「県立新田暁高校での学校キャラバン」報告
平成25年10月11日(金)、雨上がりの蒸し暑い中、N嶋弘さん、N島進さん、M田悟さん、H岡誠さん、Y沢朗夫さん、H比地、県から上原さんの7名により、太田市新田大根町にある群馬県立新田暁高校で10時から13時まで学校キャラバンを行いました。
同校は大正13年(1924)村立綿打実科女学校として設立され、その後、村立綿打高等実科女学校、県立佐波農業高校綿打分校、県立新田農業高校、県立新田高校と変遷し、平成8年(1996)群馬県ではじめての総合学科高校となり校名も県立新田暁高校と改称されたそうです。学科系列は、人文科学、自然科学、情報ビジネス、社会福祉、食文化、機械・電子技術の6系列104の科目が設けられているとのことです。
高橋俊雄校長先生のお話では、「開かれた学校づくりを、地域のニーズにこたえられる実践学習を目指しているので、可能な限り社会人講師をお招きして、指導していただく機会を設けており、今回もその一環としてお願いした。専門家の話が聞ける良いチャンスなので、時間の都合のつく先生方にも受講するよう今朝の職員ミーテングですすめた」とのことです。これは責任重大と一同気を引き締め直し、校長先生に挨拶を済ませ2階にある社会科教室に向かいました。
一足早く、広岡さんと上原さんが座繰りの準備してくれていたので大変助かりメンバーは授業開始を待つばかりでした。
今回は2年生の社会科郷土史の授業で2コマを「富岡製糸場と絹産業遺産を世界遺産へ」の理解を深めるという趣旨で開催し、人文科学系列および福祉系列の学生15名(男5名、女10名)が対象です。その他教員・父兄9名合計24名へのキャラバンとなりました。
10時55分授業開始です。担当の船橋先生の話から始まり、続いて参加生徒の紹介、伝道師の自己紹介を行い、11時5分から12時まで、パワーポイントによる中嶋弘さんのお話しです。豊富な専門知識を駆使しての熱弁に生徒たちは熱心に聞き入っておりました。特に木崎小や近隣の学校で養蚕体験のある生徒たちは興味深そうでした。
10分間の休憩をはさんで、12時10分から3人1組づつ、上州座繰りの糸繰り体験です。
繭作りまで体験していた生徒は糸繰り体験ができてよかったとの感想を寄せてくれました。
座繰り体験以外のグループには伝道師がそれぞれ張り付き、質問や群馬の絹産業についての説明を行い、理解を深めるよう勤めました。
途中、上毛新聞の取材が入り、教室内も盛り上がり、12時30分生徒全員と有志の先生の糸繰体験が終了し、12時45分まで感想文作成の時間にあてられキャンペーンは無事終了しました。後片付けを行い13時同校で解散しました。有志5名は近くにある「砂場そば店」で遅い昼食の天丼定食を食べながら情報交換を行い14時散会しました。
高橋校長先生、船橋先生にはこのような機会を設けていただき有難うございました。また、キャンペーンに参加して頂きました伝道師の皆さまご協力ありがとうございました。
(2013.10.11 N.T記)