチ気になったので、配置換えして、籠類も手入れし消毒後日に干す。
我が家は籠が多いので、定期的に洗えるものは洗い、出来ないものはブラシをかけてアルコ
ール消毒をする。使わないものは少しだけ処分した。

 
物によっては、中身を全部出して掃除機で綺麗にする。古いリネン糸を発見。
 

 
ついでに色んな収納を見直していたら、??な物が。麻紐で何か作るつもりだったのね(笑)

 

 収納のラベルも古びていたので、作り替える。
コタツを片付けられて不満たらたらの福太郎さん。肌寒い朝晩用のケットを作るために、布
地をカットして準備をしていたら、その上にちゃっかりと乗っかっていた。(自分用だとわ
かるのだろうか)

 

取り上げた後の圧がスゴかったので、大急ぎで縫った(笑)
 

クンカクンカとチェックが入り、
 

 

・・・・合格したらしい。

 

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ただそこにいないだけの景色

2021-04-19 | 動物
未だコタが病気なんて知る由もなかった頃、「まいにち養老先生、ときどきまる」を録画して
観た。この養老先生と愛猫の「まる」との、静かな鎌倉の暮らしを観るのが好きで、放送され
るときはいつも楽しみにしていた。まるちゃんはスコティッシュだけれど、毛色がコタと似て
いるので、いつかコタも年を取ってまるちゃんみたいな余生を送るのかなぁ‥と思っていた。

 

  

この撮影中、まるちゃんに異変が起きた。医者に診てもらい「拘束性心筋症」が判った。
そして、去年の12月、まるちゃんは18歳の猫生を終えた。
まるちゃんが急変したとの知らせを受け、養老先生は滞在先から車で駆けつけた。車内では
まるちゃんの画像を幾枚も観ていて、旅立ったとの知らせを受けた先生は車窓からただ黙っ
て海の景色を観ていた・・。

 

先生の定位置はまるがよく見える場所。「扉も閉める癖を着けなきゃと思って。足元もそう
うっかりすると踏みつけるシッポを踏むというアレがない。まだどこ行ったかなって探すん
だよね。まだ」 

「いつもあるものが無いって感じが強く。なくなったを漢字で書くと喪失感って言うでしょ
う。あんまり感じが出ないですね。表す漢字がないんですよ。僕も探したけど見つからない」
「あんまり言葉にならないですね。ただ『居ない』ってだけで」「まだそこで寝っ転がってい
る気がする」

それから先生は書斎の本を一冊一冊拭いて時間を過ごした。縁側に座って、まるが聴いていた
音を聴き、まるが観ていた景色を見て、今回の放送は終わった。
まさかその「ただ居ない」という感覚を、その直後に自分も感じることになるとは夢にも思わ
なかったが、観ているコチラにも養老先生の痛みが感じられた。
     ・・・・・・・・・・・・・・・・
冬服の手入れをしていたら、殆ど着なかった服にさえ、コタの毛が着いている。
殆ど使わなかったこの爪とぎにも@@; いつもスリスリしていたものねぇ(笑)

 

実は火葬の前に、おひげを何本かカットしていたけど、口にまで入ってあんなに煩わしかった
毛さえも今となっては捨てたくないなんて思う私;

 
         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・

前回の日記のあとお天気が良くなったので、姉の誘いで車に乗り、秋にも行ったこのイベント
に出かけた。 

 

手指消毒やソーシャルディスタンスは保たれていたが、前回は何度も検温しなくて良いように
手首に「検温済み」の蛍光色の紙を巻くシステムになっていたのに、今回はそれが無かったた
めに、出入りのたびに毎回並んで検温ということに。流れが滞るし密になるので、せっかくの
感染予防策が「本末転倒」じゃないかなと・・。

 

 

気晴らしだったので、何も買わず^^: すぐ上の姉も孫のA君を連れてきていたので、私は
生協のケーキを人数分にカットして、カフェインレスのコーヒーをポットに淹れて行った。
長姉が全員のお弁当を作ってくれていて、海辺で食べるお結びがとても美味しかった。

