富岡製糸場世界遺産伝道師協会 世界遺産情報

「富岡製糸場と絹産業遺産群」は日本で初めての近代産業遺産として2014年6月25日付でユネスコ世界遺産に登録されました。

コクーン新都心」における世界遺産伝道師活動

2014年11月08日 20時24分43秒 | 世界遺産伝道師協会

コクーン新都心」における伝道師活動

 

 10月18日(土)及び19日(日)の二日間にわたって行われたコクーン新都心(埼玉県さいたま市大宮区所在、以下「コクーン」という)に於ける伝道師活動について報告します(本報告は19日の模様を記録したものです)。

 

 今回の活動は、9月13日(土)から10月20日(月)迄の間、コクーンで行われた「富岡製糸場と絹産業遺産群」世界遺産登録記念展(片倉工業と富岡製糸場の歩み~創業から世界遺産登録まで~)の関連イベントの一環として行われたものであり、西毛県外支部が世界遺産課のご御協力をいただきながら実施したものです。

 

 活動は、トラス構造を模したアーチをくぐった先にある記念展示会場内の一角を利用して繭クラフト体験、世界遺産クイズ、パネル解説及び関係パンフレットの配布等を行うとともに、必要に応じてコクーン側が設置した富岡製糸場や片倉工業の歴史紹介コーナー、製糸場で使用されていた機器の展示コーナーについても、ご案内する形となりました。

 

 特に繭クラフト体験コーナーは、朝10時の開場後早々にお客様第1号が会場にお越しになり、その後も昼食時間帯を除いて、親子連れや連れ立って立ち寄る来場者で、順番待ちをして戴く程の盛況振りとなり、お待ちいただく間にクイズに挑戦していただいたり、パネル解説を受けていただく等効率的かつ効果的な伝道活動を行うことが出来たと考えます。

 

 今回は、ぐんま黄金をクラフト用繭として準備したためか、「初めて色の付いた繭を見た。」と興味を示す来場者の方々との会話も弾み、また文化審議会による富岡製糸場内3棟の国宝指定答申直後のためか、多くの方が「富岡製糸場と絹産業遺産群」についても改めて関心を持っていただけたとの印象を受けました。

 

 また、コクーン周辺が、新旧住民が混在する地域のため、会場となったコクーンがかっての片倉大宮製糸所の跡地にあることを懐かしがる方や、「この地に製糸所があったことを今回初めて知ったので、これから地域の事にもっと関心を持ちたい。」とお話にされる方もおられる等話題に事欠かない伝道活動が行えたと思います(因みに、片倉大宮製糸所は、大正5年に現在のコクーンを含む約7万8千坪の広大な敷地                  と360釜の規模を持つ製糸工場として新設され、戦時中は軍需工場に転用、戦後製糸所に再転換され、昭和46年まで製糸工場として稼働していたという歴史を有します。)

 

なお両日の参加伝道師等は以下のとおりです。

・10月18日(土)Y海、K谷、K藤、N塚、H岡、G閑各伝道および【県職員】I川の7名。

・10月19日(日)O田、H谷川、K林、K藤、N塚、T越各伝道師および【県職員】K生の7名。                            (A.T 記)

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