渋川市橘北小学校での活動報告
1月24日(火)渋川市橘北小学校を訪問し学校キャラバンを行いました。
今日は三年生25名の一クラスです。
二つの教室を使わせていただき、講話用と座繰り用に分けて行いました。
先ず前半の40分でY澤さんが「富岡製糸場と絹産業遺産群」の講話を、小学三年生が理解できる言葉を選びながら、パワーポイントを使ってゆっくりとした口調で分かり易く解説しました。
後半の40分は二つのグループに分けて、M田(順)さんのお蚕の一生や絹全般についてのお話と、N木さんの指導による座繰り体験を交替で行いました。
M田(順)さんは今日も樹脂製のお蚕の模型、生きたお蚕、生糸や絹糸の見本など、色々な展示品を持参してくださいました。
朝の寒さで動きの悪かった上ぞく間近のお蚕たちも、暖かな教室に入って元気を取り戻し、人口飼料を食べ始めていました。
今日の三年生は昨年養蚕を経験していますので、生きたお蚕を手にとってとても愛おしそうに撫ででいました。
N木さん指導の座繰り体験は、語り掛けるような親しみのある言葉で会話しながら進めてゆきました。
初めは緊張もあってでしょうか静かで大人しい児童たちですが、ひとたび生糸が小枠に巻き取られ始めますと「オオーすげー」「ワーきれい」などといった歓声が上がります。ハンドルを回す速度と小枠の回転数の関係や、あや振り棒の仕組みの説明を聞き「そう言うことか」と納得してくれます。中には小枠の生糸をそっと触って「シャンプー仕立ての髪の毛みたい」なんて感想もありました。
繭付けも体験し、糸口を出した繭で遊んで、あっという間の40分でした。
これは余談ですが、当校の都丸校長先生は私たち伝道師仲間S場さんの元同僚で、お勧めによって富岡製糸場、高山社跡も見学されたそうです。又、偶然ですが校長先生のご自宅は私の住まいとほんのひと足の所でした。
最後になりましたが、本日参加されたY澤さんに一言お詫びとお礼を申し上げます。今回は、どうしても自分の車だけでは対応し切れない事情がありまして、当日の朝、Y澤さんのご自宅からはとても遠回りになってご迷惑なことは重々承知の上で、県庁経由で現地へ行っていただく事を強引にお願いいたしました。機材運搬の手助けをしていただきました上に「これを一人でやるのは大変でしょう」とも言っていただきまして、申し訳ないやら有難いやらでした。
本日の担当はY澤さん、M田(順)さん、N木さん、Y田の四名でした。皆様大変お疲れ様でした。(S.Y:記)