 
こちらの↑ペーパーウエイト。前回、革のバッグを姉が購入したお店の革職人の方が使われて
いたもの。残念ながら売り物ではないとのことだったが、作り方を教えてくださった。でも素
人が作れるものではないと思う。小銭入れも素晴らしい工夫がされていて、丁寧に説明してく
れた。

それから、↓は、アクセのお店のディスプレイに使われていた淡水パールがくっついた貝。
先日、ふうちゃんが私のアクセ材料の中から淡水パールを見つけて、「これはどんなふうにで
きるの?」と問われ、「今度調べておくね」と答えていたことを思い出し、お店の方に事情を
話して写真を撮らせてもらった。皆さん親切で気さくだったけど、この一年本当に大変だった
だろうな。

 

家では福が玄関で待っていた。ご飯の時間でもないのにこんなことは今までなかった。
コタがいなくなった今、当分家を空けるのも長時間は無理だなぁ‥と思う。

 
小太郎はベランダに出るのが好きだったけど、必ず私が「ガッチリ」と抱いていなければなら
なかった。福太郎はビビりストだけど、静かに戸を開けると、ゆっくりと空を見上げている。
「長生きしてね」と思う。
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以心伝心?

2021-04-17 | 動物
今朝見た「くるねこ大和」さんにも、「猫は受信がするどいと思う」とあった。
以心伝心・・ちょっと違うかな;どちらにしろ「キャッチする能力」がスゴイ;

保護当時、初めてシリンジでお薬を飲ませるときも、あちらに載せられていた「コツ」
を参考にさせていただいたし、最近もタイムリーに錠剤の投薬法が分かりやすい動画と
漫画で載せてくださっていて、大いに参考になった。
コタは賢いからそういうところだけすぐ学習するので、一度しか成功しなかったけど;

最近はフードの瓶を倒して蓋が開くことも憶えて、これも攻防戦が続いてたなぁ(笑)

コタが旅立って、今日で一週間。あれから、半径500m以内しか歩いてないなぁ・・。
姉が私のことを心配して外に連れ出そうとしてくれている・・・。天気が悪いけど、
出かけようかな・・。
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猫が教えてくれたこと

2021-04-16 | 動物
時間の経過とともに、やっと食べている物の味を感じるようになった(コロナじゃな
いです;)  

先週混乱の中で注文した生協の食品が、今週配達されたけど、必要な物が注文できて
なくて、全く憶えのない物が届いている(笑)
これからしばらくは以前より節約生活になるけど、食事だけはしっかりとらねばと思
う。

小太郎の医療費は治療期間こそ短かったものの、一日二度の通院を含め、中2・3日を
除いてほぼ毎日だったから、聴いていた以上に費用も嵩んだ。ただこれは覚悟して臨
んだことであり、助かるものなら破産したっていいという気持ちでいたww
でも小太郎は、もしかして私の懐具合を心配して、こんなに早く逝ってしまったのか
ななんて思ったり。

お尻トントンしてもらってご機嫌な時、私の顔をくすぐるように動かしていた細長い
シッポ。その骨はお星さまの形をしているのだと、火葬の時に教えていただいた☆
本当にきれいなお星さまの形だったし、骨格や歯、筋肉もしっかりしていて、ちゃん
と立派に成長した証拠ですと言われた。
 

担当の方も猫を飼っているということで、その言葉には私たちへの気遣いが感じられ
た。いつか、粉骨もこちらにお願いしようと思う。コタを土に返してあげたいから。
 

今まで脱走癖のあるコタのせいで、家族皆が心がけていたベランダに出る時の用心も
玄関の脱走防止の二重扉をきちんと閉めることも、もうしなくていいのに、皆つい閉
じたり気にしたり(笑)
使わなくなった小太郎の器も小太郎の使ったベッドもまだまだ片付けられずにいる。
 

コタが糖尿病と判って数日後、この冬中 福太郎が殆ど独占していた私のベッド脇に
小太郎が来て、じっと私の方を見て「み~ぃ」と小さな可愛い声で鳴いた。
いつもは「ん~~っ」という比較的低い特徴ある声だったので、そんな声は初めて耳
にした。 

