- 旧蚕糸試験場事務棟(蚕糸記念館)で座繰り・桑の木クラフト体験
5月19日(日)ぐんま絹遺産ガイドブックの冒頭に掲載されている旧蚕糸試験場事務棟(蚕糸記念館)で前橋市教育委員会(文化財保護
課)の依頼により、伝道活動を主体に座繰り・桑の木クラフトの体験を行いました。
事務棟は、前橋市の敷島公園ばら園に併設し、18日から「春のばら園まつり」が始まり好天に誘われ、終日、見物者は途切れることの
ない賑わいでした。
活動参加者4名は、午前9時の開館に合わせ現地に集合、30分の準備時間を要し、9時30分から活動をスタートさせ昼食を挟み午後4時の閉
館までの活動でした。
当日の担当は座繰り体験コナーにS,木嶋、M.鈴木・桑の木クラフトコナーにT.赤見、補助に吉澤朗夫がはり付き、状況を判断しながら6枚のパネル解説を行いました。
座繰り体験には、幼児から、初体験の中年女性、かって座繰りを日常のくらしとして体験のある高齢者も参加するなど多彩でした。
体験者数は県内各地をはじめ茨城県・栃木県・埼玉県等からの52名でした。木嶋伝道師の絶妙な口説と紡いだ製糸は荷物にならないお土産に満足し、体験者から好評を頂きました。
桑の木クラフトにも、活動開始直後から体験の者が列をなし、赤見隆伝道師は汗だくの奮闘、途中から吉澤が補助に付き、対応しました。
中途作業のニス塗り後の乾燥に5~8分程度の時間、パネルの解説や養蚕・織物等の説明を行いました。
このゆったりとした充分な交流時間は、世界遺産、登録への理解を容易に作用しているようでした。
桑の木クラフトには県外者を含め50名が参加しました。
東京から来た若い家族はクラフトの出来栄えに満足し、赤見隆伝道師に褒められ、あの照れ笑いをくれた童顔が私たちに対する活動のご褒
美のように映りました。 (A.Y 記)