お客さんとの接客はほぼ、女将を始め仲居さんに任せてはいるが
お電話のご予約の対応やお帰りの際のお見送り、送迎などで多少の接点はあり
元々、修行時代はサービス志願だったのもあり、やはりそこにも面白みを感じる
特に気にかけるのが “ 距離感 ”
こうした宿の者との会話ややりとりを求めて来られる方もおられれば
‘ どうぞ、おかまいなく~旅 ’が心地良い方もおられます
また、その中間点なお客さまも …
会話のなかから、親しみを求められていると感じれば
目上の方に対しても、少し言葉をやわらかく崩してお話しすると
お客さまも心を許してくださり、よい滞在を提供できるためのヒントを落としていってくれる
若かりし頃なら考えもしなかった、そもそもNGだったかもしれないアプローチ
予約電話や送迎のお迎えなどのファーストタッチのところで
気持ちよく感じていただけると、眺望も料理もお風呂も
すべての滞在が良いものになるし、こちらも十分な気持ちが入る
お客さんの多い日、少ない日に関わらずそんな空気が充満している時の感じは
この上なく心地良い

福良にご夫婦をお迎えにあがったが、お客さんもよいアプローチをしてくれるもので
ついつい、「今日のお造りは〇〇でね、煮付けは〇〇のいいのが入ったんですよ、
宝楽焼きならこの季節は〇〇がエエかと、唐揚げはね~ … … … 」
と、オーバーラップしてネタ晴らししてしまったことにも、大笑いしながら流してくれた^^;
まだまだ反省すべきところも多いがそれ以上に、ほんと来てよかったなって
思ってくれる回数が勝れば、楽しく仕事させてもらって前に進んでいるってことになる
… と、思う^^