抱き上げてそっと布団の中に入れたら、暫くはじっとしていたが、そのうちすごすご
と自分のベッドに戻っていった;;  あれは何を意味していたのだろう・・。

小太郎のことがあってから、高齢になった福太郎がトイレに行くたびにチェックして
しまう。今のところ正常でホッとする。 だけど、ほぼ一方のトイレしか使わないの
で、もう一個のトイレを片付けた方がいいのか、迷っている。頭数プラス一個が良い
らしいから。どちらにしろ、急に環境を変えるのだけは避けたいので、狭い我が家だ
けれど、しばらくはこのままで行こうと思う。



オシッコを飛ばす小太郎のためにトイレの中に設置したコの字型の囲い(プラダンで
作ってオシッコシートをクリップで留めたもの)も、一方だけ外して様子を見ていた
が、大丈夫そうなので今朝もう一つも外した。福はトイレに関しては特にデリケート
だから、何事も気づかれないように慎重に慎重に。小太郎から学んだ教訓でもある。

小太郎から学ばせてもらった教訓と言えば、私自身に関してもたくさんある。

① 食事はゆっくりと時間をかけて
  私は今でもやりたいことがたくさんあるので、その時間を作るために何事も急ぎ
  がち。録画した番組でさえ、ほぼ早送りとスキップで観る。だけど、ご飯だけは
  母が糖尿病だったから「ゆっくり」を心がけなきゃね。みゃー大工さんの仰るよ
  うなスローフードが理想だったのだから、これからは丁寧に作ってゆっくり戴く。
  仕事を辞め、一人と一匹の暮らしになった今こそ可能なのだと思う。

② 運動不足にならないよう心掛ける
  最近の小太郎は、以前より遊ばなくなっていた。保護した頃の動画を探して観て
  いたら、長女が「ダバード」を振り回して遊んでやっているのがあり、「これは
  可愛いわ~」と笑っている声が入っていた。本当にぴょんぴょんと、ウサギみた
  いに跳ねている。運動不足もイケなかったんだと思う。
  私の好きなことは、ほぼ一人でやれることばかりだから、家仕事も調べものも、
  絵も音楽や映画鑑賞も、やり始めたら長時間同じ姿勢でいることが多い。もっと
  アクティブにならねば。

③ 心配し過ぎない
  これは性分なので難しいけど、HSP気味のところがあるので努めて他のことに
  意識を向けるよう心掛けていたつもりだった。小太郎の病気が判って心配する娘
  にも「意識して口角を上げて、目の前のことだけに集中するといいよ」などと言
  ってたクセに、辛そうなコタを見てそれが段々難しくなった。

  母の病気が判った時に、姉妹でこれを合言葉にしていて、皆で協力し合ってあの
  心身ともに大変な時期を乗り切った。でも私たちは家に帰れば家族との暮らしが
  あり、仕事もあり、忙しさで気が紛れたが、入院まで同居して日々弱っていく母
  を看なければならなかったあの時の長姉の辛さが、今なら実感としてよくわかる。

  私が眠れないほど不安にならなければ、小太郎ももう少し平気でいたかもしれな
  いし、娘や姉には私まで心配されて、余計な負担をかけたと思う。難しいけど心
  して頑張る(あ、また頑張るとか言ってる;)。肩の力を抜くのが大事だよね。
  
小太郎が身をもって教えてくれたことを、しっかりと心に留めなければと思う。
加えて、私自身がこれまで生きてきて「強く思う」ことは、「死ぬまで続けられる趣
味を持つこと。心から楽しいと思うことをすること」これは誰にとっても「生きる支
え」になるのではないかと思う。人には「希望」が必要なのだ。

私にとっては「書くこと」もその一つかも。書くと、少しだけ癒される。
なので、読んでくださる方には申し訳ないけれど、当分面白くもないことをダラダラ
綴りますww
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参考までに記録します

2021-04-15 | 動物
小太郎が亡くなるまでのことを、どなたかのお役に立つことがあればと、今思い出せる
ことだけ記します。専門家ではないので、病気については間違った部分もあるかもしれ
ません。気になる方は、お調べいただければと思います。

セカンドオピニオンを受けた病院では、前の病院で調べなかった血液検査の項目も詳し
く調べていただきました。症状が出てからずっと気になっていた甲状腺機能亢進症があ
るかどうか、念のため受けたT4の値では「甲状腺機能亢進症」は無く、糖尿病であるこ
とは確実だと言われました。その点だけでも疑いが晴れたのは良かったと思いました。

前の病院の経験から、入院が難しい子なので半日預けて少しずつインシュリンを投与し
て様子を見ていただきました。血糖値は一時的に下がりましたが、食事をしないため、
点滴をしていただきました。それでも回復せず、その後「循環器専門」の医師が診てく
ださった結果、糖尿病よりもっと「心臓」が深刻な状態であることが判りました。

この「肥大型心筋症」は早期発見が難しく、診断にも医師の技術やスキルが問われる病
気だということで、症状がみられるときには手遅れということも多いそうです。また、
予防できることはなく、原因も現時点では「遺伝的な要素」が疑われるとのことです。
発見されても治癒することはなく、投薬などで治療をしていても、緊急で入院してその
まま亡くなるケースも多いと知りました。 

小太郎も亡くなる二日前から呼吸が荒くなり、その頃からベッドに寝かせても、這うよ
うにお水の前に移動していました。でもお水は少ししか飲めず、そのままお水の入れ物
に鼻までつかりそうになっても、じっと動かなくなるので、このままでは溺れてしまう
と思い、眠らずに見張らねばなりませんでした。

すると、部屋中の冷たい場所に移動していくので、(体はとても冷たいのに)私は都度
その場所の小太郎に一番軽いケットを掛け、ヒーターも一緒に移動させていました。
病院でその話をすると、獣医さんは基本温めるのは正しいのですが、自分の体温が極端
に低くなっているので、暑く感じているのだとのこと。今は本人(猫)が快適なように
させてあげてくださいと言われました。

・・小太郎のためにとしていたことが、小太郎を更に苦しめたのかと、それからは少し
離れた場所でお水を飲む時だけ気をつけて観ていました。それでも苦しみを和らげてや
る方法は無く、本当に切なかったです。

最後の日には、取り敢えずの苦しさを緩和するために胸水を20㏄抜いていただきました。
見せていただいたその水はほぼ透明に近い色で、医師によると、心臓病、糖尿病以外に
もし感染症などがあると、この水が濁るのだそうです。
少しでも楽になればと、お腹に沢山溜まった便も出口に近いところだけ取り除いていた
だき、家に連れて帰り、その数時間後に亡くなりました。

連日の採血、点滴、インシュリン、レントゲン、エコー、家では薬と一粒ずつの給餌。
それが果たして小太郎のためだったのか、後悔したくないと思う私のエゴだったのか。
もしも飼い猫にならなかったら、もっと楽に死ねたのかな・・なんて、永遠に答えな
ど見つからないことをグルグルと考えています。
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うちの子になってくれて、ありがとうね☆

2021-04-14 | 動物
小太郎は生まれてからおよそ10か月の間、過酷な野良生活をしていましたが、
震災直後に思うところあって、保護した子でした

そのせいかとにかく早食いで、ご飯を数秒で噛まずに飲み込み度々吐くため、
少量を食事回数を増やして与えねばなりませんでした。(なので、福太郎も
2回の食事だったのですが、コタに合わせました)私の仕事も猫の生活時間に
合わせて時間帯を決めさせてもらいました。

最近は特に食いしん坊ぶりを発揮し、油断していると福太郎のぶんまで奪って
しまうので別部屋での給餌でした。そのうち私の食事まで「隙あらば」と狙う
ようになり、こちらまで急いで食べる羽目に;
 

時には買ったばかりの食パンに、ちょっと目を離した隙に、かじった後が幾つ
もついていたりで、食品の保存場所には本当に頭を悩ませました。毎日が、ま
さに小太郎との攻防戦でした(笑)

流し台に調理後のお鍋など残していようものなら、舐めてしまったりするので
特に塩分のあるもの油のついたものは、一刻の猶予なく片付けねばなりません。
・・・・今思えば、それらは「糖尿病」のせいだったのかもしれないし、逆に
それが病気の原因だったのかもと。どちらにしろ以前とは少し違っていました。

だけど、やせっぽっちだった以前より少し太って、首回りなんて福太郎よりも
ずっと太くなって元気でした。私がトイレから出てこないと、白い小さな手で
ドアを必死で開けて入ってくるし、冬の夜は布団に入ってきて、グ~グ~と
うるさい程に喉を鳴らす子でした。
 

 

 

今は人見知りの福太郎が怯えるので、家族以外、家には呼ばないのですが、小
太郎はそれが誰であろうとコタツテーブルの前の椅子に座ると、必ず左側から
膝に飛び乗り、お尻トントンを要求します。
 

 

でも不思議なことに、私の膝に乗っている時「あ、煮物が煮えた頃かな」とか
「トイレに行きたいな」と思っただけで、サッと身を除ける子でした。いつだ
ったか、コンセントに刺したタップから煙が出ているのに気づかず、危うく火
事になりそうだったところを、小太郎のただならぬ声で助けられたこともあり、
私にとって「命の恩猫」でもあるのです。

 

そんな勘のいい子だったからこそ、最初に病気が発見されたとき、いえその前
の多飲多尿に気づいた頃から、私の感じていた不安がそのまま小太郎の不安を
煽ったのかもしれません。そして病院に行く度に元来の病院嫌いからさらに恐
怖心を募らせ、隠れていた心臓の病気を表面化させたような気がしてならない
のです。

 

「ストーカー猫」で「甘えん坊」で、時には「泥棒猫」だった小太郎が、こんな
に突然、福太郎よりも先に逝ってしまうなんて、家族の誰も想像すらしていませ
んでした。

今も小太郎が逝ってしまったことを受け入れられずにいます。あの時、最初から
あの病院で診てもらっていたら・・それとも往診に来てくれる獣医さんにお願い
していたら、小太郎の恐怖はもう少し抑えられて心臓病の症状が表面にでてくる
時間が少し先になっていたのかもと、後悔は尽きません。でも多分、何をしても
何が最善だったかは、判らないままなのでしょう。

どちらにしろ、二つの病気を抱えての最後の日々は、獣医さんが仰ったとおり、
穏やかなものになることはなかったのかもしれませんが、病院に向かうたびに
見せた恐怖に怯えた顔と鳴き声が、頭から離れずにいます。恐らく物言えぬ家族
を失った経験のある方々は、多かれ少なかれ、このような気持ちを味わってこら
れたことと思います。

二女とふうちゃん、そして通院中いつも車を運転してくれた姉と4人、主に小太郎
に関わった家族でお骨を拾いました。コタを可愛がっていた(一級トントン士の)
長女も、遠くからその画像を見てくれたそうです。(二女、趣味悪っww)

コタはこの場所でいつも私の姿をじっと見ていたので、しばらくここに。
 

福太郎は直後は変でしたが、今は以前より食欲が増して、朝など大声で起こし、前
よりずっと甘えん坊になりました(笑)お兄ちゃんだから我慢してたのかな^^;


掃除をしていたら、部屋のアチコチに小太郎の白くて細い毛が;;
 

台所に立つと、今も後ろから「ん~~っ」と変な鳴き声をあげながら見つめている
ような気がします。抱っこした時のあの柔らかい感触が、この手に残っています。
 

 


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小太郎 楽しかったよ

2021-04-12 | 動物
4月10日の土曜日午後6時。小太郎は逝ってしまいました。

8日のお昼までは元気がなかったものの食欲はあり、まだ苦しそうにはしていませんで
した。↓
 



が、9日に急変し、やっと呼吸している状態に。セカンドオピニオンの病院では、糖尿病
以外にも深刻な心臓の病気があることが判りました。猫の肥大型心筋症

そして、10日には様々な処置を受けたものの、ほぼ危篤状態になり、病院から連れて帰り
ましたが、その数時間後に娘親子と私が見守る中、息を引き取りました。
ふうちゃんが赤ちゃんの時から、「兄貴」はよく遊んでくれました。

 

多飲多尿の症状が出始めたのが3月半ば、3月30日から通院が始まり、わずか12日間で、あ
っという間でした。

 
             「バイバイ また遊ぼうね」

 
セカンドオピニオンを受けた病院からも、可愛いお花が届きました☆

ふうちゃんがくれたお花の意味が解るのか、不思議そうな福太郎です

寂しくなったね。 10年間、楽しかったね。有難うコタ☆

もっと色々あるのですが、今は取り敢えず、最後のご報告だけにします。
  色々教えてくださって本当に有難うございました☆



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取り敢えずの記録 その2

2021-04-07 | 動物
その後の小太郎の病状を、少しだけ掻い摘んでの記録です。
本当はネットもメールチェックくらいにしたいのですが、今やっと眠ってくれたので
暫く静かにしていたいと思い、PCに向かっています。
詳しい記録は、福太郎を保護した当時から二女に記してもらっていた「猫手帳」に↓ 


両猫の通院記録や、ちょっとした出来事なども書かれています。人間の母子手帳のよ
うなもので、血液検査の結果なども貼り付けています。

あの後、月曜までは朝晩の血糖降下剤を何とか飲んでくれたのですが、多飲多尿はあ
まり治まらず、食欲だけは異常にありました。ところが、火曜の朝から薬を全く受け
付けなくなりました。固形のままはもちろん、潰してチュールに混ぜたものも。


しかも朝からまたもポタポタとあちこちに小さな水たまりを作っています。二度目の
薄っすらピンク色の血尿でした。フードはいつもの勢いではないですが、食べました。
でもそれもすぐに戻してしまい、急遽また動物病院へ。

今回獣医さんは、この間の経緯を詳しく聴いてくれ、再度、尿や血液検査をした後に
様々な可能性を話してくれました。尿石もないし、数値から見て血尿の原因は恐らく
ストレスによる「特発性膀胱炎」かと思われる。しかし、尿と血液の糖は、ストレス
だけでここまでの数値にはならないはずなので、恐らく糖尿病は確定的と思われるこ
となど。薬を飲むようであれば、効果がどれほどかを調べることになりました。

帰宅すると、フードを要求して元気をとりもどし、尿量もやや減り、摂取する水の量
も少し減っている様子。その後(この数日、昼も夜もあまり寝なかったのに)ぐっす
りと、久しぶりに数時間眠ってくれました。以来、今朝から今のところ元気なので、
できるだけストレスを与えず、見守ることにしました。↓の非常用ケージの中で眠っ
ています。今回初めて使ってくれました☆

 

娘が、私が倒れたらフードの量とか分からないと困るからと言うので記しています(笑)
 

「早くご飯の時間にならないかな・・」と食欲は旺盛ww
 

娘がフードの種類も知りたいというので、ここに貼り付けておきます。↓
小太郎のは「ロイヤルカナン 糖コントロール」


福太郎は
最近「PHコントロール2」から「ライト」↓に変更  これだけだとあまり食べないので
                        ↓を少しだけ混ぜて与えると食べる
 

ほんの数週間前まで、福にコタツを独占されて、毎日私の膝の上で寝てた小太郎。

 
コタであたふたしていたせいか、一時、福まで食欲がなくなっていたけど、今はもりもり(笑)
動物っていつ急変するかわからないんだなぁと思わされたここ数日。
毎日、この子たちと居られるだけで感謝です☆

このところ、ニュースもあまり見てなくて、久しぶりに観た何かの番組で、自然と一体化
したこの家の佇まいに癒されました。この後紹介された金属とコンクリートで作られた家
より、私は断然この家が好きだなぁ・・と。人間は自然の一部なんだなと、しみじみ。

 

 

 



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取り敢えずの記録

2021-04-04 | 動物
ひとつ前の日記で、インシュリンの量を決めるために検査入院したと綴ったその夜に、
預けた動物病院から電話があり、「インシュリン効果で血糖値は下がっているものの、
夜になっても全く飲まず食わず。朝から絶食しての検査だったので、逆に低血糖になり
このままでは昏睡を引き起こすと危ないので、引き取りに来て欲しい」と言われました。

遅い時間でしたが、急遽タクシーで迎えに行くというアクシデントが起きました;
この子の性格上、私はこれを予想して、先生にも伝えていたのですが的中しました。
帰宅して食べ物を与えると「ガツガツ」と食べ、お水も飲んでくれ事なきを得ました;

この子は一見強気のように見えるのですが、これまでも些細な事(大きな工事の音、工
事関係者の姿が見えた、誰かにいつもと違うことをされたなど)で、全く食べなくなっ
たり、下痢を引き起こしたり、ぐったりしてしまったことがありました。その時診ても
らった別の病院では「極端な怖がりなんでしょう」と言われました;

この子を保護した直後、初めて見てもらったのがこの病院でした。元気でしたが先住猫
がいるので、伝染病やその他の処置をしてもらうために、そのまま一週間入院すること
にしたのです。が、その時もやはり3日目位に「飲まない食べない」と言われ、引き取り
に行きました。

暫くは元気でしたが、その後、急激にぐったりとし、私はパルボを疑い、先住の福太郎の
かかりつけに診せましたが、原因ははっきりしませんでした。帰宅してお風呂に入れたか
らか、ケージを置いた部屋の防虫剤のせいか、よくわからずじまいでした。

その後の去勢手術やワクチンは福太郎のかかりつけで受けましたが、動物に「病院嫌い」
は多いと思いますが、それまで保護した子たちに比べ、この子は極端でした。

今回連れて行った病院の先生は、あの時のことを覚えてはいないと思い、その時の話もし
ました。二人がかりで採血し、インシュリン注射は先生でさえもこの子には難しい様子
でしたが、引き取りに行った日の翌朝、即インシュリンの打ち方の指導をされました。

私はこれまでに自分で調べたことを質問し、その中のやり取りで、やはり少しだけ疑問が
生じ、取り敢えず今はインシュリンではなく、血糖降下剤を飲ませながらフードも「糖コ
ントロール」に変えること、生活習慣を「改善させる」方向で少し様子を観たい旨、説明
しました。

私の中で一番の原因ではないかと思われる部分が、「超早食い」「福太郎の食べ残しを奪う」
などの、小太郎の生活習慣だったからでした。

金曜日朝からお薬を飲み、その日は孫を預かっていたにもかかわらず、久々によく寝て、平穏
に過ごしていましたが、夕方のお薬を飲んでくれず;たまたま子供を迎えに来ていた二女とで
捕まえて、こじ開けた口から舌の上に乗せ、何とか飲ませることができました。

が、直後から様子がおかしくなり、床中にポタポタと薄い血尿を出し始め、夜にはぐったりし
てしまいました。「ああ・・もうダメなのかな」と思いながら掃除し終えた深夜、福太郎の残
したご飯(なぜか福太郎まで食欲が無く)を食べ始めて血尿が止まりました。
その晩は一晩中見守っていました・・;;

血尿も病気によるものなのか、恐怖(こじ開けられた)によるものなのかわかりませんが、
一過性のものであってほしいと願っています。
血尿を拭いている時、この子から初めて「シャーッ」と言われ、誰よりもこの子が「恐怖」で
急変することがあると知っているのにと、反省することしきり;;

翌土曜日は、朝からご飯の催促@@ その前に薬をスプーンの背で粉にし、少しのチュールに
混ぜて与えると、綺麗に舐めてくれました。早速届いた糖コントロールフードを、5秒に一粒
ずつ!何度にも分けて与えました。早食い防止のためです。

久々に落ち着いた昨日は、天気も良く風も強く、前日何枚も汚したシーツやマットも乾く乾く!
久しぶりに自分の食糧も買ってきました。
お水や尿の量はまだ多いですが、今は安定しています。
このまま少しずつ回復してくれたらと祈っています☆
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